国会議員を務める夫婦が、二人揃って逮捕されるという前代未聞の事態。
自民党に離党届を出して「了承」されたのだとか。
妻は国会議員としての仕事をほとんどせずに雲隠れ、夫は法務大臣としてまともに働かなかった。
これほど不名誉な逮捕をされてしまった人たちに、「ここはまず身を引くことだ」と諭すひとは、自民党の幹部にはいないのだろうか。
一方、彼らの逮捕後、2千数百万円の使い道について、その渡し方などについて、具体的な報道が増えている。
またいつもの検察のリークだろうか。容疑者が何も言えない状態になったところで、有罪の心証を強めるような報道が相次ぐ。
とくにお金を貰った人たちの話。
検察は贈賄は立証しようとするのだろうけれど、94人といわれる広島県議、市議ほかの収賄の方はどうするのか。
貰った人がわりと堂々と話してるのを見ると、「司法取引」が行われたのかと思えてしまう。
当選祝いだろうが、陣中見舞いだろうが、選挙前や選挙運動期間中ならば、それが「票の取りまとめ」であることは子どもでもわかる。
お金の力というのはすごいものだ。
その威力を知っているからこそ、いつの世も金が動くし、ひとは金で動く。
もうひとつは、自民党から案里議員側に渡った1億5千万円のゆくえ。税金である政党助成金がどんなふうに使われたのか、自民党は詳細については地元の方がきちんと…などと言っているが、それで済むべくもない。
政治家や官僚自身の問題で、いろいろな問題が進まない。必要至急の各種給付金ですら介在する団体の中抜きが問題となって、停滞する。その間に倒産したり、会社をたたむという判断をせざるをえない人たちがいる。
安倍首相は
「選挙情勢を分析し、広島(選挙区)は2名当選の可能性があった。党勢を拡張していく上で思い切った額を投入するのは公職選挙法上、全く問題はない」