2022-01-01から1年間の記事一覧

年末の備忘録。映画2本。大腸内視鏡検査にコンサート、そして小旅行。

今年も残すところ1日となった。 大雪の被害に悩まされている地域が多い中、ここ関東南部、神奈川西部は穏やかな天候が続いている。 境川の水辺は、鳥たちがまるで井戸端会議をしているようなにぎやかさだ。 年末のせいか今朝は遊歩道に人通りが少なく、いつ…

広島市中央図書館他の移転問題12月27日市議会社会教育委員会での論議 市は異論があってもこのまま突っ切るつもり。そうまでしてやらねばならない理由は何?

広島市中央図書館他の移転問題についての続報 中央図書館の駅前移転方針維持 広島市が2審議会に説明|中国新聞デジタル https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/254617 広島市中央公園(中区)にある市立中央図書館の再整備計画で、市は27日までに、現在地…

広島市、子ども図書館現在地建て替えとバーターに中央図書館他を広島の商業施設エールエールA館(築23年の中古物件)への移転を提案。

広島の子ども図書館の移転問題、広島市が方針転換し、現在地での改築に変更された。 しかし、問題はそこで終わっていない。 この12月、広島市は検討中としてきた図書館移転問題」について、子ども図書館を残す代わりに、中央図書館他を、広島駅の築23年にも…

『天上の花』入山法子、東出昌大が重厚な脚本とゆったりした演出に支えられ名演。

快晴。風なし。気温-2℃。初めての結氷。川面が鏡のようだ。 なかなか実をつけなかった庭のゆずが今年は豊作。 映画備忘録 12月12日(月) 『天上の花』(2022年製作/125分/PG12/日本/原作:萩原葉子/脚本:五藤さや香 荒井晴彦/監督:片嶋一貴/出演:東…

『千夜、一夜』、随所に入る効果音のような音楽が、帰ってこない人を待つ心の空洞を表しているようで印象的。

映画備忘録。 11月28日の2本目。 『千夜、一夜』(2022年製作/126分/G/日本/脚本:青木研次/監督:久保田直/出演:田中裕子 尾野真千子 安藤政信 白石加代子 ダンカンほか/公開2022年10月7日) 北の離島にある美しい港町。登美子は30年前に突然姿を消し…

空の青にカワセミの青

深夜に雨が降った。 朝、散歩に出かけるときには上がっていたが、空は分厚い雲に覆われていた。歩き始めると絹糸のような霧雨がからだにあたる。 気温6.3℃。日が出ていないせいか体感温度はもっと低い。 遊歩道は相模大野方面、つまり北に向かって歩くのだが…

『3つの鍵』積み重なっていく時間が互いの感情の澱を深めていく。

映画備忘録。ずいぶん記憶が薄れてしまった。 11月28日に2本見た。 『3つの鍵』(2021年製作/119分/R15+/イタリア・フランス合作/原題:Tre piani/原作:エシュコル・ネボ/監督:ナンニ・モレッティ/出演:マルゲリータ・ブイ リッカルド・スカマルチョ …

コップの水は表面張力からすぐにでもあふれ出すところまで来ている。

荒れ模様と思えた防衛費増税をめぐる自民党内の論議が、まるく収まったそうだ。 高市のように「罷免覚悟」なんて息巻いていた人たち、意外に簡単に手を引いてしまった。罷免覚悟と広言する人は自分が罷免されるとは考えていないが。 ”復興特別所得税を防衛費…

テレビに向かってぶつぶつ。

日々、いろいろなことに抱く違和感。さほど鋭くもない自分の感覚でも「あれ?」と思うことがまだよくある。それはテレビのニュースに向かって放たれる「ぶつぶつ」となって顕れる。 俳優の渡辺徹がなくなって数日後、妻榊原郁恵が息子とともに記者会見を行な…

防衛省、インターネットで影響力がある「インフルエンサー」が、無意識のうちに同省に有利な情報を発信するように仕向け、防衛政策への支持を広げたり、有事で特定国への敵対心を醸成、国民の反戦・厭戦の機運を払拭したりするネット空間でのトレンドづくりを目標に。

防衛省が人工知能(AI)技術を使い、交流サイト(SNS)で国内世論を誘導する工作の研究に着手したことが9日、複数の政府関係者への取材で分かった。インターネットで影響力がある「インフルエンサー」が、無意識のうちに同省に有利な情報を発信するように仕…

宮台真司さん復帰のこと、広島県教育長の官製談合疑惑のこと。

昨日、今日と、散歩道の畑に霜が降りていた。今年の初霜。 二十四節季の霜降は10月23日から11月6日、新暦ではちょうど今ころ。 気温は4℃を下回る。 今朝の散歩の途上、関さんという高齢の男性から鳥に関するトリビアを一つうかがった。 カワウとサギが一緒に…

『ある男』印象に残っているのは安藤サクラの演技の確かさ。感情の動きとセリフの間の距離が絶妙。

「備忘」は忘れないための用意のこと。見た映画のことを忘れないために書いておくのが「映画備忘録」なのに、時間が経つごとにその「用意」を忘れてしまう。困ったものだ。 11月24日、グランベリーパークシネマで 『ある男』(2022年製作/121分/G/日本/…

W杯、邪気のない日本清潔幻想の裏で政権はほくそ笑む。

スペイン戦は、いつもの起床時間と試合開始が同じだったからテレビをつけた。 前半1-0だった。ハーフタイムにチャンネルをかえて後半開始に気づかなかった。そうしたら2-1になっていた。 クロアチア戦は、試合開始は深い眠りの真っ最中。いつもの時間に…

『7人楽隊』独自の文化を築いてきた香港への深い愛情とユーモアが感じられた。7編のストーリーにつながりはないが、絶妙な配置で7人が音楽を奏でている。

映画備忘録。 ずいぶん前のことになる。11月16日。本厚木kiki。 『七人楽隊』(2021年製作/111分/PG12/香港/原題:七人樂隊 Septet: The Story of Hong Kong/監督:サモ・ハン アン・ホイ パトリック・タム ユエン・ウーピン ジョニ・トー リンゴ・ラム …

機種交換

スマホを換えた。 先月のなかば、映画の帰り、バス停でスマホを取り出したときに手を滑らせて落としてしまった。 液晶パネルがバキバキに割れた。操作はできるのだが、画面が見えづらい。 調べてみると、液晶パネルだけ交換できるとのこと。しかし、液晶パネ…

『路上』153号(2022年11月刊)

仙台在住の歌人佐藤通雅さんが発行していた『路上』という雑誌がある。発刊は1966年。季刊で55年間、150号をかぞえ、2021年に終刊した。しかし、その後ページ数、発行回数を減らし、刊行されている。 今号の内容は、1989年の河野裕子さんへのインタビュー記…

若葉台団地の秋の花火大会。思わぬ目の保養に。

映画もそうだが、数日前のことを忘れてしまわないように、このブログを活用している。日記でいいではないかとも思うのだが、手書きの日記は、手書き自体が億劫になっているせいか、書いていても先を急いでしまいぞんざいになってしまう。ブログがぞんざいで…

『スーパー30アーナンド先生の教室』街角での英語劇。単に英語を学ぶのが大事というのではなく、自分たちには自分たちの英語があるという主張がそのシーンを支えている。

映画備忘録 11月16日(水) 『スーパー30アーナンド先生の教室』(2019年製作/154分/G/インド/原題:Super 30/監督:ビカース・バハル/出演:リティク・ローシャン他/日本公開2022年9月23日) 貧しい家庭に生まれたアーナンドは数学の才能を認められ、…

二つの展覧会

秋、冬は展覧会の季節。 案内のはがきをいただけば、できるだけ見に行こうと思っているのだが、よんどころのない用事が重なって行けない年が続くと、いつの間にか案内が届かなくなる。寂しい気もする。そんなふうに少しずつ世間が狭くなっていく。 先日、HY…

「第三者返答」を考える

伊是名さんのコラムには、ふだんなんとなく気が付きながらスルーしてしまっていることに気づかされることが多い。 こうして「第三者返答」という表現で具体的に指摘されると、これらが日常の些細なエピソードではなく、社会の中のさまざまなシーンで繰り広げ…

『彼女のいない部屋』「構成、編集(モンタージュ)、撮影、音楽が一体となった新しい感覚の映画」(そんなに褒めないよ 映画評)映像と音楽は美しいが、私はついていけなかった。

映画備忘録 11月11日 『彼女のいない部屋』(2021年製作/97分/G/フランス/原題:Serre moi fort/脚本・監督:マチュー・アマルリック/出演:ビッキー・クリープス アリエ・ワルトアリテ/日本公開:2022年8月26日) 本国フランスでの劇場公開前に明かされ…

バンドネオン(小川紀美代)とチェロ(三間早苗)のデュオ。ピアソラで締めるプログラム、圧倒された。

水辺の鳥たちのことは何度も書いたが、11月半ばにカモメが一羽、境川上流に迷い込んできた。今までになかったわけではないが、この10数年で1度か2度、目撃したことがあるだけだ。 写真ではわからないが、サギやカモなどに比べ、かなり大きい。首も太い。 次…

『靴ひものロンド』哀しいはずなのに、誰も哀しそうに見えない。妻の夫への憎悪の激しさは伝わってくるが、30年後には元のさやに。家族それぞれの感情の発露が何かにせき止められていて、ふしぎな中途半端感が残る。

映画備忘録 11月11日 『靴ひものロンド』(2020年製作/100分/G/イタリア・フランス合作/原題:Lacci/原作:ドメニコ・スタルノーネ/監督:ダニエル・ルケッテイ/出演:アルバ・ロルバケル ルイジ・ロ・カーショ/日本公開:2022年9月9日) 1980年代の初…

10・6紀尾井ホール、全曲youtubeで公開。

秋も深まってきて、境川に鳥の群れが増えている。 サギ、コサギは日を追って増えているし、今朝はカワウがどっと増えた。カモも生まれたばかりのものも含めて負けずに飛び回っている。数は少ないがバンもこの時期になるとやってくる。 いっとき下がった気温…

ヴィヴァルディとハルヴォルセンの2曲。動画が公開された。

昨日も今日も、一日中風もないあたたかな、まさしく小春日和。夕方の散歩は昼下がりに変更しているが、30分ほど歩くだけで汗ばむ。 例年のことだが、境川にサギが増えた。 アオサギも数羽いるが、ほとんどがシロサギ、コサギ。どれも純白。どうしてああまで…

『人質 韓国トップスター誘拐事件』どうしてこんな本格的なエンタテインメント性満載のアクション映画が、韓国ではできるのか。

10月25日~27日、Mさん、友達と小旅行。お土産はにまつわるものが多かった。 28日(金)、こうほく・街を耕す会で「コロナ禍の学校はどこに向かうのか」という話をする。高齢の方に交じって中学生のお母さんも。『あなたのブツがここに』(NHKドラマ)や高橋…

『夜明けまでバス停で』転落していくときのひりひりするような焦燥感がこの映画からは伝わってこない。勝手な言い草だが、残念。

丹沢の雪は消え、富士山の頂上付近の雪も消えかかっている。冷え込みも幾分和らいだ。今朝はカワセミを見なかった。そのかわりシジュウカラを見た。いつもつがいで跳びまわっていて、子どものようでかわいいと思う。 映画備忘録 10月21日(金) 『夜明けまでバ…

10月中・下旬の備忘録。

今朝は一番の冷え込み。丹沢も富士山も一気に雪化粧。 少しずつ秋らしくなっていく。 1昨日、山際経済再生担当大臣、辞表提出。東京新聞は「山際経済再生相 更迭」と一面で報じた。リードを読むと「事実上の更迭」とある。水面下で「辞表提出せよ」という指…

『マイ ブロークン マリコ』友情のようなものの非対称性、それぞれがもっているものもいびつだし、求めるものと求められるものも常にズレていく。 いつもその満たされなさの中で生きるしかないということか。

スカっと晴れ上がった秋空にならない。曇天ときどき小雨。 それでも境川の水辺の鳥たちはにぎやか。母親らしい親ガモに連れられ6羽の子カモが水面を渡っていく。その横に、アオサギ、サギ。潜っているのはカワウ。キセキレイ、ハクセキレイが飛び交う。一昨…

10月6日 紀尾井ホール「魅力あふれる協奏曲の世界」

コンサートの備忘録。 10月6日、東京・紀尾井ホール。愉音第24回コンサート。 今回は「魅力あふれる協奏曲の世界」 冒頭、いつものように音楽評論家の奥田佳道さんのプレトークが15分ほど。 ラジオで聴くのと変わらないやわらかいバリトンで、ヴィヴァ…