除染をサボタージュし、あろうことか住民の「心の除染」を進めようというフクシマ現地の行政の「心の汚染」・・・五十嵐進さんの「農を続けながら」から。野池元基さんと島明美さんの取り組み。

喜多方在住の元高校の教員で俳人の五十嵐進さんとはもう30年を超すお付き合いになる。

初めは、私が所属してきた横浜学校労組の機関紙の読者として、2011年以後はその機関紙への連載「喜多方から」の執筆者して(25回の連載と関連句を合わせて『雪を耕す』(2014年影書房刊)

 

webronza.asahi.com

)、現在は3・11以後に発刊された同人誌『駱駝の瘤』の同人のひとりとして、また俳句結社「らんの会」発行の「らん」編集事務局の一員として交流が続いている。

 

『駱駝の瘤』も『らん』も季刊。前者はすでに23号、後者は97号。

その中で五十嵐さんは同じタイトル

 『農を続けながらーフクシマにて』で連載を続けている。

 

今回の2誌の文章は、長野在住の野池元基さんと伊達市在住の島明美さんの仕事を紹介しながら、フクシマ現地の行政のひどさ、とりわけ行政が除染をサボタージュし、あろうことか住民の「心の除染」を言い立てる悪辣さを余すところなく伝えている。何とかこのことを友人たちに紹介したいと思い、MLやブログへの転載の可否をお尋ねした。

すると五十嵐さんから

「・・・拙文転載の件、お役に立てればうれしい限りです。

 秘すべきものではなく、むしろ多くの方に知っていただきたい内容なので、

逆にご使用、よろしくお願いいたします。」

との返信をいただいた。

このブログはPDFファイルを貼り付けることができないので、2誌ともスマホで写真にとり、それを載せることにした。読みにくいかもしれないが、フクシマの「いま」が見える文章、ぜひ読んでいただきたい。