2021-06-12から1日間の記事一覧

『作曲家・武満徹との日々を語る』(武満浅香 小学館 2006年 2730円)あれから50年。好きなときに好きなようにただ聴き散らかしてきただけだが、今もって、好きな作曲家は?と聞かれれば(聞かれたことなどないが笑)武満とこたえる。

この本、新本で買ったのか中古を買ったのか、記憶がない。そういう本が本棚にけっこうある。 『作曲家・武満徹との日々を語る』(武満浅香 小学館 2006年 2730円) この本は小学館が武満の全集をつくるのを契機に、大原哲夫編集長が聞き手となって武満徹の妻…

『旅立つ息子へ』(2020年製作/94分/PG12/イスラエル・イタリア合作/原題:Hine Anachnu 英語 Here We Are/シャイ・アビビ ノアム・インベル/日本公開2021年3月)普遍的な子離れの物語である。なのにしみじみと訴えるものがあるのは、父親としてはかなり高齢のアハロンの内に内に閉じていく救いのなさ。いつの間にかウリのことではなく、アハロンに寄り添って映画をみていることに気づく。この映画のいいところだと思う。 

きのう、ワクチンの1回目の接種。真夏の強い陽射し、帽子か日傘があればよいと思うほど。 新横浜駅近辺中心にいくつもの診療所を経営している整形外科。駅を出てすぐのところにあるビルの4階と地階に診療所がある。この二か所全部を使ってワクチン接種を行…

『明日の食卓』(椰月美智子 2016年 角川書店)を読んだ。

『明日の食卓』(椰月美智子 2016年 角川書店)を読んだ。 映画をみたあとだから、新鮮味に欠けるかなと思ったが、最後まで面白く読み通した。惹きつけられる小説だ。だが・・・。 たいてい、原作をのほうが映画より勝っている印象を受けるものだが(先日の…