コロナ、国葬、旧統一教会はまさに3Kそのもの。

コロナ、国葬、旧統一教会・・・・3Kというのだそうだ。

かつて3K職場といった。きつい、汚い、危険、だったか。

きつい、危険は現場仕事につきものだが、きたない、は変わってきている。ワークマンなどの作業服専門店が機能性だけでなく、デザインや色にこだわる商品を開発し、職人さんたちもそれを求めておしゃれになったという。それは仕事にプライドをもつということとつながっている。

 

それに比べ新3K。プライドなどどこへ行ったか。

どれもまっとうに取り組めない政権。まずコロナ。

第七波がピークアウトしたかに見える今、やっていることは緩和、緩和・・・。

感染者の療養期間を10日間から7日間に。陰性が確認できれば5日間に短縮するという。しかし無症状の人でも6日目で12.5%の人がウイルスを排出、有症状の人は8日目で16%のひとが排出する。

結局、オミクロン株が感染リスクは高くても重症化しない傾向が強いから、

「経済活動を回す」ための短縮ということになる。バランスというと筋が通っているかに見えるが。

しかし、少ないとはいえ重症化する人は確実にいるし、死亡者はずっと300人で推移し、昨日も211人だ。

政府のいうとおりにしていれば安心か、と言えばけしてそういうことではない。

全数報告についても、なんだかはっきりしないまま進んでいる。

 

国は感染リスクを許容する政策に舵を切ったということなのだろうが、下り坂でこうした政策を打ち出せば反発が少ないことを見込んでいるのだろうか。

 

また新たな「山」がくれば、急遽、強化策に転じる。

「その場しのぎ」「場当たり的」というのが、この国のコロナ対策をあらわす一番ぴったりした言葉だ。

 

残り2つのK。

自民党は旧統一教会と関係について調査をした結果、何らかのかかわりのあった議員は179人、そのうち121人の名前を発表した。

そこには、麻生や山谷や細田の名前はない。

とにかく「調査はやった」ということで幕引きをしたい、それでもスケベ根性から一貫性のない氏名公表となった。頭隠して尻隠さず。

 

しかし、調査だれよりも先に名前が出るべきは、安倍晋三だろう。

統一教会とズブズブの関係を維持、10万票と言われる票を自由に差配、分配してきた張本人。もっとも旧統一教会と近い人物。

安倍がそうした位置にいたからこそ、みな「安心して」旧統一教会関連団体と付き合ってきたのではないか。

写真はTwitterから拝借。

自民党の調査のずさんさ,でたらめぶりがよくわかる写真。

真ん中の平井卓也は、自民党の調査では*関連団体会合への出席(議員があいさつ)の項目に入っているが、この写真は「関連団体」どころか本家本丸そのもの。右側の磯崎は正直に統一教会主催の会合への出席、の項目に入っている。

 

議員らは口を開けば、そういう団体とは知らなかった、今は危険な団体とは思わなかったというが、そんなことはあり得ない。応援、支援する人々(団体)は、みな何らかの代償を求める。政治家もそれを了解して支援を受ける。ギブアンドテイクの世界。あたりまえのことだ。彼らほど損得勘定にこだわる人種はいない。

ただ、時においしい話には毒が入っている場合もある。そうした毒に敏感であることが政治家として長く政界に居続けられることにつながる。だから大事なのは、その関係をしっかり保障、担保してくれる存在だ。それは大きければ大きいほど信用される。それが安倍晋三という存在だったということだ。

 

親の代から何十年にもわたって政権与党をカルト宗教団体と結びつけてきた人物を、エリザベス女王と同様の国葬にしようというのだから、この国の政権はあまりにシュールというほかない。理解を超えている。

 

コロナ、国葬、旧統一教会はまさに3Kそのもの。

(国民にとっては)きつい、(政治家のやり方はどこまでも)汚い、(このままほおっておけばこの政権は)危険(極まりない)。

 

 

 

いまさらながらだが、もし安倍晋三が存命のまま旧統一教会との関係が明らかになったとしたら、彼はどんなふうに自分の行為を正当化するだろうか。彼特有の強弁と詭弁を駆使して・・・。