朝から不順な天気。
曇天、雨、晴れを繰り返す。
湿度も高い。
梅雨はまだ明けない。
ぽつぽつと小粒の雨が落ちてくる中を散歩する。
今日は、アオサギの子どもとカワウのからみ。
葦の近くに立っているアオサギに、どういうわけかカワウが潜りながら近づいていく。
アオサギは居心地悪そうに避けようとするが、カワウは気にしない。
アオサギの足下から顔を上げたカワウの口に、5㎝ほどの銀色に光る小魚。
呑み込むカワウを唖然と?見入るアオサギ。
今日も帰りにカワセミをみた。水面すれすれをかなりの距離、滑空していく姿はツバメの曲線と違って、直線直行だ。
学校は例年ならば夏休み二日目。
梅雨も明けず、一学期も終わらない。
首都圏だけでなく、全国的に感染者が増えている。
第二波が来ていると云っていいのではないか。
GoToキャンペーンの前倒し実施は今日から。
休校宣言、アベノマスク、給付金、そしてGoToと、判断ミス、ちぐはぐ、ごり押しのてんこ盛り。
民主党のはるか上を行く悪夢のような安倍政権。内部から腐敗を始めている。
最近は拗ねているのか安倍首相、会見も答弁もしなくなってしまった。
夜は、高級レストラン、料亭での会食にいそしんでいるが。
彼らの会食の費用はどこから出ているか。
誰か知っているのなら教えてほしい。
彼らの舌代は、すべて使い放題の官房機密費から出ているのではないか。報告の義務はないというし。
やはり出てきた。ANTAから二階幹事長への政治資金。
業界団体に予算を回し、まわりまわって政治家のところに還流する。
GoToキャンペーンの9割ほども占めるGoToトラベル、スタートからGoToトラブルである。
朝令暮改が予算の無駄遣いにつながる。東京発を除外したせいで発生するキャンセル料。
業務の大半がキャンセル事務に費やされる東京の業者。
修学旅行にもキャンセル料が発生しているという。
自治体が払うところもあれば、保護者に払わせるところもあるという。
私ごとの急な用事でキャンセルするわけではない。
でもだれかがキャンセル料を負担する。自然災害に近いケース。
学校のキャンセル料こそGoToトラベルから支出すべき。
宴会中心の観光旅行とは修学旅行は違う。
1年以上も事前学習をして、ドキドキして現地に向かう中学生をたくさん知っている。中止は、彼らの探求心や高揚感を奪ってしまうのだ。
そのうえ、キャンセル料はないだろう。3年間の一度の、一生に一度の中学の旅行の機会を失った上に、お金を払えは酷である。
昨日はグランベリーパークシネマで
『ダークナイト』(2008年/152分/アメリカ/原題:The Dark Knight/監督:クリストファー・ノーラン)</strong>
をみた。12年前のものをIMAX版と4D版でリバイバル公開。7月10日の封切り。
『ジョーカー』とどうつながっているのかいないのか、ちょっと興味がある。
IMAX版をみた。シルバー割引はなく、一般と同じ1800円。4D版は1200円の追加料金。
自宅で予約していったのだが、観客は増えておらず5,6人。
クリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』の一部6分間が、IMAX効果の宣伝のために上映された。音がすごい。からだに振動が伝わってくる。だからと言って映画の中に入り込めるかどうかは別。躰で見る映画もあるが、やはり映画はアタマでみるもの。いやいやアタマもからだのうちという話もあるが。『テネット』の予告編を見ても、このシーンは出てこない。
『ダークナイト』本編152分。飽きずに見られた。すごいことだ。
でも、そこまでだな。荒唐無稽。
『ジョーカー』のようなほの暗さ、底の見えない深さ、リアリティは感じられない。
クリストファー・ノーマンとトッド・フィリップスでは、ジョーカーに込めるものが全く違っている。
一昨日の「薄暮シネマ」、ひさしぶりに楽しい映画を見た。
九州の友人、Tさんのブログに「よかった」とあったので、さっそく見てみたのだ。
『顔たち、ところどころ』(2017年/89分/フランス/原題:Visages Villages/監督・出演:アニエス・バルダ JR/2018年9月日本公開)★★★★☆
フランス映画界の名匠アニエス・バルダと若手アーティストのJRが共同監督を務めたロードムービースタイルのドキュメンタリー。「ヌーベルバーグの祖母」とも呼ばれ、女性監督の先駆者としてカンヌ国際映画祭やアカデミー賞の名誉賞も受賞している88歳のバルダと、参加型アートプロジェクト「Inside Out」で知られる34歳のアーティスト、JR。親子ほども年の離れた2人がフランスの田舎をトラックで巡りながら、市井の人々と接し、作品をともに作り、残していくいく旅の様子を記録した。2017年・第70回カンヌ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞し、トロント国際映画祭の最高賞である観客賞など、各国の映画祭で受賞を重ねる。(映画ドットコムから)
何度も何度も「ほおー」という声が出てしまった。
こんな映画、初めて見た。脚本はたぶんない。ドキュメンタリーだし。
ひとつのシーンが終わると、次のシーンが楽しみになる。予想もしないシーンがでてくる。「なんじゃあ、こりゃ!」である。
訪れる村々で、村人たちは驚きと感動を手にする。
働くこと、そして老いることへの共感と称賛。
ひとびとは「あなたはそのままでいい。そのままってこういうことだよ」と作品を見せられる。
アートが、生活の中に在る。アートを自慢したくなる。
最後のシーン
けっしてサングラスをはずさないJRが、古い友人に会えなかったバルダを慰めるためにサングラスを外す。
映画はぼやけたJRの顔しかうつさない。バルダのためのいいシーンだ。
バルダの映画は一つも見たことがない。
2019年3月に死去。
邦題、いい。
まだ梅雨が明けない。
こんな雨が今年は多い。
2010年
ユージ君は同級生。高校の時、学生指揮だった。