2020年12月の記事

「撤退の時代だから、そこに齣を置く」赤坂憲雄

2020年の大みそか。快晴。 境川河畔、今朝は、10数羽のカモの群れの中、2羽がけんかするのを見かけた。水の上をスーッと静かに滑って行くカモには、諍いなど似合わないから、激しく羽をたたき合う姿にすこし驚いて足を止め、しばしその様子を見ていた。 今日…

12月25日 青葉台フィリアホール バッハプログラム

少し前のことになる。12月25日、青葉台のフィリアホールで小さなコンサートがあった。夜の部に一人で出かけた。「愉音」主催。前回11月はピアニストの梯剛之とヴァイオリンの松本紘佳。ベートーヴェンプログラムだった。今回はクリスマスコンサートと銘打っ…

ちょっと変わったスーパーの話。

昨日、午前中に今年最後の買い物にいつものスーパーへ。 林間モールという広い敷地にカインズホーム、クリアエイトや王将、丸亀製麺、すきや、かごのや、ダイソー、眼鏡市場、等々が入っていて、スーパーエイビイはカインズホームと並んで敷地面積が広い。 …

 学校労働者に対する変形労働時間制に抗して(第37回教育労働者全国交流集会in御殿場 でのレポート) 

8月に御殿場で行われた教育労働者交流集会で短いレポートをした。そのまとめが冊子となって発行されている。自分の分はデータがあるので、ここに再録する。 2019年秋に可決された”改正”給特法、目玉である変形労働時間制の条例化の背中を押そうと文科省は躍…

久しぶりにレコードを堪能する

12月28日 明け方は曇天。気温は高め。 今朝は、20分ほど歩いたところで、いきなりカワセミのホバリングに遭遇。 予告もなく、つまり啼き声は全く聞こえなかったのだが、水面から2㍍のところ。超高速で羽を動かしながら、獲物を狙っている。 「あ、カワ…

薄暮シネマ№ 127 ~№ 130  『ローズの秘密のページ』『ザ・レッスン 女教師の返済』『町田くんの世界』『マチネの終わりに』

薄暮シネマ№ 127 ~№ 130 12月17日(木)№127 『ローズの秘密のページ』(2016年/108分/アイルランド/原題:The Secret Scripture/監督:ジム・シェリダン/出演:ルーニー・マーラー バネッサ・レッドグレーブ エリック・バナ ジャック・レイナー テオ…

オンライン誕生会と『存在 増田賢治さんをしのんで』

今年最後の日曜日。 暮れのあわただしさは、いまのところ全くない。 いつもなら、「実家」の営業のためにバタバタと準備をし始めている時期だが、今年は 帰省?は中止。それぞれの家でそれぞれの年越しとお正月に。 昨日、午前中に久しぶりに次女のところへ…

『長いお別れ』いい家族、いい映画にしすぎなのでは?

たまらないうちに12月前半の?ハクボシネマの覚書。 今月18日に封切られ上映中『私をくいとめて』(のん主演)の評判が良いようだ。前作『勝手にふるえてろ』も、原作綿谷りさ、監督・脚本大久明子のコンビ。Amazonプライムにあったので見てみた。続かなかっ…

境川でイタチ発見。  多田謠子反権力人権賞受賞発表会 宮城秋乃さん 青木惠子さん そして北村小夜さん。

今朝、4時の気温、0.9℃。5時には2℃を超え、夜明け直前の6時半にまた0.9℃に。 へえ~。 きのう、境川河畔。 葉を落とした木にとまるシジュウカラを見つけて眺めていると、珍しくメジロを3羽見つける。きれいなウグイス色。 きのうの収穫はまたまた初めての生…

映画『滑走路』20代前半、30代後半、そして15歳と世代が全く違う3人が、実は同じ年齢であって、中学時代、同じ空間にいたことが少しずつ明らかになっていく。 この枠組みの作り方が、わざとらしくなくとっても自然で、いい。3人のそれぞれの鬱屈の重なり方が、安っぽくないのだ。 

240枚の折り紙でできているとのこと。Mさんの作。 ジャック&ベテイで 『滑走路』(2020年/120分/日本/監督:大場功睦/原作:萩原慎一郎/脚本:桑村さや香/出演:水川あさみ 浅香航大 寄川歌太他/2020年11月20日公開) を見た。 32歳で自ら命を絶った…

厳冬到来。誤解ばかりしている国民に対し、ガースー、真摯に反省だと。

今朝、冬到来を実感。 未明の4時ごろに2.3℃だった外の気温が、夜明け前の6時半過ぎに1.1℃に。 昨日は、横浜は東京より温かいと書いたが、あまり変わらないようだ。 ニュースを見ていたら、ガースーと銀座のステーキ屋で飯を食った王貞治氏とみのもんた氏がテ…

相撲道とかサムライなんて言わなくても、200キロ前後の男たちが直径4.55㍍の土俵で頭からぶつかり合うという、世界に類を見ない独特のスポーツをさまざまな視点から解き明かすというようなものをやってほしい。

まさかこういう映画、午前中から見に来る人はそうはいないだろうと思って,オンライン予約をしないで若葉町のジャック&ベティまで出かけた。50人近く入っていた。レディスデーであったせいか女性の姿も目立った。何とかいつもの席につけた。 『相撲道 サムラ…

無人オーケストラコンサート 立体音響技術の臨場感 ナマの音への飢餓感を増幅させるすごい音

火曜日が終わるとホッとする。 Zoomによる授業、12回目が終了した。あと3回、今年に限ってはあと1回。ようやく向こう岸が見えてきた。毎回オンラインでの90分はかなり疲れる。早く岸辺にたどり着きたいものである。 天気が安定している。西高東低の冬型が定…

竹内良男さん「ジャーナリスト基金賞奨励賞」を受賞、北村小夜さん「多田謠子反権力人権賞」を受賞。

年に二度叙勲受章者が発表される。 文化功労者と文化勲章の違いもよく知らない。 勲章にもいろいろな種類があって、色があって・・・。 新聞を見ながら「おお、この人もこういうのをもらうのか」と思う人もいる。スポーツや音楽、美術の分野の人に対しては「…

『泣く子はいねぇが』作り手の思い込みが強すぎて、伝わるものが半減しているような気がする。あちこちで冗長だなと感じるシーンがいくつもあった。

二日続けての早朝映画。4日(金)。昨日の『シラノ・ド・ベルジュラック』は9時40分からだったが、今日はもっと早く9時10分。1回だけの上映。 『泣く子はいねぇが』(2020年/108分/日本/監督・脚本:佐藤快磨/出演:仲野太賀 吉岡里帆/2020年11月20日公…

『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい』何も書かれていない脚本から始まり、上演禁止を経てパリの民衆の力で上演に至るまでのドタバタ劇が、小気味よいほどに繰り広げられる。

どこのシネコンでもそうだが、封切り時には一日4回ほども上映したものが、早いものでは2週間で早朝を含めた2回になり、1週間後には早朝だけになる。「鬼滅の刃」の勢いは最終巻初版395万部とともに衰えを知らないが、10月11月と封切られた邦画は早々と姿を消…

アライグマが普通に歩いている東京都町田市、境川遊歩道。「駆除の対象」は少し不公平。悪いのはいつも人間のほう。

初冬、と言っていい時期なのだが、晩秋でもある。天気は日中変転する。 朝は昨日も今日も曇天。 同じようで違う境川河畔。 今朝は鳥の声がひときわ大きかった。 十数羽の群れで動くカワウが、ひっきりなしに場所を変え、思い思いに頭を水に突っ込み、餌をつ…

11月のハクボシネマ10本。『希望の灯り』が印象的。媚びも妥協もない「これを描きたい」という強い意志を感じさせる映画。統一ドイツの中の埋めきれない東西の人々の心の溝。しみいるような映画だ。  

この皿も林秋実さんがつくったもの。 ハクボシネマの記録(11月) 『0.5ミリ』(2013年/196分/日本/監督・脚本:安藤桃子/エグゼクティブプロデューサー:奥田瑛二/フードスタイリスト:安藤和津/出演:安藤サクラ 津川雅彦 木内みどり 織本順吉 柄本…