8月1日~7日、救急搬送困難事案が3年前の7.8倍に。死者は連日200人台に。待機は明けたけれども・・・。

本日、めでたく?待機明け。

8月6日の発熱から10日間、外出はほぼゼロ。

体調は私もMさんも、風邪声が少し。これはコロナというより、エアコンと扇風機によるもの。

かくして、我が家のコロナ騒動、約2週間で収束したことになる。

 

今朝の県版。

8月1日~7日は、救急搬送困難事案(搬送先が30分以上決まらないなど)が3年前の同時期の7.8倍だったという。

もし、発熱と合わせて呼吸困難などの症状があった場合、救急要請をしても、入院先が決まらなかった可能性もあったかもしれないということだ。

30分で決まった事案もあれば、20数時間、決まらなかった例も。

発熱外来も診療を断るケースがかなりあったというから、私たちはいろいろな意味で運が良かったのかもしれない。

・基礎疾患がいくつもあるのに、症状がほぼ発熱だけだったこと。

・発熱外来がすぐに対応してくれ、診察(電話)と処方もスムーズで、薬局も丁寧に対 応してくれたこと。

・保健所・県の対応も電話、LINEが適切でだったこと。

・パルスオキシメータの配送も早かったこと。

・配食サービスも、予定より早く到着したこと。

 

何より、近所の方々がさまざま気を遣ってくださったり、次女らも適宜必要なものを届けてくれた。

孫二人に長女、そして私たちと5人が感染したが、孫二人はすぐに回復、私たちも症状が軽かったことから入院や宿泊療養施設などを考えるなどの大変な状況とならなかったのが、不幸中の幸いだった。

 

オミクロン株、とりわけBA5は症状が軽く、重症化しにくいといわれるが、きのうの報道では、一日当たりの死者数は、一か月で約7倍に増え、ほぼ連日200人台に達しているという。神奈川県内でも昨日の死亡者は20人。このままだと第6波を上回る可能性もあるという。

死者数の増加の原因は、「病床使用率の上昇、医療従事者の感染による病棟閉鎖などで適切な医療が受けられないこと」(国立感染症研究所脇田所長)だという。

見えないところで、厳しい事態が進行しているようだ。

お盆や観光地での報道を見ていると、人々のあまりのあけっぴろげさに驚かされる。

不織布マスクのTPOに応じた適切な使用と換気、三密回避…それだけでも感染は抑えられるはず。 

 

7月に上半期の直木賞芥川賞が発表になった。

今回は窪美澄さんが『夜に星を放つ』で直木賞を受賞。

もちろん読んでいない。

窪美澄さんの名前を意識したのは、映画『ふがいない僕は空を見た』。

映画がとっても新鮮で印象が強かったので原作を読んでみた。これがよかった。

それから、ぽつぽつと図書館で借りたり、中古を買ったりして、読んできた。

作家生活が短い方だからそんなに作品は多くない。読んだのは、

 

・水やりはいつも深夜だけど(2016年)

・ははのれんあい(2021年)

・すみなれたからだで(2016年)

・やめるときもすこやかなるときも(2017年)

・トリニティ(2019年)

・夜のふくらみ(2014年)

・たおやかに輪をえがいて(2020年)

・朔が満ちる(2021年)

 

長編で印象が強いのは『やめるときもすこやかなるときも』『トリニティ』。好きなのはやはり短編。連作短編集『水やりはいつも深夜だけど』は出色。「かそけきサンカヨウ」は映画にもなったが、印象が強く残っている。文章を追うのでなく、浸る愉しみのようなものを窪短編に感じる。水やりはいつも深夜だけど

 

甲子園の中継を見る。

もう10日近く散歩をしていない。

早朝に70分、夕方に30分。歩数計は12000歩ほど。

降る日も照る日も・・・は大げさだが、休むことはあまりない。

体力というか筋力が落ちるのは必至。かと言って、出歩くわけにもいかない。

 

8月14日、8時から甲子園の中継を見る。

横浜高校聖光学院の試合。

2時間。投手戦の楽しみもありながら、打撃も楽しめた。ともに守備力のあるエラーの少ないゲーム。好ゲームというのだろう。

放送の中で、福島勢と神奈川勢の試合、春夏通じてこれが9度めとの指摘があった。

今まで8回すべて神奈川勢の勝利だとか。

もしかしてとググってみたら、その最初が、1971年の夏の大会の決勝戦桐蔭学園と磐城の試合。

1‐0で桐蔭が勝っている。

この年、磐城高校は2回戦から登場して3試合すべて完封。小さな大投手と言われた田村投手が最後まで投げ切った。チームとしてもちびっこ軍団と呼ばれた。

この時のことはよく覚えている。高校3年生だった。

 

それ以来、春の大会は2回(2012年・2018年)対決があり、福島は聖光学院、神奈川は横浜と東海大相模。2度とも聖光学院の負け。

夏の大会は、学法石川(1983年)と日大東北(1990年)がいずれも横浜商に負けている。

あと3回は聖光学院が、桐光学園(2005年)、横浜(2008年)、東海大相模(2015年)に負けている。

 

こうしてみると聖光学院は、相手は違えど8回のうち5回神奈川勢と戦い、すべて負けてきたということだ。

今年が9回目。51年目に初めて福島勢が勝ち、聖光学院は2005年以来の勝利ということになる。

 

こんな歴史があったとは…。

 

もう一つ、中継を見ていて驚いたこと。

解説をしている方の指摘がとにかく小気味よいほどよくあたること。

「次のボールをヒットにする確率が高いですね」

「次はスライダーでしょう、○○選手、狙っていくと思います」

何度か冷静な指摘があたり、それをアナウンサーに指摘されても、結果を生んだ選手を褒めるというパターンの繰り返し。

漫然と見ているほうには驚くような解説。優れた方がいるものだと驚いた。

 

久しぶりに野球中継を愉しんだ。

 

2人とも体調に変化なし。Mさん、少し風邪気味。

 

時代を感じさせる写真(ネットから)

 

『実録 愛と希望を語る90分 子ども性教育』(ジャパンマシニスト社1600円+税)

 

前号の『大人のための性教育』に引き続く宮台真司+岡崎勝の性教育論。

前半は学生を前にしての3時間の宮台先生の授業。

1時間目 どうして独りぼっちは寂しいの? 

      -いつでもつながれるのに「孤独」な時代

2時間目 「恋愛・セックス・結婚」はどう変わったの?

      ー統計に見る日本人の意識と現実

3時間目 「いい恋愛」をするには、どうしたらいいの?

      ーこれからを生きる「希望」を見出すために

 

後半は小学生向けの岡崎先生の特別授業。

 からだとこころの「プライベート」な部分って、どんなこと?

  ・「成長」について考えてみよう

  ・ほかの人に触られたら困るからだの部分

  ・男と女の体って、どうちがうの?

  ・性別は「男」と「女」だけじゃない

  ・「プライベート」なことを話すときは相手のことを考えて

 家族や友達と仲良くつきあうには、どうしたらいいんだろう?

  ・お父さん・お母さんが口うるさいのはどうして?

  ・最初はできなくても「家事」にチャレンジしてみよう

  ・便利な生活の中で、どうしたら幸せになれる?

  ・いい友だちがほしかったら、まずは自分をみがくこと

 

今の時代に、子ども、若者だけでなく、大人にしっかり読んでほしい本だ。

今までぼんやりと考えていたことを、すっきりと整理してもらえた。そういうふうに言葉にするとよくわかる、ってところがいくつも。

 

2人の「知」の深さが、時代をしっかりとらえていると思った。

孫たち、帰る。Mさん、待機解禁。

8月12日(金)明け方、深夜東名を350㌔走り続けて長女のダンナTさん、横浜着。

岐阜から4時間半。空いていたとはいえ、深夜の運転は大変。

家には入らずクルマで仮眠を取る。孫2人、久しぶりのパパとの対面。照れくさそうな嬉しそうな表情。

帰省のラッシュがないとは限らないので、6時すぎに出発。

出て5分後、用意した朝食のおにぎりを取りに戻る。

ここから東名横浜インターは、すいていれば5分で入れる。よく気がついてくれた。

11時過ぎには岐阜到着。帰りも4時間半ほど。三列シートを使って車内分離。3人はもう陰性になっているはずなので、感染の可能性はないと思うが。

どこも渋滞しなかったという。よかった。

 

さて、18日間の滞在だった。5人の生活からまた2人の生活に。まずは掃除。

いつも思うことだが、老人2人の生活はいたってシンプル。

 

Mさんは発症(のどがかゆい、というのをドクターが発症と判断。発熱はその3日後だったのだが、県の担当者にそう伝えても、ドクターの判断が優先ということで、変わらなかった)から今日で10日目。あす待機解禁に。

風邪のような症状。鼻声。くしゃみが出ている。咳も少し。

 

私は6日が発症なので、まだ6日目。解禁まではまだまだ。

何度か書いたが、私の症状は発症日の数時間の発熱とその後2日間ほどの肌のピリピリ感だけ。その症状がなくなってからは、体調は通常通り。だるくもない。少し違うのは、1日に2,3回痰が出るぐらい。

 

いろいろ見聞きしていると、やはり、

BA5などのオミクロン株は一般的に感染力は強いが、症状は軽いというのが大方の評価。

専門家によると、2年前のアルファ株と比べてBA5は4倍程度の感染力だそうだ。

 

では症状が軽いのは?

攻撃力が低下し、弱毒化しているのかというと、どうもそうではないらしい。

弱毒化はウイルスの性格だが、重症化は宿主の問題という。

高齢者や基礎疾患のある人は重症化リスクは依然あるのだそうだ。

 

その意味で、私が重症化せずに済んでいるのは4回目のワクチン、とりわけファイザー社のワクチンによるという説がある。

 

重症化率は、第五波の時は3%、それに対し今回の第七波では0.37%。

ワクチンを接種しても感染はするが、

ファイザー社のワクチン重症化予防効果は4回目接種後、6週間は減らなかった」

 

厚労省は言っている。我田引水?

 

最近よくテレビに出るコロナ後遺症外来の「ヒラハタクリニック」の院長が云うには、

第七波の症状の特徴として、

「咳やのどの痛みが多い。味覚、嗅覚障害は少ない。強い倦怠感を覚える人が多く、準寝たきりになる人が老若男女を問わず多い」

対応としては漢方薬処方や鍼灸などが効果的だとか。

「鼻うがい」も有効だという。

平畑院長、テレビで「昨日は明け方3時までオンライン診療をやっていました。それでも断らなければならない患者さんがたくさんいます」。平畑院長

 

政府は医療機関の負担を軽減するために第七波終息後に、全数把握などが必要となる感染症法の「二類」から、インフルなどと同じ5類への引き下げを検討しているという。

 

素人考えでも、これは危険に思える。

また新たな変異株が出てきたとき、対応がとれるのかどうか。

実際に感染してみて驚いたのは、ドクターが処方したのが解熱剤と咳止め、それと効果不明(とドクターは言った)の新薬のみだったこと。

 

要するにまともな治療薬はまだできていないということだ。

 

8月13日。台風襲来とのこと。朝から降雨激し。

待機明けのMさん、明日まで返却の本を返しに図書館、宅配便、買い物とクルマで動く。大荷物を抱えて帰宅。

 

友人、Kさんから本のお礼にとアップルクーヘンというお菓子を送ってもらう。

林檎が丸ごとバウムクーヘンで包んである。珍しい。類菓多しだが、これは福島・会津若松の菓子舗”太郎庵”のお菓子。美味。

 

 

桂望実の新刊『残された人が編む物語』が面白いという。図書館で43番目。

中古で文庫を1冊購入『手の中の天秤』(PHP文芸文庫2016年 単行本2013年)

びっくりした。

執行猶予付きの判決を言い渡された被告を、執行猶予期間が終わったときに服役させることができる権限を遺族がもつというシステムを仮構した物語。そのための調査係官が主人公。何人もの被害者、加害者に会う。

へ?と思ったが、引き込まれた。急がずにじっくり読ませるし、ディテールがよくできている。人物の造形も素晴らしい。こういう作家を手練れというのだろう。見ていないが『県庁の星』の原作を書いた人。

 

 

神奈川県から配食サービスが届く。

8月11日

体調は通常と全くかわらない。

食事も、三度三度しっかり食べている。量は少ない。動いていないのだから仕方がない。

酒を呑まなかったのは、発熱した6日一日だけ。これも量は少ないが、からだは拒否しない。いくら習慣でも体調不良時にはからだは拒否するもの。体調はよいということだ。

 

オミクロン株、置き換わったBA5 は、軽症の方が多いという話はよく耳にするが、同世代でしんどい思いをしている方もいるようだ。

症状は千差万別。さまざまな要因が絡んで「症状」になる。そのあたりが風邪やインフルとは違う。

 

11時過ぎ。宅配便。

大きな荷物が二つ届く。県からの配食サービス。

込んでいるということで4日ほどかかるという話だった。3日目。どうしてもということではありません、と伝えつもりだったが。

一人分を並べてみた。これで8日分。

一覧表は入っていない。つくってみた(1人前)。

・ サトウのごはん  9個

・ あかいきつね   5個

・ サバの缶詰    8個

・ レトルトのカレー 3個

・ アリナミンメディカルバランス 2個

・ キャロットオレンジジュース 1本

・ 野菜生活(ジュース) 3本

・ 袋入りクロワッサン 3袋

・ わかめ味噌汁 24袋

・ ブルボンバタークッキー 1箱

・ おさかなソーセージ 8本

・ 朝日満足バー(1本満足・補助食品) 1本

・ ウーロン茶(パウダー)1袋

・ スポーツドリンクパウダー2袋

・ ビスコ 2箱   

・ トイレットペーパー 3ロール

・ ティッシュペーパー 2箱

 

定価で換算すれば5000円近いだろうか。

 

チラシが一枚入っている。

・お一人様1回のみの配送であること

・療養延長となっても追加はないこと。

・選べるよう8日分より多めに入っていること。

・食べられそうなものから食べること。

・水分をこまめに摂取し脱水症状を防ぐこと。

 

 

末尾に【問い合わせ先】として

 *配食サービスに関すること:神奈川県療養サポート窓口 TEL045……

 *配送食品に関すること:ワタミ株式会社 TEL 0120‥

 

ワタミが請け負っているということだ。 

 


日清戦争を嚆矢として戦争をめぐるプロバガンダが始まる。

両国民とも、懸命なプロバガンダによって自国が戦争に勝利したと当時も信じていたという。

ほとんどフェイクニュースに近いプロバガンダは、現在のウクライナ戦争でも同じこと。日清、日露、第一次、アジア太平洋戦争と移り行く中、ツール自体の変遷も面白かった。

湾岸戦争の時はまだテレビが主流だったが、今世紀に入ってからの戦争はSNSが主流。

しかし基本のところは何ら変わっていない。歯止めが効かないというところも。

 

パルスオキシメータが届く

8月9日

発症からずっと続いていた肌のピリピリ感(普段なら熱が出る予兆のようなもの)が、午後、消えた。午前中に1時間ほどうとうとしたあとにラクになった感じがあったが、このせいだと気がついた。

 

大きな変化だ。症状はこの他に少し咳が出るだけ。

8月10日

午前中、Mさんの仕事(ボランティア)の関係のご近所の方が、何品かおかずをつくって届けてくださった。ありがたい。

 

早朝、県のLINE。同じ項目で質問。

 

*息が苦しくないか? 

*体温は? 

*パルスオキシメーターはあるか?

 

毎日、質問だけかい?と思っていたら、午後になってパルスオキシメーターが届いた。

 

保健所のスタッフの方が8日に「送ります」と言っていたのがこれなのか?

 

だとするなら、県と保健所はしっかり連携しているということだ。

 

 

14時ごろ、配達スタッフから、到着5分前に電話。5分後オートロックから連絡。玄関のチャイムが鳴って配達完了。スタッフが去ってからドアを開ける。

 

すぐに測定。96%

Mさん97%。

1%の差は、狭心症・ステント挿入によるものだろう。

 

 

テレビのニュースで、救急搬送が37時間かかった例が取り上げられていた。

今回のオミクロン第7波は重症化するケースは少ないといわれている。

デルタ株の時のようにエクモの奪い合いのようなことはないと思うのだが、それでも病床ひっ迫という状況がある。

 

アメリカ・バークレー在住の町山の話は、はじめTBSラジオの”たまむすび”で聴いた。

BS朝日の『町山智浩アメリカの今を知るTV In Association With CNN』では、米在住の女優藤谷文子アメリカの「いま」を毎週話している。

同じ話題を週刊文春町山智浩の言霊USA』に書いている。

町山に対し厳しい見方をする方もいるが、映画の論評は変にバランスをとろうとせず、ストレートに社会現象と結びつけて論じるところが優れていると思う。

『ジョーカー』や『パラサイト半地下の家族』『万引き家族』についての論評も面白かったが、それ以上に『ノマドランド』のクロエ・ジャロ、ケン・ローチ、そしてダルデンヌ兄弟について貧困と格差を論じたところが面白かった。

ダルデンヌ兄弟のファンとしては、留飲を下げる部分が多かった。

コロナ感染、4日目。

孫二人は元気。ほぼいつものの状態。

きのう検査をした長女のPCR検査の結果が判明。

陰性。母子3人でずっと同衾していたのだから、陰性はあり得ない。回復したということだろう。

きのうの神奈川県の感染者数12631人 

    うち横浜市の感染者数5707人 

 

この中に私とMさんが入っている。

この他に自主療養届発行者数が2744人

 

8月9日 9時23分。

神奈川県療養サポートからLINE。体調に関するアンケート。

Q息が苦しいですか? ➡ いいえ

Q現在の体温を選択してください。 ➡36.6℃

Qパルスオキシメータ―はありますか? ➡ ない

以上で終了。

 

次の項目にひとつでも当てはまった場合は、すぐに下の「コロナ119番」をタップし、電話をおかけください。

 

・顔色が明らかに悪い

・唇が紫色になっている

・息が荒くなった(呼吸数が多くなった)

・日常生活の中で少し動くとすぐに息が上がる

・胸の痛みがある

・横になれない

・座らないと息ができない

・肩で息をしているぜーぜーしている。

・吐き気を伴う頭痛がする

・ぼんやりしている(反応が弱い)

・もうろうとしている(返事がない)

・脈が飛ぶ 脈のリズムが乱れる感じがする

 

その他のご相談は「療養サポート窓口」にお願いします。

 

9時35分

保健所から電話。

病院から陽性との連絡があったので連絡しました、と女性の声。

簡単すぎる県のLINEによる質問とは違って、今日の状況と発症時の確認、基礎疾患の詳細などをヒアリング。

現在の症状としては、平熱、わずかに咳、頭痛なし、食欲あり、肌が少しピリピリする・・・など。

 

パルスオキシメーターはありますか?との質問に同様にありませんと答えると、

「すぐに送ります」。

県のLINEと連動しているのだろうか。

 

県の質問にはなかった「配食サービスは希望しますか?」

どんなものかわからないので取り合え宇「希望します」と答えると

「込んでいるので4日くらいかかるかもしれません」との答え。

「今のところ何とかなっているので、結構です」と答える。

10分ほどのヒアリングのあとに

私の自宅待機は8月16日まで。17日から外出可能ということに。

それから、私の場合重層化リスクが高いため、いざというときの連絡先として

横浜市コロナ119番(24時間対応)の番号を教えてくれる。

これとさっきの県のと合わせると、連絡窓口は

①療養サポート窓口(9:00~21:00)

②県コロナ119番(24時間)

③市コロナ119番(重傷者リスクを抱えた人への対応 24時間対応)

 

問題は、いざというときこれらが機能するかどうかだ。 

 

1時間後、Mさんのところに同様の電話。

 

 

今朝の新聞。厚労省はオミクロン株に対応した新しいワクチンの接種を10月半ばに始めるとのこと。ファイザー社が8日に厚労省に申請、モデルナも続くという。

第7波で感染した人たちは、このワクチンは無用ということだ。

またファイザー、モデルナ。国費で支払う額は膨大だ。

国内の医薬品会社のワクチン開発が間に合わない、何より国の研究機関がワクチン開発の先頭に立てないのはなぜなのか。

3年も闘いながら、先手を打てず後手に回るしかない状況。

政治のテーマは今、コロナではなく、旧統一教会と政権内部との深いつながり。

コロナでの原点を、旧統一教会問題を使って内閣改造を前倒しし、安倍政権の影を払しょく、岸田政権に一新するという、これはまさに政局。

「何が問題ですか?」「知っていれば…」。

政治家が自分のアホさを露呈して恬として恥じない。

それすら利用して、政権基盤をつくろうとするやから。

統一教会の票をウラで差配していた安倍元総理、その信者の息子に撃たれ死んだのに、多額の税金を使って国葬にするという。

葬儀は、統一教会自民党の合同葬がちょうどいい。そうすれば少なくとも税金はかからない。

 

献本のお返しにいただいた本。

著者は日大文理学部の助手。ITが苦手の私の質問にいつも応えてくれる方。教育社会学の研究者。

中国国内問題の一つが学校教育。都市と地方の格差の大きさは日本の比ではない。

ご自身の出自を土台に書かれた博士論文の書籍化。勉強してみようと思う。

 

 

PCR検査と解熱剤、咳止めをもらうために1日、半日かかってしまう。 コロナとの闘いはもう3年目。 現場の医療従事者は懸命に取り組んでいるのに、政治がやらなければならないところが抜けている。いつになっても同じことの繰り返し。医療ひっ迫の次には、受診自粛。 いつも国民の方に我慢を強いる政府。 身をもって無策を感じる閉門蟄居の日々である。

3年目の夏、長い長いコロナとの闘い、とうとう我が家にもコロナがやってきた。

8月4日午前中、Mさんが私の部屋に来て囁くように「Sちゃん、発熱・・・」。

ドキッとする。

2日、3日と近くの市営プールに親子3人で出かけたのが原因か、それともどこかでもらってきたか。潜伏期間がるので特定はしにくい。互いに注意はしていたのだが。

 

私たち二人は明5日から広島へ出かける予定。思案のしどころ…なんて言っているうちにRくんと母親、つまり長女も発熱。感染力が強いといわれるオミクロンBA5 だろう。

SちゃんRくんともに39℃台。

もちろんこのままほおって出かけるわけにはいかない。それにプールの送り迎えや家での生活を考えると私たちにも感染している可能性も高い。

広島行きを断念する。新横浜の旅行会社までキャンセルに。ついでの食料などを大量に仕入れる。

キャンセルは2人分の新幹線、ホテル、そして広島交響楽団マーラー3番のチケットも。代えがたいもの。痛いのはお金だけでゃない。

 

夕方、Mさん、のどのかゆみを訴える。

2週間前、感染した次女が同じ症状だった。その後発熱した。

 

5日、あさから私以外の4人、ぐったりしている。

南町田駅前にある子どもクリニックの予約が取れる。Mさんがクルマで連れていく。

新しく開院したクリニック、患児2人は動かずに、ドクターと看護師が動くていねいな診療だったそうだ。

検査結果は2日後に電話で知らせくれるのだとか。

 

Mさん、だんだん調子が落ちてきている。

駅前の処方箋薬局に、今度は私が解熱剤などを取りに行く。ついでも買い物も。

この時点で私は痛くもかゆくもなく、元気。Mさんと違って孫たち距離があるからかもしれないと思っていた。

Mさん、夕方、とうとう発熱。コロナ禍、広がる。

 

5日深夜というか6日夜半、暑苦しくかつ気持ちが悪くて何度か目が覚める。

熱が出る感じとは違う。私の場合、というか多くの人は風邪の時には寒気というか悪寒がするものだが、今回はからだが妙にあったかい。それに脈拍が以上に速い。枕に当てた耳から強い動悸を感じる。

6日早朝、熱を測る。38℃超え。拍が121。とうとう来てしまった。早かった。

いつもしている朝食の準備がする気になれない。微熱が続いているMさんに代わってもらう。

やや少なめだがふたりで普通にたべる。

これで全員が発熱。5人が同じような食事ができなくなった。

市販薬eveを2錠飲む。

 

瀬谷駅近くの病院の発熱外来が受け付けているというので、ここにターゲットを絞り、9時からふたりで電話。

つながらない。リダイヤルを100回以上繰り返すうちに、呼び出し音に変わる。

出るか出るかと思って5分後、ようやくつながる。

いくつか質問に答えると、あとで看護師から電話があるから待機せよとの指示。

 

1時間後に電話がある。高齢の女性の声。ここでもう一度細かい聞き取りをされてのち、14時45分に来院せよ、ついては1時間前から飲食はすべて禁止。水もダメ。クルマのナンバーと色は?降りたら近くのプレハブ小屋に防護服の看護師がいるので指示に従え、そのあとはいったん帰宅し、ドクターからの電話を待て。

そこで診断が終われば、再度来院し、診療費を支払い、処方箋を受けとれ。それをもって隣りの薬局に行ってもらうが、中に入らずに呼び出しのインターフォンを押せ、とのこと。

お昼にeveをあと2錠飲む。

 

30分前に家を出る。5分前には病院の駐車場に待機。狭い駐車場、Mさん入れるのが大変。

ちょうどの時間にプレハブに行くと防護服姿の女性看護師。

体温と酸素飽和度をはかる。6度9分。96%。そしてPCR検査。ここのは鼻に突っ込むでもなし、唾液を吐き出すのでもない、棒の先の脱脂綿を舌下に入れて5分待つというやつ。

この看護師一人しか姿を見せない。とにかく動き続けている。

結果は、明後日8日の月曜に電話をするという。

終了。いったん帰宅。

1時間後にドクターから電話。ほぼ1分ほどの簡単な問診。やや疲れた声。終日、発熱患者の対応をしているのだろう。解熱剤カロナール5日分と咳止めデキストロメトルファンを5日分処方される。Mさんは同じものを5回分。この違いは基礎疾患、重症化リスクの高低の違いか。

 

1時間半後、電話があり、会計ができたから来てほしい、と。

再びクルマで出かける。

時間ちょうどに着くも、件の看護師は他の患者への対応をが続けている。声をかけられる雰囲気ではない。名前だけ確認してくれたから、暫しウエイティング

10分後、差し出したお金には一切触らず、引き換えに処方箋をもらう。

隣接の薬局に向かい、インターフォンを押す。

スタッフが出てきて真新しいビニール袋をあける。そこへ処方箋を1枚ずつ入れる。あとはクルマで待機。20分後、クルマまでスタッフが薬を持参。お薬手帳で吞み合わせを確認したうえで薬剤を受領。

 

外ははや夕刻に。病院は一日仕事。

2人とも症状が軽かったから何とか2度のクルマの往復もできたが、高熱で動けなかったりすれば救急車を呼ぶことになる。そこから先は・・・報道を見ているとあまり考えたくもない。感染力は強いが、重症化することは少ないといわれるBA5だが、全く重症化しないわけではない。単に確率の問題。自分一人の身になれば0か100%だ。

問診ではワクチンの接種状況も訊かれたが、ドクターは「症状が軽いのは4回目のワクチンを打っているからでしょう」という。

私たちの接種日は7月19日。抗体が出来上がるのに2週間と言われるから、BA5に現在のワクチンは対応できていないとはいえ、一定の効き目はあるということなのだろうか。

 

帰宅してしばらくしたら、次女が玄関の網戸から「おとうさん!」と声をかけている。

網戸を開けずにやり取り。飲み物やゼリー、食べ物などどっさり持ってきてくれる。滞在時間1分。こんなに短い滞在も初めてだ。

 

みな元気がない。それぞれ好きなものを食べ、さっそく薬を飲む。早めに就寝。

 

7日、早く寝たせいか2時前に起きてしまう。全英女子オープン3日目をみる。

食事ごとに解熱剤と咳止めを服用。体調は悪くない。少なくとも風邪の時よりはまし。皮膚が少しひりひりするが、解熱剤が効いているのか熱は上がらない。

終日、横になって読書と睡眠を繰り返す。

孫二人は、もうほとんど通常の状態。娘は今一つ、調子が戻っていない。Mさんは咳と微熱。

 

8日、昼頃に病院から電話。「ドクターに代わります」。

「結果をお伝えします。陽性です。ついてはあなたの場合基礎疾患があるため重症化しやすいので、コロナ対応の薬を処方することができます。ただし副作用があります。どうしますか」

断る。ふだん、7種類を服用し、一昨日から解熱剤と咳止め、さらにちょっと得体のしれないコロナ薬はちょっと。

 

これから陽性者としての生活が始まる。

日に一度は状態を県に連絡。

しかしパルスオキシメータや食料の配布などについては動きが鈍っているようだ。

それにしても、だ。3年間、この感染症に国を挙げて対応してきて、感染した人へ処方する薬が解熱剤と咳止めというのはどうなのだろう。陽性かどうかだけを見極めたらあとは対症療法?とにかく罹るだけ罹ってしまえ、ということなのだろうか。

薬を眺めていると、猛烈に不安なになってくる。これって私だけ?

 

長女だけが診察を受けておらず、薬も処方されていない。同じ病院で14時の予約が取れる。

またMさんがクルマを出す。もちろんクルマからは出ない。

13時30分に出かけて戻ったのが16時30分。

 

繰り返すが、PCR検査と解熱剤、咳止めをもらうために1日、半日かかってしまう。

コロナとの闘いはもう3年目。

現場の医療従事者は懸命に取り組んでいるのに、政治がやらなければならないところが抜けている。いつになっても同じことの繰り返し。医療ひっ迫の次には、受診自粛。

いつも国民の方に我慢を強いる政府。

 

身をもって無策を感じる閉門蟄居の日々である。