2021-01-01から1年間の記事一覧

旅の備忘録。

この時期、後期の授業が始まってペースに慣れるまでいつも少し窮屈な思いをする。 たった一コマなのに、メールで送られてくる学生の課題を読むのとその整理に時間を取られる。対面でない分、学生がどんなふうにこちらの働きかけを感じているのかがつかみにく…

『燃えよ剣』殺陣も舞台も迫力十分。なのにaremokoremoto整理されないごった煮のような映画になってしまった。

休みの日にはグランベリーパークには近づかないを我が家では旨としているのだが、事情(と言ってもほかの映画との兼ね合いだが)あって3日の文化の日、映画を見に行った。駐車場に入れないクルマで周回道路が渋滞している。 全国いたるところで大変な人出が…

衆議院議員選挙、終わる。これほど政治が不能化していても投票率は上がらない。 政治への期待がほんとうに薄いのだと思う。

11月になった。今朝は薄曇り。10月には9℃にも下がった朝の気温は、今朝16℃。温かい。 投票から2日。衆議院議員選挙の詳細な結果が新聞に掲載されている。 勝ったのは維新。伸びたのはれいわ新選組。 31日は、横浜は冷たい雨のそぼ降る日和。神奈川県の投票率…

『君は永遠にそいつらより若い』強烈な印象ではないが、ああこの映画たぶんずっと忘れないだろうな、と思った。

映画備忘録。10月25日。 映画を2本見て、歯医者に。それとケーキと日本酒を買って帰る。これがこの日の予定のすべて。シンプルライフ? 。 『君は永遠にそいつらより若い』(2020年製作/118分/PG12/日本/原作:津村記久子/監督:吉野竜平/出演:佐久間由…

『アナザーラウンド』「青春とは? 夢である。愛とは? 夢のなかのものである」中年4人組が大量飲酒実験。コメディにもなっていないと思う。

映画備忘録。10月25日。 『アナザーラウンド』(2020年製作/115分/PG12/デンマーク/原題:Druk(デンマーク語で「大量飲酒」/監督:トマズ・ビンターベア/出演:マッツ・ミケルセン/日本公開:2021年9月3日) 冴えない高校教師のマーティンと3人の同僚は…

これって怒っていいんだよ。

昨日、6回目の授業。zoomによる同時双方向のやり取り。これまでオンデマンドの授業が多かったせいか、学生はその場でやり取りができることに新鮮味を感じているようだ。 オンラインだが、遅刻してくる学生もいる。 20分前からzoomを開いて学生が入ってくるを…

神奈川選挙区、落ちてほしい人2人。甘利と義家。

衆議院選まであとわずか。終盤戦にさしかかったとマスコミはいうが、横浜のはずれの拙宅には、選挙運動はそのかけらも姿を見せない。 選挙区は神奈川5区。立候補しているのはまず自民党から、菅の官房副長官を務めた坂井学。菅の威光をかさに着て、官邸で大…

『アウシュヴィッツ・レポート』ヨーロッパではユダヤ人解放から76年を経てもなお、アウシュヴィッツを克明に描こうとするその執拗な姿勢に驚かされる。

映画備忘録。10月18日、あつぎのえいがかんkikiで 『アウシュヴィッツレポート』(2020年製作/94分/PG12/スロバキア・チェコ・ドイツ合作/原題:The Auschwitz Report/監督:ペテル・ベプヤク/出演:ノエル・ツツォル ペテル・オンドレイチカ/日本公開…

香月泰男展を見に行く。

一昨日、かつての職場の同僚3人で1年数か月ぶりの会食。気がつけば4時間話していた。 今朝のメールでは二人とも声がかれてしまったとのこと。 帰宅は11時近かったが、今朝はいつも通り起きられた。 やはり「人に会う」と元気が出る。 元気を追い風に 神奈川…

『返校 言葉の消えた日』最後までホラーテイストについて行けず、映画に入りこめず終わってしまった。

映画備忘録。10月18日。 『返校 言葉が消えた日』(2019年製作/103分/R15+/台湾/原題:返校 Detention/監督:ジョン・スー/出演/ワン・ジン ツオン・ジンファ/日本公開2021年7月30日) ホラーアドベンチャーゲームの実写化だという。この時点でもうよ…

横浜新市庁舎を開く試み・・・「開かれた市政」とは程遠い「閉じた市庁舎」。他自治体の実態を見ずに、文科省などの「つくり」をまねただけの庁舎。行政に必要なのは普段の市民のチェック。どこからでもご自由にどうぞ、というくらいの度量が欲しいもの。

月曜日の東京新聞”ニュースの追跡”欄の記事。 去年の11月29日にこのブログで、友人のKさんとともに行なった横浜市の新庁舎の私的見学会の記事を書いた。 タイトルには「閉じた横浜市新庁舎」としたが、同じように考える人が多かった。元横浜市立学校の教員で…

『ホロコーストの罪人』・・・原題は翻訳すれば『最大の罪』。ナチスの罪ではなく、ナチスに迎合したノルウエーの罪。

映画備忘録。10月15日。 『ホロコーストの罪人』(2020年製作/126分/PG12/ノルウェー/原題:Den storste forbrytelsen/監督:エイリーク・スベンソン/出演:ヤーコブ・オフテブロ他/日本公開2021年8月27日) 第2次世界大戦時、ノルウェーの秘密国家警察…

濡れてるあの子 こうもりへ 誘ってあげようと 待っている 声かけよう 声かけよう だまってみてる僕

つい3日前まで、寝るとき窓を開けていた。 朝の散歩のときの気温も、20℃~22℃だった。まるで9月半ば? それがおとといから急に気温が下がった。今朝は12℃。一日で急転、一気に10度ほども下がったことになる。 これで平年並み。 今朝は出がけから雨。強い風が…

『モロッコ、彼女たちの朝』イスラム社会の女性のおかれた立場やさまざまな因習などについてはまったく描かれない。背景として描かれるのは、ごく当たり前に市井に生きている人々のエネルギッシュな姿だけ。 説明もなく、最小限のセリフだけで伝える映像は、いわゆる社会派の映画とならずに、どんな社会にあっても起こりうる女性のもつ普遍的な問題を提起しているようだ。

映画備忘録 10月15日 本厚木kiki 『モロッコ、彼女たちの朝』(2019年製作/101分/G/モロッコ・フランス・ベルギー合作/原題:Adam/脚本・監督:マリヤム・トゥザム/出演:ルブナ・アザバル ニスリン・エラディ/日本公開2021年8月)</p> 北アフリカのモロッ…

『空白』・・・きれいにまとまってしまった。 こんなふうに人は動かないし、互いを理解などしないものだ。

映画備忘録。 10月6日、グランべりパークシネマで 『空白』(2021年製作/107分/PG12/日本/脚本・監督:吉田恵輔/出演:古田新太・松坂桃李・田畑智子・藤原季節・2021年9月23日公開)を見る。 添田充役の古田新太、力演。素晴らしい。 コンビニ店長役の…

韓国映画『正しい日間違えた日』『夜の浜辺でひとり』『それから』・・・それと『未成年』

昨日の朝は抜けるような濃い青空。今朝は曇天、23度。長袖の薄手のシャツを着ているが、歩き始めて10分で汗ばんでくる。 夏が長い。 二日続けてカワセミ2羽を同時に目撃。かなり珍しい。 このところ、Amazonでホン・サンスの『正しい日間違えた日』(2015年…

日大汚職。学生と保護者には損害賠償を請求する権利が十分にある。 請求相手は、理事長をはじめとする大学私物化組だけではない。90億円以上の補助金を出しながら、放恣な経営を許してきた監督官庁の文科省もそれにあたるのではないか。

また日大が揺れている。 大学の私物化。公金に群がる亡者たち。 日大事業部という珍妙な名前の子会社をつくり、田中理事長最側近の井ノ口理事が取締役として付き勝手に采配を振るう。日大関係の備品から消耗品までほとんどの物品を扱い業績を上げる。さらに…

【総理の挨拶文】ノリ付着の痕跡はなかった(上・下)In Fact 宮崎園子さんの記事。事務方のミスとした政府関係者とそれをそのまま報道したマスコミの責任

遅ればせながら、「In Fact」の宮崎園子さんの【総理の挨拶文】ノリ付着の痕跡はなかった(上・下)を読んだ。 読み飛ばしは事務方がノリ付着を確認しなかったからという政府関係者の説明に疑問をもった宮崎さん。その挨拶文を広島市に情報公開請求した。こ…

『逃げた女』こういう映画もあり。何かありそうで、空洞だったり。中身は自分で考えてね、という感じか。 不思議な面白さ。フーンと考え込んでいると、ホン・サンスがほくそ笑んでいるような。

映画備忘録 9月29日kikiにて。 『逃げた女』(2020年製作/77分/G/韓国/原題:The Woman Who Ran/監督・脚本・編集:ホン・サンス/出演:キム・ミニ キム・セビョク クォン・ヘヒョ) 『それから』(2017年)をAmazon見た。不思議な面白さがあった。ホン…

「魅惑の秋 ~フランス・イタリア・ハンガリーを巡る~」「コントラスツ」というタイトルにふさわしく3つの楽器が時に渾然一体、時に自由闊達に、自然と心が湧きたつような演奏だった。

コンサート備忘録。 10月2日、フィリアホール。 「魅惑の秋 ~フランス・イタリア・ハンガリーを巡る~」 (主催 愉音 後援 青葉区役所・駐日ハンガリー大使館 文化庁「ART for the future!補助対象事業) 日時:2021年10月2日(土) 会場:フィリアホール 演…

『愛のように感じた』(エリザ・ヒットマン)10代のセックスに関する言葉は即物的で味気ないものだし、欲望をむきだしのままさらしているようであるのに、エリザ・ヒットマンは、その中の核のような部分に隠されている穏やかでやわらかい異性に対する感情を浮き彫りにする。タイトルはまさにそのままだ。

映画備忘録。 9月29日kikiで。 『愛のように感じた』(2013年製作/82分/アメリカ/原題:It Felt Like Love/監督:エリザ・ヒットマン/出演:ジーナ・ピアルサンティ ジオバーナ・サリメニ ローネン・ルービンシュタイン/日本公開2021年8月) エリザ・ヒ…

『鳩の撃退法』読むには読んだが…。映画より連続テレビドラマのほうが。

9月に見た『鳩の撃退法』に次のように書いた。 「この男が書いた小説(ウソ)を見破れるか?」という惹句は本編にはあまりかかわりがない。この作家は、若い編集者とともにどろなわで小説を書いているに過ぎない。はじめこそ、なんだ?何だ?と思わせるが、…

映画『太陽の子』・・・役者も演出も演技も考証みないいのに伝わってくるものが薄いのは、日米の原爆開発競争にリアリティがないことと思想的な突き詰めがないこと。

映画備忘録。 9月29日、kiki の1本目。 『太陽の子』(2021年製作/111分/G/日本・米合作/監督:黒崎博/出演:柳楽優弥 三浦春馬 有村架純/公開:2021年8月6日) 柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の共演で、日本の原爆開発を背景に時代に翻弄された若者たちの…

埼玉教員超勤訴訟の判決文を読む。給特法全面肯定。校長の時間外命令と教員の自主的自発的勤務は「渾然一体」、ほとんどの時間外は文科省の云う「在校等時間」。旧態依然のクソ判決。

判決文を読んだ。 ひどい判決である。ムカムカした。旧態依然。今の時代からすれば、それ以上だ。 報道では、弁護団は「画期的」と評価したとあるが、何を言っているのかと思う。「32条で損害賠償が認められる可能性を示した」と云うけれど、判決で言ってい…

茅ケ崎で斎藤美奈子さんの講演会。与党支持者、野党支持者の数はあまりかわらない。 問題は支持政党なしの40%のひとたち。そして若者たち。 彼らが求めるものを野党共闘が提起できていないことが問題。

外出の覚え書き。 9月30日、Mさんと二人で茅ケ崎へ。 斎藤美奈子さんの講演会。 会場は茅ケ崎文化会館小ホール。主催は「九条の会・ちがさき」。 東京新聞の案内が載っていた。 会場はほぼ満席。私たちのような年齢、いやもっと上の人が多いか。 前座と言っ…

埼玉教員超過勤務訴訟判決。教員の時間外勤務を労基法上の時間外労働とは認めず。

埼玉の」田中まさおさん(仮名)の教員超勤訴訟の判決が出た。 請求棄却。 教員の残業は労基法上の時間外労働ではなく、したがって36協定の締結もできないという判断のようだ。 ただ、原告のツイッターを見ると、「まとめ」の部分で教員の長時間労働の現状を…

また始まるzoomの授業。

授業が始まった。 2年続けてのzoomによる同時双方向の授業。 大阪ではオンライン授業ばかりで気がふさいだ学生が列車に飛び込み自殺をしたという。 私が受け持っている「教職実践演習」という科目は2010年から導入された新しい科目。32歳以上の教員は受けた…

「浪花の歌う巨人パギヤん独演会vol.4」・・・『医師・中村哲』前・後編を一気上演。

9月25日(土) 大倉山記念館で「浪花の歌う巨人パギヤん独演会vol.4」。 2019年9月15日、2020年1月4日、2021年7月24日と続いたパギヤんと豊子師匠のコラボ。 歌手のパギやんの「浪曲をやりたい。ついては豊子師匠の三味線で」という申し出をたぶん「はい…

『サムジンカンパニー1995』(2020年製作/110分/G/韓国原題:Samjin Company English Class/監督:イ・ジョンピル/出演:コ・アソン イ・ソム パク・ヘス/日本公開2021年7月9日)

映画備忘録。9月20日。kiki。 『サムジンカンパニー1995』(2020年製作/110分/G/韓国原題:Samjin Company English Class/監督:イ・ジョンピル/出演:コ・アソン イ・ソム パク・ヘス/日本公開2021年7月9日) 1995年、金泳三大統領によってグローバル元…

「ヒロシマ文学を世界遺産に」(「文学界」2015年9月号 堀川惠子)『ヒロシマの「河」劇作家・土屋清の青春群像劇』(2019年藤原書店3200円)『被爆者の人生を支えたもの―臨床心理士によるインタビューからー』(被爆者の心の調査プロジェクト編 渓水社 2018年 2500円+税)

テレビをぼうっと眺めているように、暇に飽かせて小説を読む。 気がつくと横になっている。あるいは寝床で読む。 はて、どこまで読んだのか、前の頁を何ページも繰ることも多い。 よく忘れる。読んでも読んでも忘れる。でも読まないよりいい。読んでいるとき…