16時になる。まだ満開にならないモッコウバラが枝ごと風に揺れている。
何気なくスマホを見ると、外の気温は27℃。
湿度はうちも外も61%から63%。蒸し暑さはさほど感じない。
テラス窓は開け放ってあって、そのちょうど一間分が網戸になって、心地よい風が入ってくる。
今日はこの網戸を通手は行ってくる風が、ことのほか心地よいのだ。
4年ほど前になるだろうか。マンションの大規模修繕があったとき、修繕の邪魔になるという理由から庭の鉢類とともにこの網戸2枚と私の部屋の1枚が取り外されて、マンションのどこかに保管されていた。
半年ほど経って修繕が終わり、網戸屋さん?が元に戻してくれ・・・なかった。
私の部屋の1枚は難なく元に戻ったのだが、リビングの2枚は修繕前にはすいすいと動いていたのが、ガシガシと引っかかるようになってしまったのだ。
若い網戸屋さんは、あちこちひっくり返したりしていろいろやってくれたのだが、うまくいかなかった。
「修繕のときに躯体が歪んだんじゃないか」と云って「これは無理ですね」と放棄した。
それほどこだわる方でもなし、多少「ガシガシ」でも虫が入ってこなればいいかということで、4~5年が経ってしまった。
「隙間が空いているんだよね。ここから虫が入ってくるし…」
とMさんが云ったのが、去年の夏だったかおととしだったか。
「もう古いから新しいのにするしかないかねえ」と答えて、何も動かないのが私。
今年もそろそろ初夏を迎える時期に。
また
「そういえば網戸ねえ…」と口の端にのぼる。
そこで、思いついた。
2021年1月、洗面所の引き戸の戸車事件?あったよね。あのとき、近所の手作り家具工房のISさんが、見事に「スルスル」にしてくれたっけね。
2021年1月18日、調べてみたらブログにも書いた。感動した。
ISさんに見てもらおう!
去年の夏にどうして見てもらわなかったのかはわからないが、すぐさま(でもないか)Mさんが生活クラブ生協で付き合いのあるISさんの奥さんに相談。
事態はすぐに動いた(笑)。
一昨日、奥さんが見に来てくれた。
スマホで何枚か写真を撮っていった。
そして今日午後、1年半ぶりにISさんの臨場!
時間にして15分ほど。4~5年の「ガシガシ」が「スルスル」に。
躯体は歪んでなどいなかった。
ISさんによれば、この網戸、やや特殊な構造だとか。サイズも幅も高さも大きめ。
しかし、網戸屋さんではないISさんにかかると、言うことを聞かない網戸も素直に反応する。
数ミリ空いていた柱との隙間も全くなくなった。
またまたISさんに大感謝である。
凡人はこんなとき必ず結果論で云う。
「もっと早くISさんに頼めばよかったね」
ブルグに載せる写真を撮りに庭に出た。
スルスルと動く網戸。
意識したことはなかったが、こうして網戸を開けて出てみると、動きが悪い網戸の前では、庭やテラスに出たくなくなるんだということを実感。
今年の夏は、気分良く過ごせそうだ。
庭のコデマリ