群馬に住む義姉から、
「こちらでは朝早くからトイレットペーパー、ティッシュペーパー、マスクを求めて長い行列、今までにない景色を目にしています。おまけにお米、パンなども在庫切れ。ビックリです・・・。」
とのメール。
群馬は感染者ゼロの地域。どうなっているのだろう。
今朝のニュースではごみ袋も品薄だとか。子どもたちが学校に行かない分、家から出るごみが増える、それでということだが。なんだかあちこち短絡している。
Mさんが「この投書見た?」
「休校要請 正しいとは思う でも」(朝日新聞 3月6日)
小学校教員 宮川和彦(鹿児島県54歳)という方の投書。
はじめに「休校には賛否両論あるが、学校の運営はほとんどボロボロ状態。でも休校しないで子どもたちがウイルス感染したらどうなるか、だれが責任取るのか」(要約)としながら、後段で
「大震災や大洪水といった過去の災害を振り返れば、徹底した対策を講じ、被害を未然に抑える方が、間違いないはずである。その観点では、今回の首相の決断は正しいといえよう。私たちの地域でも、結果としてはそのような結論となった。
感染者は確認されていない。人の出入りも少ない。この沖永良部島にまで休校の要請が来ることは、先程まで述べた議論に該当しないのではないか。そんな思いはやまない。」
なんとも味のある文章。事実をきちんと提示することで、安倍の大ナタの「政治判断」に切れ味鋭く疑義を呈している。
こんなふうに考えている地域は少ないのだろう。
沖永良部島の小学校の先生には、現実をバランスよく見つめる確かなリアリティがある。
このリアリティが、政治家の大向こう受けを狙った政治判断の空疎さと的外れ具合を、鮮やかに浮き上がらせている。