愉音主催コンサート Let’s come together
第21回 歓びの春 オールベートーヴェンプログラム
於 大和芸術文化ホール メインホール
どちらも室内楽にはちょうどいい大きさ。
今回の大和芸術文化ホールは規模としては倍の大きさ。 1000席。
よく知られた曲だけにピアニストはかえって緊張するのではないか 、などとよけいなことを考えたが、杞憂。 力みのないやわらかいタッチで押しつけがましさを感じさせない演 奏。いつも思うことだが、 過度に感情移入せずに自然な流れを大事にしていていいなと思う。
第二ステージ 松本紘佳(Vn)梯剛之(P)
第1楽章 Allegro
第2楽章 Adagio molto espressivo
第3楽章 Scherzo: Allegro molto
第4楽章 Rondo:Allegro ma non troppo
いつにもまして二人の息はぴったりで、 2楽章こそゆったりとしたアンサンブルを聴かせるが( この楽章がいい、いつもほっとする)、1,3、 4楽章は明るく軽快そのもの。まったくほつれなく、 感情の流れが途切れない完成度の非常に高い演奏だと思った。
十分に楽しめた。
第三ステージ 松本紘佳(Vn)梯剛之(P)ドミトリー・フェイギン(Vc)
第1楽章 Allegro moderato
第2楽章 Scherzo: Allegro
第3楽章 Andante cantabire,ma pero con moto
第4楽章 Allegro moderato
4楽章通しで演奏すると40分近くかかる大曲。
この演奏はまさに圧巻。
ピアノ三重奏曲というだけに、 ヴァイオリンが引っ張っていくのではなく、 ピアノが全体をけん引する構造。 ヴァイオリンは前に出たり後ろに引っ込んだりしながら、 たがいに引き立てあう。 チェロは常に下支えをしっかりしているが、 縁の下の力持ちではなく、 ときに主役となり魅力的なメロディーを奏でる。
圧巻、と書いたが、 三人三様の個性をそれぞれが抑えることなく存分に表現しながら絶 妙なアンサンブルをつくりあげたと思う。
40分近くを長いと感じなかった。 ぐいぐいと惹きつけられた感じかな。
それぞれよく知られたクラシックのスタンダード。 どちらも端正という言葉がぴったりの気品のある演奏。
いい午後だった。
愉音主催コンサート Let’s come together
第21回 歓びの春 オールベートーヴェンプログラム
於 大和芸術文化ホール メインホール
どちらも室内楽にはちょうどいい大きさ。
今回の大和芸術文化ホールは規模としては倍の大きさ。 1000席。
よく知られた曲だけにピアニストはかえって緊張するのではないか 、などとよけいなことを考えたが、杞憂。 力みのないやわらかいタッチで押しつけがましさを感じさせない演 奏。いつも思うことだが、 過度に感情移入せずに自然な流れを大事にしていていいなと思う。
第二ステージ 松本紘佳(Vn)梯剛之(P)
第1楽章 Allegro
第2楽章 Adagio molto espressivo
第3楽章 Scherzo: Allegro molto
第4楽章 Rondo:Allegro ma non troppo
いつにもまして二人の息はぴったりで、 2楽章こそゆったりとしたアンサンブルを聴かせるが( この楽章がいい、いつもほっとする)、1,3、 4楽章は明るく軽快そのもの。まったくほつれなく、 感情の流れが途切れない完成度の非常に高い演奏だと思った。
十分に楽しめた。
第三ステージ 松本紘佳作(Vn)梯剛之(P)ドミトリー・フェイギン(Vc)
第1楽章 Allegro moderato
第2楽章 Scherzo: Allegro
第3楽章 Andante cantabire,ma pero con moto
第4楽章 Allegro moderato
4楽章通しで演奏すると40分近くかかる大曲。
この演奏はまさに圧巻。
ピアノ三重奏曲というだけに、 ヴァイオリンが引っ張っていくのではなく、 ピアノが全体をけん引する構造。 ヴァイオリンは前に出たり後ろに引っ込んだりしながら、 たがいに引き立てあう。 チェロは常に下支えをしっかりしているが、 縁の下の力持ちではなく、 ときに主役となり魅力的なメロディーを奏でる。
圧巻、と書いたが、 三人三様の個性をそれぞれが抑えることなく存分に表現しながら絶 妙なアンサンブルをつくりあげたと思う。
40分近くを長いと感じなかった。 ぐいぐいと惹きつけられた感じかな。
それぞれよく知られたクラシックのスタンダード。 どちらも端正という言葉がぴったりの気品のある演奏。
いい午後だった。
写真は愉音のHPから拝借しました
写真は愉音のHPから拝借しました