4月14日付東京新聞朝刊の小さな記事。双方控訴せず。
元日大前理事長田中英寿をめぐる刑事裁判は、これで終結したということだ。
懲役1年、執行猶予3年、罰金1800万円で終わり。
「わしが逮捕されて、これで刑務所にでも入るようなことになったらただでは済まさんぞ。わしのところから誰にウラ金が流れたのか、みんなしゃべってやるからな!」
「あんた何ネムたいこと言うとんのや。好きなだけ言うてみい。おれら(検察)カミさんを起訴するのなんか簡単やぞ。アンタを支えてきた大事なカミさん、みなカミさんこわくてちゃんこ屋詣でして金持ってきたというやないか。女帝ゆわれてたいうな。あれ、冷たい留置場に入れられて、刑務所で臭い飯食わされて、それでもええんか?」
「むむむ、それは困る。わしは世の中何にも怖いもんないけど、あいつだけは別だ。あいつのおかげでわしはなんとか世間を渡ってこれたし金もみなあいつが仕切ってきたんだ。からだも弱いし、だからあいつだけはわしが守ってやらにゃならんのだ」
「そうか?そんなら起訴はやめといたるわ。代わりにあんたもよけいなことをしゃべったらあかんぞ。墓場まで持っていくということでええな。執行猶予の判決が出ても控訴はせえへん。罰金も減らしたる。これでええやろ。今までもらった賄賂があれば大学辞めても一生食っていくのには困らんから」
「・・・わかった」。
なぜか地検が関西弁だが、田中被告と地検、両方とも控訴しないということは、すでに手打ちが済んでいるということだ。
検察はいったい誰と手を結んだのだろうか。
これで田中被告の日大背任事件へのかかわりはないということになった。そんなわけないだろうと思うのは私だけか?
正邪を決めるのは神様ではなく検察。検察にかかれば・・・。
安倍案件をみればよくわかる。
下は今朝15日の朝刊の記事。こちらはようやく裁判が始まったが、吉田被告は事実認否を争う意図はないようだ。
井ノ口忠男被告と藪本雅巳被告については裁判が続くが実刑はまぬかれないようだ。
残るは、日大側からの損害賠償請求訴訟。ちゃんこ屋もうでをした人もたくさんいる日大関係者、最後まで戦いきることができるのか?