8月1日~7日、救急搬送困難事案が3年前の7.8倍に。死者は連日200人台に。待機は明けたけれども・・・。

本日、めでたく?待機明け。

8月6日の発熱から10日間、外出はほぼゼロ。

体調は私もMさんも、風邪声が少し。これはコロナというより、エアコンと扇風機によるもの。

かくして、我が家のコロナ騒動、約2週間で収束したことになる。

 

今朝の県版。

8月1日~7日は、救急搬送困難事案(搬送先が30分以上決まらないなど)が3年前の同時期の7.8倍だったという。

もし、発熱と合わせて呼吸困難などの症状があった場合、救急要請をしても、入院先が決まらなかった可能性もあったかもしれないということだ。

30分で決まった事案もあれば、20数時間、決まらなかった例も。

発熱外来も診療を断るケースがかなりあったというから、私たちはいろいろな意味で運が良かったのかもしれない。

・基礎疾患がいくつもあるのに、症状がほぼ発熱だけだったこと。

・発熱外来がすぐに対応してくれ、診察(電話)と処方もスムーズで、薬局も丁寧に対 応してくれたこと。

・保健所・県の対応も電話、LINEが適切でだったこと。

・パルスオキシメータの配送も早かったこと。

・配食サービスも、予定より早く到着したこと。

 

何より、近所の方々がさまざま気を遣ってくださったり、次女らも適宜必要なものを届けてくれた。

孫二人に長女、そして私たちと5人が感染したが、孫二人はすぐに回復、私たちも症状が軽かったことから入院や宿泊療養施設などを考えるなどの大変な状況とならなかったのが、不幸中の幸いだった。

 

オミクロン株、とりわけBA5は症状が軽く、重症化しにくいといわれるが、きのうの報道では、一日当たりの死者数は、一か月で約7倍に増え、ほぼ連日200人台に達しているという。神奈川県内でも昨日の死亡者は20人。このままだと第6波を上回る可能性もあるという。

死者数の増加の原因は、「病床使用率の上昇、医療従事者の感染による病棟閉鎖などで適切な医療が受けられないこと」(国立感染症研究所脇田所長)だという。

見えないところで、厳しい事態が進行しているようだ。

お盆や観光地での報道を見ていると、人々のあまりのあけっぴろげさに驚かされる。

不織布マスクのTPOに応じた適切な使用と換気、三密回避…それだけでも感染は抑えられるはず。 

 

7月に上半期の直木賞芥川賞が発表になった。

今回は窪美澄さんが『夜に星を放つ』で直木賞を受賞。

もちろん読んでいない。

窪美澄さんの名前を意識したのは、映画『ふがいない僕は空を見た』。

映画がとっても新鮮で印象が強かったので原作を読んでみた。これがよかった。

それから、ぽつぽつと図書館で借りたり、中古を買ったりして、読んできた。

作家生活が短い方だからそんなに作品は多くない。読んだのは、

 

・水やりはいつも深夜だけど(2016年)

・ははのれんあい(2021年)

・すみなれたからだで(2016年)

・やめるときもすこやかなるときも(2017年)

・トリニティ(2019年)

・夜のふくらみ(2014年)

・たおやかに輪をえがいて(2020年)

・朔が満ちる(2021年)

 

長編で印象が強いのは『やめるときもすこやかなるときも』『トリニティ』。好きなのはやはり短編。連作短編集『水やりはいつも深夜だけど』は出色。「かそけきサンカヨウ」は映画にもなったが、印象が強く残っている。文章を追うのでなく、浸る愉しみのようなものを窪短編に感じる。水やりはいつも深夜だけど