沖縄戦の語り部の伝え部津田憲一さん。

快晴。散歩の時の気温は29℃。風が強いせいか湿気はあまり気にならない。午後の時間帯は34℃が並んでいる。先週の初めは梅雨寒?なんて言っていたのだが。

 

週間予報には雨マークがない。空梅雨か。夜は窓を開けて扇風機で眠るようにして3日目。就寝時のエアコンはなるべく避けたいが、今年はそうも言っておられなくなるほど暑くなるそうだ。

 

19日の県版。

新聞をもっているマスクのおじさん津田憲一さんは古い友人。

沖縄・座間味島を中心とした沖縄戦の聞き取りをまとめた冊子を今までも何冊かいただいている。いただくたびにその日のうちに読んでしまう。話している、聴いている人の熱気が伝わってくる冊子だ。

 

「おじい、おばあはあんたに託したんだよ。あんたが受け止めた座間味、感じた戦争、そのままを生徒たちに話せばいい」

 

語り部の伝え部」初めて聴いた言葉だが、戦争体験の伝承、継承が危ぶまれる中、大事な発想と実践だと思う。

伝承というとき、例えば広島市の、一言一句間違いなく伝えようとする「官」の取り組みが一方にはあるが、それはビデオやテープと同じ。大事なのは生身の人間のからだとこころを通して伝わるもの。この座間味の方の言葉がそれを十分に表している。

アウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所でただ一人日本人の公認ガイドをしている中谷剛さんの発想も同じ。

何百年とこれから伝えていくときに、正確な細部は記録として残ればいい。語り言い伝えはその時々で、変化するもの。

被爆体験は、チェルノブイリ原発事故が起こったときにそれを取り込み、東電の原発事故によって変容する。ロシアのウクライナ侵攻によっても微妙に変化する。それが生身の人間が「伝える」ということだと思う。

 

津田さんから「どこでも出かけて行きます。声をかけてください」という連絡をいただいた。

対象は小学校高学年から大人まで。時間は1時間から1時間半程度柔軟に。謝礼は交通費程度で。

希望される方このブログのコメント欄に記入してください。津田さんとの仲立ちをします。