柚餅子のこと

今日、冬至である。

近所の方からいただいた柚子を入れて風呂に入る。

庭の柚子はまだ収穫していない。ざっと20個ほど生っている。

いつとるかは”庭主任”のMさんが決める。今年も柚餅子をつくる予定のようだ。

 

昨年はいくつも生らなかったので、、北村小夜さんからいただいた土呂久の大きな柚子でつくった。最後の1個が冷蔵庫に残っている。

 

昨日、北村さんから二人宛にハガキが届いた。

 

冬至に向けてあちこちご友人が柚子を届けてくれているが、「この調子だとゆべしをつるす”寒”は来ないのではないでしょうか。つくるのをやめようと思っています」とある。北村さんは毎年柚餅子をつくる。2月にいただいた。おいしかった。

 

はがきには、博多のフリーターユニオンの通信に寄せた拙文を読んでくださったことや、98歳になったことなどが、いつものように端正な手書きの文字で書かれている。

文章に乱れが全くなく、内容も過不足なくまとまっている。

恐れ入る。いただいたハガキは、たからもの。

私はこの歳になるまで、こんな素敵なハガキを書けなかったし、これからも書けないだろう。比べること自体、おこがましいのだが。

 

今朝、Mさんが北村さんに電話。スピーカフォンからお元気な声が聞こてくる。

年を越したら伺おうと思っている。

その頃には”寒”が訪れているといいのだが。

 

 

広島の中澤晶子さんから「今年も柚餅子作っています」とのおたより。この柚子の木のあたりにツキノワグマの痕跡があったのだとか。超のつく多忙な生活をしているはずなのに、こちらも恐れ入る。

広島はこのところ、松井広島市長の教育勅語問題が大きな話題に。

大きな声でわけのわからない理屈を振り回す市長に、プレスが翻弄されている。

次回触れる。

 

 

Mさんの友人のお連れ合いが福島に出張した際に、お土産にお菓子のゆべしを買ってきてくださった。柏屋のゆべし。

懐かしい味。他にかんのやのゆべしもある。

ゆべしと言えば、このお菓子のことだと思っていた。

 

今日はこれから、あざみ野まで。

愉音のコンサート。

ドヴォルザーク弦楽四重奏曲12番アメリカとチャイコフスキーピアノ三重奏曲、「偉大な芸術家の思い出」と題される曲。

前者は、松本紘佳(第一ヴァイオリン)が原田幸一郎さん(第二ヴァイオリン)と長谷川弥生さん(ヴィオラ)、ドミトリー・フェイギンさん(チェロ)の演奏を2年前に聴いている。youtubeにあるので時々聴き直す。いい演奏だった。

今日は、松本紘佳とフェイギンさんが若手二人の奏者と弾く。