2020-01-01から1年間の記事一覧

「撤退の時代だから、そこに齣を置く」赤坂憲雄

2020年の大みそか。快晴。 境川河畔、今朝は、10数羽のカモの群れの中、2羽がけんかするのを見かけた。水の上をスーッと静かに滑って行くカモには、諍いなど似合わないから、激しく羽をたたき合う姿にすこし驚いて足を止め、しばしその様子を見ていた。 今日…

12月25日 青葉台フィリアホール バッハプログラム

少し前のことになる。12月25日、青葉台のフィリアホールで小さなコンサートがあった。夜の部に一人で出かけた。「愉音」主催。前回11月はピアニストの梯剛之とヴァイオリンの松本紘佳。ベートーヴェンプログラムだった。今回はクリスマスコンサートと銘打っ…

ちょっと変わったスーパーの話。

昨日、午前中に今年最後の買い物にいつものスーパーへ。 林間モールという広い敷地にカインズホーム、クリアエイトや王将、丸亀製麺、すきや、かごのや、ダイソー、眼鏡市場、等々が入っていて、スーパーエイビイはカインズホームと並んで敷地面積が広い。 …

 学校労働者に対する変形労働時間制に抗して(第37回教育労働者全国交流集会in御殿場 でのレポート) 

8月に御殿場で行われた教育労働者交流集会で短いレポートをした。そのまとめが冊子となって発行されている。自分の分はデータがあるので、ここに再録する。 2019年秋に可決された”改正”給特法、目玉である変形労働時間制の条例化の背中を押そうと文科省は躍…

久しぶりにレコードを堪能する

12月28日 明け方は曇天。気温は高め。 今朝は、20分ほど歩いたところで、いきなりカワセミのホバリングに遭遇。 予告もなく、つまり啼き声は全く聞こえなかったのだが、水面から2㍍のところ。超高速で羽を動かしながら、獲物を狙っている。 「あ、カワ…

薄暮シネマ№ 127 ~№ 130  『ローズの秘密のページ』『ザ・レッスン 女教師の返済』『町田くんの世界』『マチネの終わりに』

薄暮シネマ№ 127 ~№ 130 12月17日(木)№127 『ローズの秘密のページ』(2016年/108分/アイルランド/原題:The Secret Scripture/監督:ジム・シェリダン/出演:ルーニー・マーラー バネッサ・レッドグレーブ エリック・バナ ジャック・レイナー テオ…

オンライン誕生会と『存在 増田賢治さんをしのんで』

今年最後の日曜日。 暮れのあわただしさは、いまのところ全くない。 いつもなら、「実家」の営業のためにバタバタと準備をし始めている時期だが、今年は 帰省?は中止。それぞれの家でそれぞれの年越しとお正月に。 昨日、午前中に久しぶりに次女のところへ…

『長いお別れ』いい家族、いい映画にしすぎなのでは?

たまらないうちに12月前半の?ハクボシネマの覚書。 今月18日に封切られ上映中『私をくいとめて』(のん主演)の評判が良いようだ。前作『勝手にふるえてろ』も、原作綿谷りさ、監督・脚本大久明子のコンビ。Amazonプライムにあったので見てみた。続かなかっ…

境川でイタチ発見。  多田謠子反権力人権賞受賞発表会 宮城秋乃さん 青木惠子さん そして北村小夜さん。

今朝、4時の気温、0.9℃。5時には2℃を超え、夜明け直前の6時半にまた0.9℃に。 へえ~。 きのう、境川河畔。 葉を落とした木にとまるシジュウカラを見つけて眺めていると、珍しくメジロを3羽見つける。きれいなウグイス色。 きのうの収穫はまたまた初めての生…

映画『滑走路』20代前半、30代後半、そして15歳と世代が全く違う3人が、実は同じ年齢であって、中学時代、同じ空間にいたことが少しずつ明らかになっていく。 この枠組みの作り方が、わざとらしくなくとっても自然で、いい。3人のそれぞれの鬱屈の重なり方が、安っぽくないのだ。 

240枚の折り紙でできているとのこと。Mさんの作。 ジャック&ベテイで 『滑走路』(2020年/120分/日本/監督:大場功睦/原作:萩原慎一郎/脚本:桑村さや香/出演:水川あさみ 浅香航大 寄川歌太他/2020年11月20日公開) を見た。 32歳で自ら命を絶った…

厳冬到来。誤解ばかりしている国民に対し、ガースー、真摯に反省だと。

今朝、冬到来を実感。 未明の4時ごろに2.3℃だった外の気温が、夜明け前の6時半過ぎに1.1℃に。 昨日は、横浜は東京より温かいと書いたが、あまり変わらないようだ。 ニュースを見ていたら、ガースーと銀座のステーキ屋で飯を食った王貞治氏とみのもんた氏がテ…

相撲道とかサムライなんて言わなくても、200キロ前後の男たちが直径4.55㍍の土俵で頭からぶつかり合うという、世界に類を見ない独特のスポーツをさまざまな視点から解き明かすというようなものをやってほしい。

まさかこういう映画、午前中から見に来る人はそうはいないだろうと思って,オンライン予約をしないで若葉町のジャック&ベティまで出かけた。50人近く入っていた。レディスデーであったせいか女性の姿も目立った。何とかいつもの席につけた。 『相撲道 サムラ…

無人オーケストラコンサート 立体音響技術の臨場感 ナマの音への飢餓感を増幅させるすごい音

火曜日が終わるとホッとする。 Zoomによる授業、12回目が終了した。あと3回、今年に限ってはあと1回。ようやく向こう岸が見えてきた。毎回オンラインでの90分はかなり疲れる。早く岸辺にたどり着きたいものである。 天気が安定している。西高東低の冬型が定…

竹内良男さん「ジャーナリスト基金賞奨励賞」を受賞、北村小夜さん「多田謠子反権力人権賞」を受賞。

年に二度叙勲受章者が発表される。 文化功労者と文化勲章の違いもよく知らない。 勲章にもいろいろな種類があって、色があって・・・。 新聞を見ながら「おお、この人もこういうのをもらうのか」と思う人もいる。スポーツや音楽、美術の分野の人に対しては「…

『泣く子はいねぇが』作り手の思い込みが強すぎて、伝わるものが半減しているような気がする。あちこちで冗長だなと感じるシーンがいくつもあった。

二日続けての早朝映画。4日(金)。昨日の『シラノ・ド・ベルジュラック』は9時40分からだったが、今日はもっと早く9時10分。1回だけの上映。 『泣く子はいねぇが』(2020年/108分/日本/監督・脚本:佐藤快磨/出演:仲野太賀 吉岡里帆/2020年11月20日公…

『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい』何も書かれていない脚本から始まり、上演禁止を経てパリの民衆の力で上演に至るまでのドタバタ劇が、小気味よいほどに繰り広げられる。

どこのシネコンでもそうだが、封切り時には一日4回ほども上映したものが、早いものでは2週間で早朝を含めた2回になり、1週間後には早朝だけになる。「鬼滅の刃」の勢いは最終巻初版395万部とともに衰えを知らないが、10月11月と封切られた邦画は早々と姿を消…

アライグマが普通に歩いている東京都町田市、境川遊歩道。「駆除の対象」は少し不公平。悪いのはいつも人間のほう。

初冬、と言っていい時期なのだが、晩秋でもある。天気は日中変転する。 朝は昨日も今日も曇天。 同じようで違う境川河畔。 今朝は鳥の声がひときわ大きかった。 十数羽の群れで動くカワウが、ひっきりなしに場所を変え、思い思いに頭を水に突っ込み、餌をつ…

11月のハクボシネマ10本。『希望の灯り』が印象的。媚びも妥協もない「これを描きたい」という強い意志を感じさせる映画。統一ドイツの中の埋めきれない東西の人々の心の溝。しみいるような映画だ。  

この皿も林秋実さんがつくったもの。 ハクボシネマの記録(11月) 『0.5ミリ』(2013年/196分/日本/監督・脚本:安藤桃子/エグゼクティブプロデューサー:奥田瑛二/フードスタイリスト:安藤和津/出演:安藤サクラ 津川雅彦 木内みどり 織本順吉 柄本…

『罪の声』パズルのピースがはまりすぎる。『ローヤルホテル』桜木紫乃の情感が全く感じられない。

山荘五合庵 使われている器の多くは近くに住む陶芸家林秋実さんの培う窯で焼かれたもの。お銚子の中身は伊那の酒黒松仙醸 11月末日 11月の映画の記録。 18日(水)グランベリーパークシネマ 『罪の声』(2020年/142分/日本/原作:塩田武士/監督:土井裕…

11月・・・セキュリティ最優先の「閉じた横浜新市庁舎」見学。教員の働き方・・・80時間超えの残業をどうする? 大腸ポリープ除去初体験。

山荘五合庵 土瓶蒸し 11月も明日で終わり。 月並みだが、早いものである。飛ぶように過ぎていく。 一度だけ遠出をした。19日。 次兄に誘われて、Mさんと一緒に赤城山の紅葉を見に一泊で出かけた。 紅葉と云っても私は色覚異常があるので、紅葉の鮮やかさはさ…

この地に移り住んで11年。様変わりである。 それでも境川の風景と生きものは散歩する者の目を楽しませてくれる・・・で終わればいのだが。

山荘五合庵 秋の先付(10月15日) あと2日で12月。例年に比べ暖かい日が続いている。 今朝も10℃だったが、散歩に出てみると日が差すにつれ気温は上がり、手袋は10分ほどで要らなくなる。薄いネックウオーマーは15分ほどで用なしである。 以前にも書いたが、…

コロナ禍は、日常の些末な楽しみも惜しみなく奪ってしまう。 一日も早い終息が訪れることを願うばかりだ。

今年も取り寄せた信州・安曇野のおぐらやま農場の自然農法のリンゴ。味、触感、まったく違う。 朝刊がビニール袋に入っていなかったから、雨が降り出したのは3時過ぎだろうか。 霧雨の中、散歩に出る。気温は10度前後だが、風があるせいかもっと低く感じる。…

また同じことが繰りかえされ、そればかりか今度は「おれは間違っていない!」と強弁するありさま。 恥の上塗り、である。 12000人を超える教職員をビビらせるための見せしめ処分を続けてきた報いである。 もっと丁寧にきっちりしたしごとをせい!である。

「人事委員会裁決」に対する意見への回答書(横浜市教委) 前回の問題である。 2016年の体罰案件に対して出された横浜市人事委員会の決定に対する市教委の正式見解がこれである。神奈川新聞の報道は、正確に市教委の姿勢を報じていたことがわかる。 それにし…

横浜市人事委員会、教育委員会の体罰処分(戒告)を取り消す。教育委員会事務局コメント「調査が不十分だったという裁決であり、体罰があったという判断が誤っていたとの認識はない」こんな理屈が通用するのか。

土曜日の朝の空 以下の文書は、横浜市教育委員会の「記者発表」からの引用である。 横浜市記者発表概要 令和2年11月6日 教育委員会事務局 教職員人事部教職員人事課 懲戒処分に対する人事委員会の裁決(取消し)について教育委員会は、平成28年8月1日、児…

中澤晶子さんの『ワタシゴト』の紹介、ワタシゴトとしての被服支廠保存問題。大牟田聡さんのお話。

先週の土曜日、朝日新聞広島支局の宮崎園子さんという記者から電話があった。 Twitterでお名前は知っている。フォローもしている。お子さんのことなど日々の生活と仕事を重ねて、いい感じでつぶやいている方だ。明るい人だなという印象だったが、実際に話し…

大竹しのぶ「ファイト!」11月7日の『ミュージックフェア』の幸福な時間。

11月7日にあった『ミュージックフェア』の録画をMさんが見ているのを、となりの部屋で聴いていた。 中島みゆきの『ファイト!』が聴こえた。 なんだ、これは? 大竹しのぶ、だ。 夜、酒を呑みながら聴いた、見た。 最近とみに涙腺が弱くなりつつあるのに、酒…

渦中にいて必死に感染を防ごうとしている人たちにとって、受診や検査のキャンセルが闘う意欲をそぎ、気持ちの張りを失くすもとだということは重々分かっているつもりだ。 しかし患者の立場からすると、いくらかでもリスクがあるならば、回避したいと考えるのも一つの判断だと思う。

ファイザー製薬が新型コロナのワクチン製造に目途がたったと発表。今、世界中がこのワクチンで浮足立っている。 日本は11月に入って感染者が増えてきている。北海道、東京、神奈川も。 横浜では二つの病院でのクラスターが報じられた。鶴見のさいわい病院と…

萩生田大臣の『修学旅行にGoToを』は、国策推進のために「他人のふんどし」を使って、学校や児童、生徒を効率よく利用しようという試み。この呼びかけでまた現場はいらぬ問題を抱え込むことにならないか。

グランベリーパークのくまの親子(散歩の途中で) 「文部科学省新着情報メール配信サービス」を登録している。無料である。 大変な分量だから、毎回は読まない。 気が向いたり、気になることがあるとさかのぼって見てみたりする。 フォローしているTwitterで…

11月5日 カワセミ、ホバリングから急降下で小魚を捕る

5日、快晴。抜けるような青空というのはこういうのを云うのだろう。 富士山は、青みが消えて真っ白に。秋、深まれりである。 この日、カワセミの狩りをじっくりと見た。 川の中に流れてきた木の枝などが引っかかって、止まり木のようなものがいくつかできて…

梯剛之×松本紘佳 フィリアホール ベートヴェン生誕250年 『月光』と『クロイツェルソナタ』精妙な建築物・・・珍しいハプニングあり。

昨日、東京で木枯らし一号が吹いたとのこと。 夜、青葉台からの帰り道、南町田の駅から歩いたのだが、存外にあたたかく、少し厚手のジャンパーは脱いでしまった。 木枯らし一号といえば、いつもそこそこ冷たい風が吹くものだが、昨夜は風もなく、少しだけ欠…