中教審、二つのアドバルーン。問題の先送りと無用な階層化が教員の働き方を変えられるかだが、そもそもアドバルーンがいつの間にか萎んでしまうのが今までの通例。

この4月から、医療や各種ドライバー、建設などで「働き方改革」が始まった。 ひと月の残業時間は、原則45時間、年間360時間という規制。 報道番組で取り上げられるのは物流、運送関係が多い。 経営者側にとっては、運送量の減少、ドライバーの確保、経営コス…

4年半ぶりの会津。

久しぶりの帰省。コロナに阻まれた4年半。 大学入学で会津を出てから、こんなに長いこと帰らなかったことはない。 2泊3日の小旅行。 新横浜から新幹線を乗り継いで北上する。 こだまは案外込んでいる。通勤の人たちだろうか。 東北新幹線からは旅気分。久し…

2024年4月の映画寸評② 『青春ジャック止められるか、俺たちを2』 『戦雲(いくさふむ)』

2024年4月の映画寸評② <自分なりのめやす> お勧めしたい ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ みる価値あり ⭐️⭐️⭐️⭐️ 時間があれば ⭐️⭐️⭐️ 無理しなくても ⭐️⭐️ 後悔するかも ⭐️ 『青春ジャック止められるか、俺たちを2』(2024年製作/119分/日本/脚本・監督:井上淳一/出演:…

「大丈夫、誰も私を刺すことは出来ないわ」という自信が小池にはあるのだろう。 権力者の間を渡り歩いてきた彼女なりの処世術が、今度もものを言うのだろうか。

小池百合子が記者会見。 文藝春秋やyoutube、テレビでのいくつかの学歴詐称についての報道にコメントをしている。 カイロ大学から卒業証書をもらっている、なんの問題もない、選挙になるとこの話題が出る、残念だ、といったところ。 堂々としたものである。 …

『椿の海の記』をみる。

ずいぶん春めいてきた。境川河畔をわたる風はやわらかく、微風が桜の花びらを散らしている。 今年の桜は長持ちした。入学式どころか今日明日の土日も十分花見が愉しめそうだ。 柴犬のリクちゃんを連れた安藤さん、オオシマザクラの下で3人+1匹で立ち話。安…

辻原登さんと山内若菜さん

今朝、散歩時の気温が18℃。ツバメを見た。これもまた春の兆し。 鶴間小学校ではグランドで始業式だろうか、児童が全員整列して坐っているのがみえる。 「また、学校始まるんだね」とMさん。 帰途、再び鶴間小学校。式はまだ続いている。離退任式でもやってい…

散歩、病院、3人展

朝刊がビニールで包まれている。明け方まで雨が降っていたようだ。開けた玄関ドアから入ってくる空気が少し湿気を帯びている。乾燥に慣れたカラダには気持ちがいい。明るくなるにつれ、日差しも出てくる。春らしい朝。 散歩の途中、そろそろ亀が出てくる頃だ…

2024年4月の映画寸評①と大谷のファインプレー

11時からBSNHKでドジャース・ジャイアンツ戦を見る。前半は真面目に、後半は大谷中心に。2打席目だったか大谷はファーストゴロで全力疾走。打球は早く、普通なら捕球したファーストがカバーのピッチャーにトスしてアウトのケース。しかし驚くことに大谷はピ…

48年前の4月1日

3日。4月最初の映画に出かける。 街を歩くと、スーツ姿の若者に行き合う。 3日目ともなると、何人かで連れだって歩く姿にも余裕が見えるが、1日は違った。 男女の就活ルックの2人が、スマホを見つめながら急ぎ足で歩いていくのに行き合った。 時間は9時半。…

犬の知り合い?に会う 

ようやく桜が咲き始めた。 横浜の開花予想は21日だった。10日以上も遅かったことになる。 咲きはじめたとたん、天気がぐずつくようになった。 今日も河畔に出たところで水面に小さな波紋が。 歩き始めてすぐにMさん、「あっココちゃんだ!」。 「今日はココ…

横田泉さん『精神医療のゆらぎとひらめき』ほか3月のあれこれ

3月も明日で終わり。2月の月末には飲む機会が増えたと書いた。 2020年の今頃は、全校休校。世の中はコロナに怯えていた。4年目になる。 何が変わって何が変わらないのか。自分の生活を見る限りは、大きく変わったことはない。4歳歳をとったというのは間違い…

五つ星は『瞳をとじて』『イル・スール』『落下の解剖学』 2024年3月の映画寸評②

2024年3月の映画寸評② <自分なりのめやす> お勧めしたい ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ みる価値あり ⭐️⭐️⭐️⭐️ 時間があれば ⭐️⭐️⭐️ 無理しなくても ⭐️⭐️ 後悔するかも ⭐️ ㉖『瞳をとじて』 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 3月15日kiki (2023年/169分/スペイン/原題:Cerrar los ojos /監…

老人よ、外に出よう。

毎日のルーティンの散歩。最近は出かける時間も遅くなった。7時40分ごろだ。気温に低い時間は避けている。 コースは、目黒の交差点近くの横浜市瀬谷区と大和市の間の鶴間橋から、その上流2kmのところにある町田市と大和市の間の鶴間橋際にある鶴間橋の往復…

リドリー・スコットの4Kレストア版『テルマ&ルイーズ』ほか3月の映画寸評①

2024年3月の映画寸評① <自分なりのめやす> お勧めしたい ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ みる価値あり ⭐️⭐️⭐️⭐️ 時間があれば ⭐️⭐️⭐️ 無理しなくても ⭐️⭐️ 後悔するかも ⭐️ ㉒『テルマ&ルイーズ』(1991年/129分/アメリカ原題:Thelma & Louise /制作・監督:リドリー・ス…

『人間は老いを克服できない』(池田清彦・2023年12月・角川新書・900円税別)死んで自我が消えれば全てチャラ

『人間は老いを克服できない』 (池田清彦・2023年12月・角川新書・900円税別) 動物は、苦痛から逃れたいとは思うだろうが、死ぬのは怖くないに違いない。そう断言すると、動物になったことがないのに、どうしてそんなことが分かるんだ、と絡んでくる人がい…

『未明の砦』(太田愛)を読む。・・ この国の人間には社会という概念がないのだ。あるのは帰属先だけ。自分のいる会社、自分のいる学校、自分のいる家族。顔の見える相手がいて息苦しい人間関係に縛られた帰属先しかない。そもそも社会という概念がないのだから、社会にどれほど醜悪な不正義や不公正が蔓延しようと、自分に実害がないかぎり無関係な事象でしかないのだ。

9日、朝。気温3℃。 満開のミモザと降霜、奥に咲いているのは緋寒桜だろうか。 冬と春が同居する。今朝も快晴。丹沢の雪も富士山も輝いている。気温2℃。 太田愛『未明の砦』(KADOKAWA・2023年7月・2860円)、600ページある大部の小説。三日かかったが読み…

『ビヨンド・ユートピア 脱北』など、2024年2月の映画寸評③と配信寸評

2024年2月の映画寸評③ <自分なりのめやす> お勧めしたい ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ みる価値あり ⭐️⭐️⭐️⭐️ 時間があれば ⭐️⭐️⭐️ 無理しなくても ⭐️⭐️ 後悔するかも ⭐️ (20)『父は憶えている』(2022年/105分/キルギス・日本・オランダ・フランス 合 作/原題:Esimde…

「映画・ドラマとマイノリティ存在」を書いた。(飢餓陣営58号2024年2月刊)

佐藤幹夫さん編集の思想誌『飢餓陣営』58号に「映画・ドラマとマイノリティ存在」という文章を書いた。日記形式の映画評の2回目で、10頁ほどの原稿である。1回目は前号57号にやはり日記形式で『「社会は何も変わんねえんだよ」はほんとうか』を書いた。 表題…

呑み会、いろいろ。

会食の機会が増えている。 K氏とは、相談のことがあり、当該の人と弁護士事務所に同道するなどして、都合3回会うことなった。 13日は、千葉柏在住の友人Y氏の裁判傍聴に、松戸にある千葉地裁松戸支部まで。 会計年度職員の学習サポーター採用問題。組合活動…

つがいのカワセミ

ここ数日、朝の気温は3℃〜5℃で推移している。 風があると晴れていても体感温度はかなり低く、寒い。 今朝のように、3℃を下回りそうな日でも、日が出て風がないと歩き始めてすぐに汗ばむ。 境川に出る前でに通行量の多い八王子街道、目黒の交差点を通るのだ…

『最悪な子どもたち』『夜明けのすべて』『コット はじまりの夏』 2024年2月の映画寸評②

2024年2月の映画寸評② <自分なりのめやす> お勧めしたい ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ みる価値あり ⭐️⭐️⭐️⭐️ 時間があれば ⭐️⭐️⭐️ 無理しなくても ⭐️⭐️ 後悔するかも ⭐️ (12)『宝くじの不時着 一等当選くじが飛んでいきました』(2022年/韓国/113 分/原題:6/45/脚本…

「うらをみせ おもてをみせて ちるもみじ」信州伊奈高遠 ”山荘五合庵” 閉じる。

山荘五合庵を見つけたのは、今はもうないが「一個人」という雑誌の中だった。そこに載っていた下の写真と朝食の素敵さに惹かれた。ご夫婦二人だけの営み。 標高1200m。向こうに見えるのは入笠山。電線は全くない。一枚の絵のような風情に惚れた。 二間ある別…

村岡栄一『去年の雪』ありがとう さようなら 漫画と人生

言い古された言い方だが、二月は「逃げる」。気がつけばもう月末。いつもより1日多いが、日々の時間が飛ぶように過ぎていく。 ミモザ、枝は折れたが今が盛り。それに境川河畔の河津桜も満開。 土曜日にとんとご無沙汰だった蕎澤へ。 1月は全休で、2月も初め…

『ファースト カウ』など2024年2月の映画寸評⓵

年が変わってから映画館によく足を運んでいる。 2024年2月の映画寸評⓵ <自分なりのめやす> ぜひお勧めしたい ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ みる価値あり ⭐️⭐️⭐️⭐️ 時間があれば ⭐️⭐️⭐️ 無理しなくても ⭐️⭐️ 後悔するかも ⭐️ (8)『いま、ダンスをするのは誰だ?』(2022年…

1月のあれこれ

2月も半ばを過ぎたのに1月にみた映画のことを書いている。内容はほぼ忘れているが、、思い出そうとするとよみがってくるものもある。 老人の日々の記録など取るに足らないものだが、生活のディテールは一日いっとき同じものはない。1月のあれこれを思い出…

「PERFECT DAYS」など2024年1月映画寸評②と配信寸評

みても次々に忘れていく。中身はともかく?みたことだけでも記録しておかないと、何にも残らない。よかったのか、つまらなかったのか、これを読んでくださっている方に<自分なりのめやす>をお知らせすることにした。 2024年1月映画寸評② <自分なりのめや…

「正欲」など2024年1月映画寸評①

昨日は春一番。境川沿いの河津桜も咲き始めた。 今朝は一転、北風。カワセミの姿も見えない。 2024年1月 映画寸評① <自分なりのめやす> ぜひお勧めしたい ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ みる価値あり ⭐️⭐️⭐️⭐️ 時間があれば ⭐️⭐️⭐️ 無理しなくても ⭐️⭐️ 後悔するかも ⭐️ (1…

友人が住む穴水町、全壊、半壊1000世帯超、死者16名。

1月はブログに気持ちが向かなかった。 能登地震、羽田の事故と続いて始まった2024年。 それまで、ジャニーズ、日大、宝塚、パレスチナが授業の初めのトピックス交換の定番だったが、能登の地震がそこに加わった。 学生の中に東北で育った人も何人かいて、彼…

「小澤征爾さん、死去」

夜明け前、いつものように玄関のドアを開けて朝刊をとった。 いつも一面のタイトルだけ見る。 「小澤征爾さん 死去」。驚きはするが、すぐに「長い間ご苦労様でした」とひとりごちる。88歳。心不全。心臓が動くのをやめた。自然なことなのだと思う。 誰もが…

沢村貞子『老いの道づれ』(1995年 岩波書店)で、山田太一に出会った。

雪の重みで折れた近所のミモザの木、裂かれた枝が無惨だったが、今朝は片付けられていた。樹影は3分の2ほどに。 ひとり散歩。Mさん、昨日から不調。風邪のようだ。 出かける予定を変更。先日、本を整理中の友人K氏からもらった『老いの道づれ』(沢村貞子 1…