空の青にカワセミの青

深夜に雨が降った。

朝、散歩に出かけるときには上がっていたが、空は分厚い雲に覆われていた。歩き始めると絹糸のような霧雨がからだにあたる。

気温6.3℃。日が出ていないせいか体感温度はもっと低い。

遊歩道は相模大野方面、つまり北に向かって歩くのだが、空の高いところで雲が消えてゆき、青空をのぞかせている。

青空は歩くごとにどんどん広がり、中間地点では中天まで。抜けるような濃い青が広がる。東南の瀬谷方面を振り返ると、空はどんよりとした雲を立ち込めたまま。

 

今朝は4回カワセミを目撃。同じ個体かどうかはわからないが。

水面から15㌢㍍ほどの葦にとまっていた小さなカワセミ。一閃、からだごと水中に飛び込み、同じ葦に戻る。0コンマ何秒。くちばしに銀鱗の小魚。

昨日からの雨で水流は濁りに濁っているのに、カワセミの目は小魚の姿をとらえている。Wikipediaには

カワセミは)「水中に潜るときは目からゴーグル状のもの(瞬膜)を出し水中でも的確に獲物を捕らえることが出来る。」とある。

ゴーグルのようなものだろうか。狙いをつけた時にはすでにこのゴーグルを出しているということだろうか。今日は高さは10㌢㍍ほどだったが、ホバリングしての狩りとなると水面から1,5mあたりに羽ばたきながら静止し、水面に直角に飛び込む。見る方には、これが一番のだいご味。

 

多くの鳥同様、カワセミも加えた獲物を咥えなおし、アタマから飲み込む。今朝も何度か首を振りながら咥えなおしていた。カワセミが水中に潜ると、目にゴーグルをつける。はたして、嘘か本当か??(葛飾区、水元公園)(その4)_b0291402_17102613.jpg

写真はブログ『旅プラスの日記』さんから拝借しました。

1時間の散歩を終えて河畔を離れたころには、空は東の一部を除いて青空に。いつのまにか手袋は外してポケットに入れていた。