2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『お終活 熟春 人生百年時代の過ごし方』2021年製作/113分/G/日本/監督・脚本:香月秀之/出演:水野勝 高畑淳子 橋爪功 剛力彩芽ほか/2021年5月21日公開)

バッハ会長、やっぱり広島に行くのだとか。 さまざまな観測があるが、IOCと国連の援護を受けてヒロシマで”オリンピック休戦”をアピール、その先に手を伸ばしてつかみたいのはノーベル平和賞か。 この世の実益は十分に勝ち得たから、あとは毀誉褒貶の多い風評…

バッハ会長、アンタはどうして広島に行きたいのか?

こちらでは報道はなかったが、昨日6月27日に中国新聞が報じ、ネットで確認するとテレビ新広島とテレビ広島が今日報じたようだ。 ”ぼったくり男爵”たちが、広島を政治利用しようとしている。 「平和大使」を気取って広島を訪問、日本国内の反五輪の空気をやわ…

『武満徹・音楽創造への旅』(2016年 立花隆) と 『いまここに在ることの恥』(2006年 辺見庸)について

4月に作家の立花隆が亡くなっていたことが報じられた。80歳。死因は急性冠症候群(ACS=冠動脈が突然閉塞し、不安定狭心症や心筋梗塞が起きること)とのこと。 他人事とは思えない。 例によって、私は立花隆の熱心な読者ではない。では誰の著作に対して熱心…

『BLUE ブルー』(2021年製作/107分/日本/監督・脚本:吉田恵輔/出演:松山ケンイチ 東出昌大 木村文乃 柄本時生/公開2021年4月)特段、この映画にテーマなどない。いらない。人間は日々みなこんなふうに生きている。かっこよくもなく、ときにエゴイスティックでいつもエッチなことを考えながら、何かにのめりこむこともある。ほとんどの場合、それが何かに結実することなどない。 だからなのか、誰もがいつもどこか孤独であって、誰かに手を伸ばそうとするのだが、誰かがそれを受け止めてくれる保証などない。それでも

映画備忘録。 6月17日(木)ジャック&ベテイの二本目。 『BLUE ブルー』(2021年製作/107分/日本/監督・脚本:吉田恵輔/出演:松山ケンイチ 東出昌大 木村文乃 柄本時生/公開2021年4月) ずっと楽しみにしていた映画。やっと。 すごくおもしろかった。み…

有観客にこだわったのは日本側と東京スポーツ。 コロナインパール作戦はつづく。  小池都知事、入院。何かある?勘繰りたくなる。  文科大臣、徳島と福島くらい区別をつけてほしい。  『路上』150号=終刊 創刊は1966年1月、60年安保闘争は「路上」でこそ行われた。

きょう、沖縄慰霊の日。 報道がずいぶん少ない。埋め草のような記事はたくさんあるのに。 きのう、『百日告別』(2015年)という台湾の映画をみた。主人の一人シンミンは婚約者を交通事故で亡くす。二人で訪れるはずだった沖縄へシンミンは一人で船で向かう。…

『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』抑圧的な社会主義国家を忌避、西側社会へ憧れて、自由な行き来が保証されるされる代わりにスパイ行為を強制されたと考えるのだが、グンダーマン自身は東ドイツの社会主義に対して一定の愛着を持っている。東ドイツの秘密警察のスパイとして西側を往来するうちに、それを利用して亡命するのならばわかるのだが、グンダーマンは統一後も東ドイツに残り、自分のスパイ行為を公表する道を選ぶ。そして、歌い続ける。

映画備忘録 6月17日 若葉町シネマ ジャック&ベテイ 『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』(2018年製作/128分/ドイツ/原題:Gundermann/監督:アンドレアス・ドレ―ゼン/出演:アレクサンダー・シェアー アンナ・ウィンターベルガー/5月15日日本公開) …

「まちがってたら申し訳ないんですけど・・・・・・ホワイティさんですよね?」

19日、一年ぶりの胃の検査。 早期胃がんの疑いで入院、手術したのが、2019年7月。患部を切除後、生体検査をしてめでたく?「疑い」がとれてそろそろ2年になる。 昨年は2月と5月に内視鏡検査、問題なしだったため、次は間をあけて1年後にということで今年の1…

ドキュメンタリー映画、1日3本。『ブックセラーズ』『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』そして『14歳の栞』

『14歳の栞』から 映画備忘録。 往復の交通費を考えると、映画1本見て帰ってくる気にはなかなかなれない。食事や休憩時間を調整して3本見ることもある。一日仕事である。いや仕事ではないが。 6月15日、あつぎのえいがかんkiki。3つのスクリーン。77席、28…

やんばるの宮城秋乃さん不当家宅捜索。小林亜星さん逝去。横浜市ワクチン「広報」配布。お詫び一切なし。

新聞で、沖縄やんばる在住の昆虫(チョウ類)研究者宮城秋乃さんが不当な家宅捜索されたことを知った。 罪状は威力業務妨害だという。 宮城さんについては、昨年12月の多田謡子反権力人権賞の受賞式で、受賞者である宮城さん自身の制作したビデオで知った。 …

6月11日文科大臣定例記者会見 運動会は出きれば延期してほしい、オリンピックは強行するけれど。 子どもたちにはぜひオリンピックで感染・・・いやオリンピックを観戦してほしい。 今どき、「父兄」といってしまう文科大臣。今の学校には父兄はいない。 情けない。

安倍と加計とともにビール片手にバーベキュー。それが今の地位を築いたのか? 6月11日の文科相定例記者会見の一部 記者) 2点伺いたいんですけれども、まず、最近の熱波に関してなんですが、季節外れで気温が上がっているんですけれども、それで、運動会をま…

『空白の天気図 核と災害 1945・8・6/9・17』(単行本1975年 1次文庫1981年 ともに新潮社刊)台風以前の8月6日から予想をはるかに超える巨大台風を受けるまでの1か月間余、広島がどんな様子だったのか、多くの被爆者はどう病み、生きのび、逃げたのか、家族の捜索はどうなされたのか、人々の精神がどんなふうに追い込まれていったのか。

3月終わりに開いた『中澤晶子さんを囲む会』(オンライン)で、中澤さんが広島市の江波山の気象館のことに触れて、柳田邦夫の『空白の天気図 核と災害 1945・8・6/9・17』(単行本1975年 1次文庫1981年 ともに新潮社刊)を紹介してくださった。 新潮社刊 単…

『アイネクライネナハトムジーク』(2019年製作/119分/日本/監督:今泉力哉/原作:井坂幸太郎/脚本:鈴木謙一/出演:三浦春馬 多部未華子 矢本悠馬/2019年9月公開/Amazonプライムビデオレンタル100円)

写真はネットから拝借しました 関東地方、梅雨入りだとか。 朝、静かに微雨。傘をさして散歩。気温、昨日より低く気持ちがいい。 帰途、カワセミの声、何度も聞くが姿は見えず。鶴瀬橋際で岩にとまっているのを見かける。 カワウ、ちょうど朝飯の時間か。潜…

『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』2020年製作/105分/日本/監督:池田暁/出演:前原滉 嶋田久作 片桐はいり きたろう 橋本マナミ 石橋蓮司/2021年3月26日公開)セリフはすべて棒読み。みなロボットのような動きをする。「町」で起きる事象すべてが日本の、戦争の、政治の、人間のメタファーなのだろうが、決定的なことはそこにあまりユーモアが感じられないことだ。だから見ていて退屈。自分が鈍いのかもしれないが。

映画備忘録。6月8日。 『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』2020年製作/105分/日本/監督:池田暁/出演:前原滉 嶋田久作 片桐はいり きたろう 橋本マナミ 石橋蓮司/2021年3月26日公開) この映画、公開が3月26日。この日は金曜日。映画情報が新聞に載るのも金…

『作曲家・武満徹との日々を語る』(武満浅香 小学館 2006年 2730円)あれから50年。好きなときに好きなようにただ聴き散らかしてきただけだが、今もって、好きな作曲家は?と聞かれれば(聞かれたことなどないが笑)武満とこたえる。

この本、新本で買ったのか中古を買ったのか、記憶がない。そういう本が本棚にけっこうある。 『作曲家・武満徹との日々を語る』(武満浅香 小学館 2006年 2730円) この本は小学館が武満の全集をつくるのを契機に、大原哲夫編集長が聞き手となって武満徹の妻…

『旅立つ息子へ』(2020年製作/94分/PG12/イスラエル・イタリア合作/原題:Hine Anachnu 英語 Here We Are/シャイ・アビビ ノアム・インベル/日本公開2021年3月)普遍的な子離れの物語である。なのにしみじみと訴えるものがあるのは、父親としてはかなり高齢のアハロンの内に内に閉じていく救いのなさ。いつの間にかウリのことではなく、アハロンに寄り添って映画をみていることに気づく。この映画のいいところだと思う。 

きのう、ワクチンの1回目の接種。真夏の強い陽射し、帽子か日傘があればよいと思うほど。 新横浜駅近辺中心にいくつもの診療所を経営している整形外科。駅を出てすぐのところにあるビルの4階と地階に診療所がある。この二か所全部を使ってワクチン接種を行…

『明日の食卓』(椰月美智子 2016年 角川書店)を読んだ。

『明日の食卓』(椰月美智子 2016年 角川書店)を読んだ。 映画をみたあとだから、新鮮味に欠けるかなと思ったが、最後まで面白く読み通した。惹きつけられる小説だ。だが・・・。 たいてい、原作をのほうが映画より勝っている印象を受けるものだが(先日の…

『街の上で』(2019年/130分/日本/監督:今泉力哉/脚本:今泉力哉 大橋裕之/出演:若葉竜也 穂志もえか 古川琴音 中田青渚 萩原みのり 成田凌/公開2021年4月)映画を見て、久しぶりに「楽しい」という感覚を味わった。

娘の住むマンションのツバメの子 梅雨入りはまだ。今朝も穏やかな晴れ日のようだ。風もない。このところ気温は高めだが、湿度が真夏ほどの高さではないから過ごしやすい。ツバメの子どもも順調に育っているようだ。 映画備忘録。6月5日。 ブログ友達(と勝…

横浜市、今日になってようやく接種実施の850の医療機関名を公表。残り650は依然非公表。高齢者は「なぜこれを早く公表してくれなかったのか。こんな近くにやっているところがあるじゃないか。これがあればわざわざハンマーヘッドまで行かなくてもすんだのに」と考えた人が多いと思う。

www.city.yokohama.lg.jp 唐突。 横浜市は個別接種の医療機関を公表しないのはおかしいと書いてきたが、今朝の新聞で唐突にも 「横浜市850医療機関きょう公表」(東京新聞)の見出し。記事のリードはこうだ。 横浜市は九日、かかりつけ患者以外にも新型コロ…

容量は大きいのに注ぎ口が小さいから、水を大量に流し入れようとしても入らないのだ。電話はつながらず、ネットでは延々と待たされる。水は注ぎ口に入らずに あふれている。だからいまだ接種率20%(1回目)にとどまっている。ワクチンが確保されていても、医院名が公表されていないから空きが出てしまう。自治体によっては医院名を公表しているところももちろんある。 横浜では注ぎ口が小さいのではなく、注ぎ口が見あたらない。

一昨日の宵の口、卒業生U君の母親から、某所の整形外科にワクチン接種の空きがありますとのメール。このところ、ワクチン接種予約システムの立て付けの悪さをブログに書き続けてきたのを読んでくださっていたようだ。 メールには、別の卒業生T君の母親の名前…

『僕が飛び跳ねる理由』(2020年製作/82分/イギリス/原題:The Reason I Jump/監督:ジョス・ロスウエル/2021年4月公開)気になって仕方がなかったのは、そのスペルが全く間違っていないことだ。 自閉症だから?こだわりが強いから文字盤を指し示すのにもミスがない? なんだか違うなあと思った。

映画備忘録 6月6日 本厚木 "あつぎのえいがかんkiki"での1本目。 『僕が飛び跳ねる理由』(2020年製作/82分/イギリス/原題:The Reason I Jump/監督:ジョス・ロスウエル/2021年4月公開) 斬新な映像と音響は自閉症の人々の独特の感覚を表現しようとして…

誰も「やめよう」と言い出せない状況。まさに現代のインパール作戦だ。 兵站を無視した精神論。

東京新聞6月7日付 西のほうでは梅雨入りしたが、関東地方はまだ。去年は今日が梅雨入りだったとか。 曇天の下、境川遊歩道。 Mさん、川の中、アタマを出している岩の上に2羽のカワセミを見つける。 大きさが違う。親子か? 親のほうが二度ほど水の中に飛び込…

エッセイ集『台湾生まれ日本語育ち』(2016年)と小説『真ん中の子どもたち』(2017年)を読んだ。

医院の待合室から見える庭 温又柔の『魯肉飯のさえずり』(2020年)が面白かったので、すぐにエッセイ集『台湾生まれ日本語育ち』(2016年)と小説『真ん中の子どもたち』(2017年)を読んだ。前者は第64回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞し、後者は芥川賞…

誤引用について

とんでもない間違いをしてしまった。 5月にこのブログで北村小夜さんの『再び住んでみた中国』(1992年)を読んだことを書いた。 読むきっかけとなったのは、昨年12月の多田謡子人権賞受賞式で購入した『北村小夜のことばとわたしたち』(2019年)という冊…

『明日の食卓』(2021年製作/124分/G/日本/原作:椰月美智子/脚本:小川智子/監督:瀬々敬久/出演:菅野美穂 尾野真千子 高畑充希/2020年5月28日公開)母たちに降りてくる絶望の行先はどこなのか。いくつもの文学的な「救い」は準備されているが、抽象的で実体が見えないと思えた。 3つの家庭が最後に交差する仕掛けは巧みだ。 面白い映画だった。原作はこれから読んでみる。

映画備忘録。時間が経って忘れてしまいそう。 『明日の食卓』(2021年製作/124分/G/日本/原作:椰月美智子/脚本:小川智子/監督:瀬々敬久/出演:菅野美穂 尾野真千子 高畑充希/2020年5月28日公開) を見たのは先週の土曜日。ということは封切りの次の日…

横浜ハンマーヘッドで大規模接種。わざわざこんな不便なところに会場をつくったのは、短期間にたくさんの接種ができるという理由だけ。高齢者の「足」のことなど何にも考えていない。ガースーが「7月末高齢者完了」と言い、こびへつらいの知事が「地元出身の首相とコロナ担当大臣のためにも7月完了は必至」などと云ったがためのいわばどろなわ会場。高齢者にやさしくないという点で名実ともにハンマーヘッドだ。

網戸の向こうのライ 昨日の朝、ヨコハマハンマーヘッドで行われるワクチンの大規模接種の予約が始まるというので、ネットで試してみた。 それほど待たされずに二人とも取れた。1回目が6月29日、2回目が7月27日。モデルナ社製のワクチンの接種間隔は4週間との…

『ゾッキ』(2020年製作/113分/日本/原作:大橋裕之/監督:斎藤工 山田孝之 竹中直人/出演:国村隼 吉岡里帆 満島真之介 ピエール瀧 竹原ピストル 松田龍平ほか/2021年4月公開)

つばめ(Mさん撮影)どこ? 映画備忘録の続き。 『ゾッキ』(2020年製作/113分/日本/原作:大橋裕之/監督:斎藤工 山田孝之 竹中直人/出演:国村隼 吉岡里帆 満島真之介 ピエール瀧 竹原ピストル 松田龍平ほか/2021年4月公開) 俳優の竹中直人、山田孝之、…