甲子園の中継を見る。

もう10日近く散歩をしていない。

早朝に70分、夕方に30分。歩数計は12000歩ほど。

降る日も照る日も・・・は大げさだが、休むことはあまりない。

体力というか筋力が落ちるのは必至。かと言って、出歩くわけにもいかない。

 

8月14日、8時から甲子園の中継を見る。

横浜高校聖光学院の試合。

2時間。投手戦の楽しみもありながら、打撃も楽しめた。ともに守備力のあるエラーの少ないゲーム。好ゲームというのだろう。

放送の中で、福島勢と神奈川勢の試合、春夏通じてこれが9度めとの指摘があった。

今まで8回すべて神奈川勢の勝利だとか。

もしかしてとググってみたら、その最初が、1971年の夏の大会の決勝戦桐蔭学園と磐城の試合。

1‐0で桐蔭が勝っている。

この年、磐城高校は2回戦から登場して3試合すべて完封。小さな大投手と言われた田村投手が最後まで投げ切った。チームとしてもちびっこ軍団と呼ばれた。

この時のことはよく覚えている。高校3年生だった。

 

それ以来、春の大会は2回(2012年・2018年)対決があり、福島は聖光学院、神奈川は横浜と東海大相模。2度とも聖光学院の負け。

夏の大会は、学法石川(1983年)と日大東北(1990年)がいずれも横浜商に負けている。

あと3回は聖光学院が、桐光学園(2005年)、横浜(2008年)、東海大相模(2015年)に負けている。

 

こうしてみると聖光学院は、相手は違えど8回のうち5回神奈川勢と戦い、すべて負けてきたということだ。

今年が9回目。51年目に初めて福島勢が勝ち、聖光学院は2005年以来の勝利ということになる。

 

こんな歴史があったとは…。

 

もう一つ、中継を見ていて驚いたこと。

解説をしている方の指摘がとにかく小気味よいほどよくあたること。

「次のボールをヒットにする確率が高いですね」

「次はスライダーでしょう、○○選手、狙っていくと思います」

何度か冷静な指摘があたり、それをアナウンサーに指摘されても、結果を生んだ選手を褒めるというパターンの繰り返し。

漫然と見ているほうには驚くような解説。優れた方がいるものだと驚いた。

 

久しぶりに野球中継を愉しんだ。

 

2人とも体調に変化なし。Mさん、少し風邪気味。

 

時代を感じさせる写真(ネットから)

 

『実録 愛と希望を語る90分 子ども性教育』(ジャパンマシニスト社1600円+税)

 

前号の『大人のための性教育』に引き続く宮台真司+岡崎勝の性教育論。

前半は学生を前にしての3時間の宮台先生の授業。

1時間目 どうして独りぼっちは寂しいの? 

      -いつでもつながれるのに「孤独」な時代

2時間目 「恋愛・セックス・結婚」はどう変わったの?

      ー統計に見る日本人の意識と現実

3時間目 「いい恋愛」をするには、どうしたらいいの?

      ーこれからを生きる「希望」を見出すために

 

後半は小学生向けの岡崎先生の特別授業。

 からだとこころの「プライベート」な部分って、どんなこと?

  ・「成長」について考えてみよう

  ・ほかの人に触られたら困るからだの部分

  ・男と女の体って、どうちがうの?

  ・性別は「男」と「女」だけじゃない

  ・「プライベート」なことを話すときは相手のことを考えて

 家族や友達と仲良くつきあうには、どうしたらいいんだろう?

  ・お父さん・お母さんが口うるさいのはどうして?

  ・最初はできなくても「家事」にチャレンジしてみよう

  ・便利な生活の中で、どうしたら幸せになれる?

  ・いい友だちがほしかったら、まずは自分をみがくこと

 

今の時代に、子ども、若者だけでなく、大人にしっかり読んでほしい本だ。

今までぼんやりと考えていたことを、すっきりと整理してもらえた。そういうふうに言葉にするとよくわかる、ってところがいくつも。

 

2人の「知」の深さが、時代をしっかりとらえていると思った。