2023-01-01から1年間の記事一覧

12月後半のあれこれ。良いお年をお迎えください。

前回の続き 12月22日、アートフォーラムあざみ野で愉音のコンサート。 「ロマンティッククリスマスコンサート」と銘打たれてはいるが、内容的には重厚なもの。 はじめにクララ・シューマンの「3つのロマンス」OP.22より第1番。 松本紘佳(Vn) 松本有理江(P…

慌ただしさを感じない 12月もあと1週間

12月もあと1週間。 今年は慌ただしさを感じない。年賀状をやめたせいかもしれない。 昨年暮れ、二人とも2023年をかぎりにやめることにした。 数が多いことを理由に、いつしか表も裏もパソコン印刷。1、2行手書きで近況を書くだけの年賀状を長年続けてきた。…

柚餅子のこと

今日、冬至である。 近所の方からいただいた柚子を入れて風呂に入る。 庭の柚子はまだ収穫していない。ざっと20個ほど生っている。 いつとるかは”庭主任”のMさんが決める。今年も柚餅子をつくる予定のようだ。 昨年はいくつも生らなかったので、、北村小夜さ…

空海に会いにいく

朝から雨。出る時には上がっていたが、傘を持って出かける。途中で降ってくるが、傘をさすほどでもない。 雨でもカワセミは活動する。水面から2メートル付近でのホバリングを続けて見かける。かと思うと、私たちに歩を合わせるようにように、葦の穂先に留ま…

コンサートに映画、講演会・・・酒。

朝の散歩の出がけの気温は7℃台。風も冷たいのだが、境川河畔に出る頃には、背中に朝日があたり、手袋もネックウオーマーも外してしまう。冬というにはまだ早いようだ。 昨日、帰り道、小さめのカワセミを見かける。しばし立ちどまって観察。今までにない光景…

10月の映画備忘録② 『アンダーカレント』『PIGGY ピギー』『コンフィデンス 国際共助捜査』

10月の映画備忘録② 10月16日 『アンダーカレント』(2023年/日本/143分/原作:豊田徹也(2005年アンダーカレント)/脚本:今泉力哉・澤井香織/監督・今泉力哉/出演:真木よう子・井浦新・リリーフランキー・永山瑛太・江口のりこ・康すおん 他/2023年…

10月の映画備忘録①:『BAD LANDS   バッド・ランズ』『ほつれる』そして『月』

10月の映画備忘録①。 10月12日 『BAD LANDS バッド・ランズ』(2023年/日本/143分/原作:黒川博行/脚本・監督:原田眞人/出演:安藤サクラ・山田涼介・宇崎竜童・江口のりこ・天童よしみ/2023年9月29日公開) 封切りから2週間経っていなかったが、客…

イスラエル情勢、相変わらず情けない日本。

暖かい日が続いた。霜もまだ降りない。二十四節気の霜降も過ぎ、きのうは立冬。ぽかぽかと温かい日差しに、これは小春日和でなく小夏日和だと・・・前にも書いたか。 散歩の途中、最初の休憩水分補給地点が大きな大島桜の下。この木は根元が7つに分かれてい…

10月のいろいろ

10月のいろいろ。日々の備忘録。 9月の終わりに授業が始まった。資料準備のために、いろいろなことが疎かになる。ブログも後回しに、というよりほぼ書いていない。 毎年のことだし、そんなに生真面目に準備をしなくてもいいのにとは思うのだが、毎年というの…

凄まじい虐殺が続いている

ここ数日、朝の気温が14℃前後。境川河畔の遊歩道、日当たりの良い大和市側を歩くと、背中に日が当たり、汗ばんでくる。すでに二十四節気では霜降もすぎて、立冬目前というのに。新聞には「小夏日和」という言葉も。 会合があり、神奈中バス、小田急、JR東海…

第三者委員会報告書

きのう、日大問題について第三者委員会の報告が出た。3人の委員による1時間半の記者会見は異例。 すでに日大のHPには93ページに及ぶ本文と24ページの要約が付されている。 まとめれば情報共有の不徹底とガバナンスの不確立というところか。 公立の中学に在職…

日大問題、執行部の内輪揉め。ガバナンス確立どころの話じゃない。林氏起用は破産しているのではないか。

ずいぶん秋めいてきた。気温14℃。風なし。 境川河畔も水辺の鳥たちの数が日に日に増えてきている。特にシラサギが目につく。 シラサギの近くにたいていカワウがいる。 共助というか共生というか。カワウが潜って餌を追いかけると、その勢いで水面近くに小魚…

内海新祐著『「ケア」を謳わないケア 児童養護施設・心理職の視点から』目の前の現実と、学問的知見や思想的な世界とのあいだを自在に行き来しているような軽やかさ、融通無碍な印象。

ハマスによるイスラエルへの攻撃。 私には、突然にとしか思えないが、当事者にとってはそうではないのだろう。長い間の憎しみの連鎖がまた爆発したということだ。 2000発ものロケット弾、街中への侵入と殺戮、誘拐。どうみても非道なやり方だが、 一方、イス…

備忘録。9月後半のいろいろ。

前回、18日の保土ヶ谷公園のことを書いたが、実は前日も保土ヶ谷公園に来ていた。 友人のTさんに誘われ公園内の保土ヶ谷球場へ。Y校と桐蔭学園の試合を見た。秋季大会とはいえひどく暑い日、先に来ていたTさんが屋根のある席を確保してくれたので強い日差し…

1週間で季節が入れ替わったようで、ようやく秋色のきざし。

この1週間で季節が入れ替わったようで、ようやく秋色のきざしが見えた。 セミは9月の初めに虫と重なって鳴き、無事に選手交代をはたしたのに、気温がいつまでも下がらず、本当に長い夏だった。 このブログ、前回のアップが9月18日。ずいぶんあいだが空いて…

『逃げ切れた夢』・・・喋り続ける光石研、日常の何気ないズレや誤解をうまく表現     『ぼくたちの哲学教室』・・・日本の「教室」との大きな違い、歴史と文化を抱えた「哲学」   『福田村事件』・・・見えないものに怯える言葉にならない恐怖感が伝わってこない

映画備忘録(8月31日〜9月12日) 記憶もずいぶん薄れてきてしまった。印象だけを簡単に。 『逃げきれた夢』(2023年/日本/93分/脚本・監督:二宮竜太郎/出演:光石研 松重豊 坂井真紀 他 /公開2023年6月9日) いい映画だと思った。なんとなく主人公が抱え…

『安全でおいしい日本のお魚をたくさん食べて中国に勝ちましょう』国民運動という胡散臭さ。コロナ同様、また有象無象が大金に群がり、税金を蝕むのではないか?

食べて応援・・・ 大臣らがあちこちで福島産の海産物の試食をしているらしい。国内消費を拡大するために各省庁の食堂では福島産の海産物を使用したメニューを増やすという。政策とは言えないとってつけたようなことを堂々と恥ずかしげもなくできるのが政治家…

東京新聞の海洋放出報道に疑義あり。

昨日の東京新聞夕刊に、今中哲二氏の原発処理水放出についての論考が掲載された。 今中氏は、「薄めても放射性物質がなくなるわけではな」く、「漁業者をはじめとする多くの団体や地元議会の反対派無視された。」と、今回の事態を明確に評価、批判する。「20…

『あしたの少女』(2023年8月25日公開)韓国社会の歴史と政治の歪みを、2人の女性の視点から痛烈に指弾している。しかし、同時にスクリーンから感じられるのは、立場も性格も全く違う2人の女性の間に流れる「私たちは繋がっている!」という叫びのような痛苦だ。

映画備忘録 この映画を見たのは8月31日。1週間前のことになる。でも印象は強烈に残っている。 残念だったのは、封切りから1週間なのに客席がまばらだったこと。『福田村事件』は立錐の余地もないとか。比べても仕方ないけど。 『あしたの少女』(2022年/1…

9月6日東京新聞「筆洗」ちょっと残念。30年にも及ぶと言われる汚染水放出に比べ、農相の言い間違いなど瑣末な話。これでは官邸の提灯記事となじられても文句は言えない。

今朝の東京新聞の「筆洗」欄は落語「粗忽の使者」を題材に野村農相を批判している。 「(野村農相は)東京電力福島第一原子力発電所から海洋放出されている処理水を言い間違えて「汚染水」とやってしまい、ひんしゅくを買っている。」 「海洋放出を批判する…

なぜ、どのメディアも判を押したように「処理水」という言葉を使用するのか。稼働する原発から出る放出水と炉心溶融した原発から出る汚染水(処理水)は基本的に違うものではないのか。

9月4日、朝から雨。気温25℃。傘を差したりたたんだりしながらの散歩。蝉の声は聞こえず。明日はまた晴天で35℃ほどになるらしい。 8月31日、記者会見で「処理水」を「汚染水」と言ってしまった野村農水大臣。「自分でその時なんで言ってしまったのか記憶がな…

『ジェーンとシャルロット』親子の出会い直しの新鮮さ、2人の魅力的な女性に心惹かれる。『イノセンツ』子どもの日常の欠落や悪意が超常現象を生み出す。

映画備忘録① 用事は1日に一つと思っているが、重なることもある。この日3つの用事を足すのに電車、バスを何度も乗り換えた。都合11回。本厚木、藤沢、青葉台、バラバラ。映画に通院、コンサート。ピースがうまくハマったということ。年に何度もないことだ。…

8月の音のつれづれ・・・ イソヒヨドリ・ワカケホンセイインコ・長崎の鐘・夢のあとに・モーツァルトのクラリネット五重奏曲。

執拗な暑熱は治まる気配を見せない。連日、気温は35℃近辺をうろうろしている。 今日はもう9月2日。ずいぶん長い間、この暑熱の中にいるような気がする。日記には7月8日に就寝から明け方まで夜通しエアコンを使ったとある。それからエアコンを使わなかった日…

『告白 あるいは完璧な弁護』韓国映画は愉しい。『濱マイク 人生最悪の時』(4Kリマスター版)既視感いっぱい。懐かしいけど。

久しぶりに映画備忘録。 このところ猛暑が続いたせいか、決まった予定以外は、なかなか外出する気になれなかった。映画館も例外ではない。「冷え」がつらいのだ。 若い頃は、映画館の涼しさが何よりのご馳走だったが、50代を超えたあたりから夏の映画館が苦…

全学労組の文科省交渉に出席。今年も、教員には労基法36条は適用除外されていないことについて質問。回答にキレる。

8月21日、ひさしぶりの外出。 永田町、参議院議員会館。全学労組の文科省交渉に出席。 文科省側は5名、全学労組は40名ほど。紹介議員の福島瑞穂さんは、昨年同様2時間以上もの間、その場に同席。問題の勘所をしっかりつかまえて整理、追及する。やはり只者…

そもそも、これから出てくる汚染水によるさまざまな影響が「風評」なのかどうかわからない。メディアも一貫して「風評被害」を連発しているが、流出による実害が一切ないと、誰が保証しているのだろうか。

漁業者の了解がない限り、処理水放出はしないという約束を破り、政府は24日、薄めた汚染水(ALPS水と名付けられている。なんの略かは知らないが、アルプスという言葉のイメージの悪用という他ない)を太平洋に流出させた。 汚染水流出(その危険性が完全に払…

「新しい枠組み」とは、安全基準値を下げ、危険を風評と言い換え、住民の帰還を促し、放射能と共に生きろというメッセージ。メディアの「妖術」を刮目して見破るべし。

前回取り上げた福島での電通の跳梁を明らかにしたのは、長野の農業者野池元基さんの鬼のような情報公開請求によるものと言われているそうだ。 では電通が行った広告換算値とはどういうものか、具体的なメディア別に開示されている。 ーーーーーーーーーーー…

福島民放社、県からの事業委託で自社のみならずオールメディアに広告費(税金)を分配。汚染水海洋放出をあと押し。戦時のメディアとどこが違うのか。

8月17日 お盆も終わって、今日から仕事再開という人が多いようだ。エントランス前の鉄工所と足場屋さんも久しぶりに門が開いた。 昨日、一昨日は台風7号の影響で、新幹線はじめ交通機関が混乱。帰省先から戻るのに難儀をした人がたくさんいたようだ。 私た…

8月9日、2人の作家に出会う。神奈川近代文学館「被爆とわたくし」(林京子)・山内若菜記憶展・・・。

8月9日 朝、歩き始めた時は薄陽が差していたのだが、20分を過ぎた頃から黒い雲が空を覆い始め、30分後には突如激しい雨が降り出した。 バケツをひっくり返したような、という表現がぴったり。 ただ、雨そのものはr冷たくない、生ぬるい。からだが冷えるとい…

日大アメフト部薬物疑惑の記者会見を見る。際立つ検事出身の沢田副学長の存在。

昨夜、youtubeで、日大アメフト部をめぐる日大幹部の記者会見を見た。2時間以上の会見だったが、つい最後まで見てしまった。というのも、登壇した3人の発言以上に、その表情の動き、変化が面白かったからだ。とりわけ沢田副学長の対応は興味深かった。 今朝…