12月もあと1週間。
今年は慌ただしさを感じない。年賀状をやめたせいかもしれない。
昨年暮れ、二人とも2023年をかぎりにやめることにした。
数が多いことを理由に、いつしか表も裏もパソコン印刷。1、2行手書きで近況を書くだけの年賀状を長年続けてきた。丁寧に近況を知らせてくれる方や、手書きの素敵なものを送ってくださる方の賀状を見るにつけ、自分のやり方がひどくつまらないものに思えていた。
退職からちょうど10年。人付き合いも少しずつ縮小していくもの。もうそろそろいいではないかと考えた。
例年だと、あれをやってこれをやって、そして年賀状の準備へという慌ただしさが、今年はない。結構な出費だったハガキ代もかからない。
来年からハガキは85円、封書は110円に値上がりの予定だとか。
年賀状も今年かぎりとする人が増えるかもしれない。
昨朝、今朝と気温は1℃〜3℃。冷え込んでいるが、散歩に出てみると、空は晴れ渡っていて、無風。歩いて10分ほどで手袋をはずしてしまう。背中から日があたって温かい。北海道、東北、北陸などの予想外の大雪のニュースに、申し訳ない気持ちになる。
遠い故郷のことを思い浮かべる。
このブログ、12月は2回の投稿だけ。備忘録のつもりなのだが、役に立っていない。
11月もそうだったが、少しだけ備忘録、してみる。食べた呑んだが多いけれど。
近くに住む元同僚のAさん夫妻に誘われて、瀬谷駅近くのビストロモラトゥールというお店に出かけたのが2日。
ランチだったが、これが十分満足のフレンチ。近くにこんなていねいな料理を供するお店があったとは。ネットで見たら近在では人気のお店だとか。久しぶりのおしゃべりを楽しむ。
4日、明日が期日の原稿を入稿。相変わらずもたもたやっているが、なんとか終わった。いつも中身薄なので、期日を守ることだけは旨としている。
韓国映画『非常事態宣言』を配信でみる。
ソン・ガンホとイ・ビョンホンの人気俳優のコラボ。ハワイに向かう飛行機内のバイオテロ。
機内に持ち込まれた細菌によって発生した感染症、次々と乗客に感染していく。アメリカは着陸を拒否、日本も。機内の緊張感もあるが、地上の政治的なやりとりも面白い。
機長も副機長も感染している。誰が操縦するのか。韓国内に着陸することになるのだが・・・。布石がしっかりうってあって、最後まで飽きさせない。
パニックものは韓国映画の得意分野。わかっていても、手に汗を握らせるうまさ。
5日、授業のあと、友人のMさんと1年ぶりに会う。溝の口。昨年と同じ店。久しぶりによもやまの話。
7日、鬼怒川へ。次兄夫婦と。
11日、kikiで『No選挙NoLife』『ヴォルテックス』。
前者は、選挙に取り憑かれたフリーランサー畠山理仁のドキュメンタリー。面白かった。愚直に候補になった人全員にインタビューする。聴きにくいことも率直に。彼の柔らかいキャラクターが候補者の口を開かせている。そこから何を読み取るか、見るものに任されている感じ。
後者は・・・今度ゆっくりと。
12日、年に一度会う高校時代に友人、Hさんと新百合ヶ丘。Hさんは仕事をしながら芝居や映画をこまめに見ている。私のブログも見てくれているし、本も読んでくれる。厳しい批評をしてくれる友人。
16日、孫のA人くんの誕生日のパーティー。毎年、山梨の両親も交えて開くのが恒例に。弟のH人くんも自分のパーティーのように嬉しそう。
アマチュアオケとしては老舗。今回のコンサートは第728回定期。HPを見ると第1回の定期演奏会は1933年だとか。第九は1953年に演奏されたという記録がある。
泉翔士の指揮は躍動しながらも冷静に全体を構成。包容力を感じさせた。
オーケストラは、毎年やっている第九だが、これほど長大な交響曲をほとんど綻びなく演奏するのは至難の技。タンホイザー、今ひとつワーグナーの躍動する広がりが感じられなかった。
第九の合唱、発音に深みがなく、全体に重量感がないのが難だが、それでも泉の指揮にしっかり応えて躍動。2楽章のあとの入場は椅子もなく大変。逆にソリストの入場が4楽章の途中というのは初めて。
ソリスト、バリトン(堺裕馬)とソプラノ(中西惠子)はやや音程が不安定なのが玉に瑕。アルト(加藤麻子)も音量があと少し欲しい。テナー(澤原行正)は堂々たる歌いっぷり。全く破綻なく最後まで。
恒例の蛍の光を聴きながら退出。久しぶりに夕刻の山下公園近辺を歩く。
夕食は英一番館。山下公園が見える窓際の席。予約しておいてよかったが、料理は普通。
19日、今年最後の授業。13回目。1月にあと2回。
恒例の「ジャンケンで本プレゼント」
私の本5冊を私とのジャンケンで勝ち抜いた人5人にプレゼント。24人の学生が真剣にジャンケンしてくれるのが嬉しい。「そんなの欲しくねぇし」なんて言われたら立つ瀬がないから。