散歩、病院、3人展

朝刊がビニールで包まれている。明け方まで雨が降っていたようだ。開けた玄関ドアから入ってくる空気が少し湿気を帯びている。乾燥に慣れたカラダには気持ちがいい。明るくなるにつれ、日差しも出てくる。春らしい朝。

 

散歩の途中、そろそろ亀が出てくる頃だねと話していたら、向こう岸に体長30cmほどあるクサガメが2匹、並んで崖をよじ登ろうとしている。カワセミも上下を行ったり来たり。鶯の初啼きは、今年は瀬谷図書館の前の林で聴いた。

 

歩いていると、そこここの名前の知らない樹木の新葉がいちように輝いている。まさに万物が萌え出づる季節。

 

桜は散る兆しもなく、満開の状態を保っている。横浜市の学校の入学式は明日8日の月曜日。入学式は5日というのが通例だったのだが、3日も遅い。入学式に桜が満開だったというのは1、2度ほどしか経験がない。8日で満開は珍しい。

 

今月半ば、4年ぶりに帰省の予定。楽しみの一つは、日中線の桜並木。ネットで見るとまだ蕾状態。例年通り中旬から下旬に咲き出すらしい。

 

金曜日、昭和大学藤が丘病院の診察。2019年に胃がんを手術した。5年目になる。

毎年1回の内視鏡検査。そのための診察。手術をしてくれたYドクター。診察室の入り口には「助教」と書いてある。大学病院の身分制度。でもやることは変わらない。

病院に着いて会計が終わるまで35分間。以前はもっと待たされたのだが。検査は2ヶ月後に。

 

地下鉄とバスを乗り継いで、鶴見駅へ。

同僚だった郷右近さんの3人展。

受付にいた郷さんと30分ほど立ち話。病気の話と卒業生の話。

写真の説明はありません。

郷右近健二「横浜百景」から