昨朝も今朝も雨交じりの天気。散歩は傘を持ってでかけた。
昨日は風が強くて傘は差せなかった。雨はほとんど霧雨だったし、帰途には上がっていたので大事には至らず。
今朝はずっと小雨が降っていたから、傘は差しっぱなし。
軽い傘でも3,40分差していると疲れる。それほどひどい雨でもないので、帰りは少し濡れて帰ってきた。
雨のときには川の水が増水して濁るのだが、二日間ともさほど増水もせず、水は澄んだまま。上流ではそれほど降っていないということか。
気温は18~19度。一週間前は30度を超えていた。急激な秋の訪れ。
ジュリエット・グレコがなくなったとの記事を見つけた。93歳。
『枯葉』の歌手である。
失礼な話だが、まだご存命だったとは。
最近、死亡欄を見ていて、亡くなった方のお年がひどく若く感じられるのはどうしたことか。
藤木孝さん(80歳)、斎藤洋介さん(69歳) 岸部シローさん(71歳)、想像していたよりずっと若い。
みな若いうちから世に出て活躍していたということだろうか。それとも・・・、まあ、いいか。
ジュリエット・グレコは一時、マイルス・デイビスとも恋愛関係にあったという。
そういえば「枯葉」はジャズのスタンダードナンバーでもあった。マイルスの演奏も聴いたことがある。
若いころ、アート・ブレーキ―とジャズメッセンジャーズのものやオスカー・ピーターソンのものをよく聴いた。まだどこかにあるはずだ。
ジュリエット・グレコの『枯葉』もいい。シャンソンの華麗さはない。どちらかと言えば内省的。バルバラに近い。
24日、厚木kikiで映画を二本。
備忘録。
『暗数殺人』(2019年/110分/韓国/原題:Dark Figure of Crime/監督・脚本:キム・テギュン/出演:キム・ヨンソク チュ・ジフン/2020年4月公開)★★★☆
韓国映画によくある殺人犯と刑事の物語。
事件を解決する主人公の刑事は、組織から外れた警察の”お荷物”といったパターンが多い。
この映画も同じ。キム・ヨンソク演じる刑事キム・ヒョンミンは、未解決事件を追う変わり者。ただ通例のように貧乏でもなく、身なりも悪くない。
7人を殺したと自白しながら無罪を勝ち取ろうとするチュ・フジン演じる容疑者カン・テオとこれに負けじと静かな闘志を燃やすキム・ヨンソクの心理戦がこの映画のだいご味。
残虐場面やカーチェイスもなく、拘置所での互いの肚を探り合うシーンが中心だ。
すっきりと終わるわけではないが、韓国映画らしくない不思議な静謐さがあって面白かった。ふたりの俳優の好演によるところが大きいと思った。
暗数殺人とは、犯罪と認識されずに闇に葬られる殺人事件のこと。