非正規労働者26万人減という記事を読んだ
。調整弁として使われる非正規労働者の問題は、これからどんどん大きくなる。未曽有の不景気がやってくる前兆のようなものだ。一番弱いところにまずひずみが出る。
午前中、1週間ぶりの買い物。林間モールのエイビイへ。
1階の駐車場は開店前から満杯。二階の駐車場にクルマを停めて、エレベータを遣わずに階段で1階に降りる。すぐ目の前に行列。思ったより少ないじゃん?と思ったのは、みな距離をとって並んでいるため。プラプラと行列のしっぽまで歩いた行ったら50メートル。
入店にマスクは必ずということだが、人数の制限はないようだ。
入店まであと20㍍ぐらいのところに来た時、ふと気がつくと年配の女性が、私たちの後ろから来て2,3人前の行列にすっと入る。知り合いがいたのかと思ったら、間を置かず今度はもっと前の列の間にすっと入っていく。知り合いではないようだ。何食わぬ顔で消毒液をプッシュし、かごをとってカートに載せ店内へ入っていく。
声はかけなかったけど、なんだか後味の悪いものを見たと思った。
Mさん「ああいうことってできる?」
急いでいたとしても、できない。
女性に注意をしようと思えばできたが、すんなり非を認めるとも思えない。
言い訳も聞きたくないし、水掛け論になるのも嫌だ。
そんなことを考えているうちに、店内の混雑に紛れていってしまった。
代わり映えのしないものを買い求め、レジに並ぶ。レジのブースは15,6ほどもあるが、混雑はそれほどでもない。各列6,7人待ちぐらい。
前にも書いたが、この店はすべて現金。カードや商品券その他すべて不可。みなレジを打ってもらうと、少しずれて皆もれなく無人の支払い機に現金を入れることになっている。
私たちの、一人置いてその前、年配の女性が精算を終え、お金を入れる機械の前で何か云っている。
レジを打っていた女性が驚くわけでもなく、別の係員を呼ぶ。みごとな連係プレーで、
駆け付けた係員はすぐに事情を察し、女性に返品をうながす。
女性はかごの中から品物を一つとりだす。係員はその品物を確認し画面の中の品名をタッチして消す。つい見てしまう。2品、返しても額面はまだ3400円ぐらい。まだ足りないらしい。千円札3枚を握った女性は、「細かいのがない」と云っている。
3品めを返品すると額面は2700円ほどに。女性は安心したように千円札3枚を入れる。係の女性は何事もなかったように品物をもって去っていく。
彼女が返品した品物、3品とも見ていたからわかるが、それは書かない。
どんな事情があったのかわからない。ただ、1品ずつ戻していくその所作が、見ているのにつらいものがあった。
行列に横入りする女性、会計が足りなくて返品する女性、どちらも私たちより10歳ほど上に見えた。
お二人のことがコロナ禍に直接関係しているとは思わないが、いままで薄皮でおおわれて見えなかったものをコロナ禍が剥いでいくような、そんなこともあるのかもしれないなと思った午前中だった。
北海道に住んでいる高校の同級生のE君から、会津若松で消化器科の医院を営んでいたS君が、がんで亡くなったとの連絡。ここ1年ほど、検査、寛解を繰り返していたとのこと。葬儀はコロナのため家族のみで・・・。
大塚さんのところの大根はいきがいい。Mさんが、ゆでた大根葉とシラスをゴマ油で炒める。