日々、いろいろなことに抱く違和感。さほど鋭くもない自分の感覚でも「あれ?」と思うことがまだよくある。それはテレビのニュースに向かって放たれる「ぶつぶつ」となって顕れる。
俳優の渡辺徹がなくなって数日後、妻榊原郁恵が息子とともに記者会見を行なったのを見た。榊原は次のように言った。
「渡辺徹という人は偉大だったんだなあと思った」
亡くなったあと示された多くの人の弔意を聞いてそう思ったということだが、偉大という表現にひっかかった。
たくさんの方に愛されていたと云うのならOKなのだが。
遺族なんだからその辺は聞き流せば? かもしれない。でも、夫に偉大はないよな。
宮台真司さんを襲撃した犯人の映った動画が昨日公開された。
まだ犯人は捕まっていない。
身長が180~190㎝、かなり大柄で、歩く姿も独特。これなら明日、つまり今日にも捕まるだろうと思えたが。
人の歩く姿は一人ひとり特徴がある。歩容認証と言われる。
専門家である大阪大学の八木康史さんは、2歩歩けばその人を特定できると話していた。卒業生の父親にもこの研究をされている方がいた。
散歩しているときにもそうだが、人の歩き方というのはかなり個性的で、遠くからでも「今日も歩いているね、あの人」という具合に、ほぼ間違いなく特定できてしまう。
公開された動画を見れば、知り合いなら間違いなくすぐに「○○じゃね?」となるはず。
まだ捕まらないの?という違和感。
警視庁が監視カメラを分析していも特定できないことにも違和感。監視カメラはそれまでも捜査方法を一変してしまった。頼り過ぎの感もある。
それを知ってか、犯人が監視カメラの多い街中に向かわずに、手薄な住宅街に向かったという。逃走経路を想定しての犯行だとするとかなり計画的。
逮捕に関心があるのではない。なぜ宮台さんだったのか、目的は何だったのか、テロだとすれば・・・、といったところに関心がある。
自民党や閣僚からも疑問の声。
防衛費43兆円を達成するために、復興性や法人税、所得税などあるものみんなかき集めてトマホーク500発などを購入しようという岸田首相。
有識者会議の結論を根拠に国会も通さず、暴走しているとしか思えない状況。
かなり違和感がある。
ここから先は陰謀論と思われるかもしれないが、岸田首相はCIAなどにつかまれたくないしっぽを押さえられているのではないか?
いつものことながら、日本の政権中枢はアメリカと直につながっている。つながっているというより首根っこを押さえられている。
ちゃんと云うことをきかないとその席にいられないようにするからね、何しろ敗戦国だしいわば属国だからね。
50年前に勝手な判断で日中友好を勧めた田中角栄や「最低(沖縄)県外」といった鳩山由紀夫首相が首をはねられたのは、そういうことだ。
日本の政治は、底の底のところでアメリカとつながっているとしか思えない。
これほど円安、物価の急上昇のなかで軍事費の増額、原発方針の転換、増税をいえばどんな事態に陥るのか、小学生でもわかる。にもかかわらず、それを進めようとする岸田政権。違和感はますます深まるばかり。
映画備忘録3本、まだ11月のが終わっていない。
朝の散歩。リードにつながれていない犬を発見(鶴間公園にて)