ヒヨドリがカラスに反撃。映画備忘録6本。

きのうは、日傘をもって映画に出かけたのだが、今朝は一転小雨。ビニール傘をもって散歩に出かけた。日曜日だが、人出は少ない。

気温は25℃。少し風がある。途中、雨が激しくなってきた。

カワセミを何羽か目撃。

水中から顔をのぞかせている岩にとまっている。「ほら、隣にも」のMさんの声。

つがいのこともあれば、オス同士のこともあるとのこと。2羽とも青い背中を見せている。

 

バサバサという音に驚いて顔をあげると、ヒヨドリがカラスを激しく追い回している。

体長20㎝ほどのヒヨドリが50㎝以上もあろうかと思えるカラスにとびかかっている。

 

ヒヨドリの巣

この季節、ヒヨドリは子育ての時期らしい。

母鳥がいないところを見計らってカラスが巣を襲うらしい。カラスにとってヒヨドリは、狙いやすいのだそうだ。カラスはひよどりの卵やヒナを狙う。ちょうどカラスももう少し早い時期に産卵をしているのだそうで、えさの調達に飛び回っている時期になる。

自然界の理、さがとはいえ、ヒヨドリの母鳥も卵の強奪やヒナの拉致を座視できないのだろう。空き巣(まさに!)を狙ったカラスに気づき、追い払おうと反撃に出たというわけだ。

追われるカラスは口に何もくわえていなかった。襲撃は未遂に終わったようだ。

 

ふだんは鳴き声がうるさく、からだも大きく何でも食べるヒヨドリは、カワウ同様あまり可愛くはないのだが、こうした防衛行動を目撃すると、ただのおしゃべり鳥ではないのだなと思う、当たり前だが。

そういえば、先日、聴きなれない鳴き声を耳にしたのはヒヨドリの産卵だったのかもしれない。

 

映画備忘録を書かなくなって久しい。6本たまってしまった。簡単に書いておこう。

7月26日

『神は見返りを求める』(2022年/日本/105分/脚本・監督:吉田恵輔/出演:岸井ゆきの ムロツヨシ 若葉竜也/公開:2022年6月24日)

寸評SNSやyoutuberなど新しいコンテンツが組み込まれても所詮人間がやることは変わらない。逆に新しいコンテンツを通せば通すほどせこさが際立つというか。岸井ゆきの、良い。

『百年と希望』(2022年/日本/107分/監督:西原孝至/公開2022年6月18日)

寸評:日本共産党の歴史?誰もまちがったこと言っていないのに面白くないのはなぜ?

先日、『されどわれが日々』を再読。6全協までもう一度戻って考えるべきでは。

8月24日

『ドンバス』(2018年/ドイツ・ウクライナ・フランス・オランダ・ルーマニアポーランド合作/121分/脚本・監督:セルゲイ・ロズニツィア/日本公開:2022年5月21日)

寸評:劇映画とは思えない迫力。混沌をそのまま表現するというのは至難の業だと思いうが、これは成功しているのではないか。

アトランティス(2019年/ウクライナ/108分/監督:バレンチヌ・バシャノビチ/日本公開2022年6月25日)

寸評:2025年のウクライナが舞台。劇映画なのに退屈だった。

8月27日

モガディシュ脱出までの14日間』(2021年/韓国/原題:Escape from Mogadishu/脚本・監督:リュ・スンワン/出演:キム・ユンソク チョ・インソン チョン・マンシク/日本公開:2022年7月1日)

寸評:スケールの大きさ、カーチェイス、銃撃シーンなどつくりのち密さは日本では決してつくれない映画。ソマリア内戦の奇妙な明るさと虚無が伝わってくる。特に子どもたちの表情が良い。北朝鮮と韓国大使館の反目と協力…今でもこんな映画をつくってしまう国とそれを排除しない国韓国。・・・ただ14日間の長さが実感できないのが残念キムユンソクはもちろんよかったがチョインソン素晴らしい。

『わたしは最悪』(2021年/ノルウエー・フランス・スエーデン・デンマーク/128分/監督:ヨアキム・トリアー/出演 レナーテ・レインスベ アンデルシュ・ダニエルセン・リー/日本公開2022年7月1日)

寸評:やや期待外れ。こんなふうにノルウエーの30代の女性が生きている、その一つの典型?今一つピントが合っていないような。