昨日の朝は抜けるような濃い青空。今朝は曇天、23度。長袖の薄手のシャツを着ているが、歩き始めて10分で汗ばんでくる。
夏が長い。
二日続けてカワセミ2羽を同時に目撃。かなり珍しい。
このところ、Amazonでホン・サンスの『正しい日間違えた日』(2015年・日本公開2018年)『夜の浜辺でひとり』(2017年・日本公開2018年)を続けてみる。
『逃げた女』がきっかけだが、『逃げた女』をみるきっかけが『それから』(2017年・日本公開2018年)。
どれもキム・ミニが出ている。ホン・サンス映画の看板女優。彼女の存在を起点にして
どの映画も展開?していく。
その他登場人物も似通っている。
どの映画も趣向はそれぞれあるのだが、基本的に二人の男女、あるいは女性が向き合って話しているシーンがほとんど。
並べて見ると、完成度、あるいは凝縮度は『逃げた女』が高いような気がする。
不思議な映画だが、魅力がある。日本ではこういう映画、寡聞にして見たことがない。
昨日、『未成年』(2019年)を見た。2020年6月に日本で公開されたが、見逃している。
不倫をしている中年カップルのそれぞれの子どもが、同じ高校に通う女子高生。
親同士の関係が発覚した上に妊娠、出産という事態に二人の娘がどう動く?
どのシーンをとっても「日本では違うな」という思いを強く感じさせる点が新鮮な映画だが、引き込まれた。気候・風土同様、韓国は”湿度”が低く、直情的。予想できない面白さ。
想像を超える結末に、二人の娘がいとおしくなった。
監督はキム・ユンソク。本業は俳優。今まで『海にかかる霧』『極秘捜査』『1987、ある闘いの真実』『暗数殺人』などを見た。性格俳優。この映画でもまともにセリフのある唯一の男性を演じている。監督デビュー作としては十分な完成度。
ヨム・ジョンア
キム・ユンソク