謹賀新年。初雪。春の七草。今年もよろしくお願いします。

ずいぶん遅くなってしまいました。新年のご挨拶です。

あけましておめでとうございます。

いつもこのブログに目を通していただきありがとうございます。好きに書き散らしているとはいっても、やはりどなたかの目に触れていることが支えになっています。今年もボケ防止、筋トレのつもりで書いていきます。よろしくお願いいたします。

 

予報は昨日まで雪だるまが見えていたのが、今朝の新聞には「☁」マークに。曇天の下、海軍道路方面へ散歩。産直でブロッコリー、ほうれん草、キャベツ、ニンジン、里芋などを買ってきた。

歩いていていやに底冷えがするなと感じた。

東の空には朝日が雲の間から少し顔をのぞかせているが、西の空は雪空そのもの。

「これから雪になるかもしれないな」などと話す。

 

年末年始でたまった新聞の切り抜きをして、コーヒーを飲んでこれまたたまった録画を少し見始めたら、ちらほらと雪が。10時50分ごろか。

 

1日に来た次女一家、2日から3日間滞在した長女一家が帰ると、年末にはぎゅうぎゅう詰めだった冷蔵庫の中もずいぶんすっきり。そろそろ買い物をと話していた時にこの雪。まさか積もることはないだろうが、万一のこともあるからと慌てて買い物に出た。

 

レジに並んでいる間も雪は降り続け、今も降り続いている。降り始めて5時間を超すが、降りやむ気配はない。外は雪景色。写真は2時ごろ。

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スーパーの陳列棚に「春の七草」が並んでいた。

例年、「気がつけば7日」。朝になって「そうか、七草がゆか」と言ってふつうにご飯を食べているのだが、今年は珍しいタイミングで商品を発見。それでもいつもの私なら「その辺に生えている草だよね」で終わりなのだが、今年は瞬時ためらったうえかごに入れてしまった。魔が差したとしか思えない(笑)。

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写真で分かるように、この春の七草セット、「神奈川県産」とある。似顔絵の男性は生産者のひとりか。「三浦七草会・岩崎農園」。

ネットで調べてみると2015年の記事が出てきた。

横須賀・三浦の農家5軒が協働して89年から始めた事業だそうだ。

作業は意外と煩雑。七草を揃えてパックに詰めるだけ―ではないようだ。

 「七草は鮮度が命。いちばん良い状態で料理できるように、念入りな準備が必要なんですよ」。三浦七草会の代表・岩崎重夫さんは話す。同会の5つの農園では、それぞれ9月頃から七草用に栽培を始める。津久井から長井・三浦にかけて広がる緑色の”絨毯”。大根・キャベツ畑の合間で育てられているのが、七草の野菜たちだ。雨に弱い品種もあり、成長や変色にも気を遣う。ただ、それだけでは終わらない。例えばセリ。パックの大きさに合わせて、約15〜20cmの長さに調整するのだが、岩崎ファームでは一旦収穫したものを根から5cm程にカット。それを水耕栽培し、新芽を出してから、出荷状態まで育てている。こうした手法と栽培時期・規格の調整は、20年来試行錯誤して辿り着いたもの。念入りな準備の後、洗って整えた7種類を、パック詰めしていく。

 

セリ、ナズナゴギョウハコベラホトケノザスズナスズシロ・・・これらは「その辺に生えている草」ではない。念入りに栽培された農産物なのだ。

当初の出荷は5万パック。それが2015年には130万パックとなったとか。7年後の今年はもっと増えているか。出荷のピークは元日をはさんだ3日間。各農家は300人体制で臨むのだとか。

 

値段を見ずに買ったのだが、帰宅してレシートを見ると374円。少し「ウッ」とくるが、そんな農家の取り組みがあったことを知ると、納得。売り上げは数億円規模にのぼる。超短期に一気に売り上げる三浦半島の都市近郊農業の一大農産物。

 

とはいえ、私にとっては今年最初の衝動買い。Mさん「(そういうの買うの)めずらしいよね」。

そういえば、リビングに飾った鏡餅に赤いヒラヒラ(紙垂・しで)がついているのを見て、次女が「めずらしいよね」と言った。

年をとっても人は変わる。

 

明日は米からおかゆを炊く。少し時間がかかる。

パッケージにあるように「健康来福」となればいいのだが。