早朝の地震、横浜はさほどではなかったが、千葉は5弱の揺れだったとか。習志野に住む娘のところにメール。孫たちは5弱にも無反応だったとか。
それとは別に、ここにきて、広島政界の揺れが止まらない。
三原市や安芸市の市長が河井前法相から金を受け取り、県議会元議長も150万円受領を認めた。
今まで94人の政治家、元政治家が「よろしく」とお金を渡され受け取ったという。
授受について言を左右して生きた人たちが、授受を認め始めている。
奇妙だ。
辞任を口にしている首長もいるが、お金を貰った現役政治家がみな辞職したら、広島政界は立ち行かないと、高をくくっているのか?
広島地検はこれらのわいろの授受を立件しないのだろうか。
詳しいことはわからないが、数年前に日本にも司法取り引き制度導入された。
ただ、他人の犯罪事実を取引材料に自分の違法行為の不起訴や罪状の減免を得るという
「捜査公判協力型」に、このケースがはたして該当するのかどうか、素人にはわからない。
なにしろ授受の当該同士の話である。贈賄側が票の取りまとめを理由にお金を渡したことを収賄側が証言することで、はたして収賄側の罪が減免されるものかどうか。
広島県民への同情を禁じ得ない。
100人近い数の政治家が領収証なしのお金をポケットに入れてしまう土壌が広島政界にはあるということだ。
漏れ聞こえてくる情報のほとんどが検察のリークであるにしても、河井法相の「政治家たちに渡したお金は党からもらった一億五千万円が原資ではない」という発言はリアルと云えばリアル。議員辞職をせずに「離党」に拘り、党に迷惑をかけないとしたけじめのつけ方とあいまって、なんと「民度の低い」ことか。
下世話な言い方をすれば、配る方も配る方だけど、もらう方ももらう方だ、立場などいつでも入れ替わる。世の中、所詮、金ということか?でも、その人たちを「選んだ」人たちがいることを忘れてはならない。
投票率低下を自ら後押しする政治家たち。
原資かどうかなんて関係ない。金は金。
政党助成金というヤツ、廃止すべき。
私が住んでいるのは横浜市だが、玄関を出て5,60㍍も行くと町田市になる。
都知事選のポスターを貼る看板が、いやでも目に付く。
なかでもホリエモン新党と書かれたポスターが3枚続けて貼ってあって目に付く。
真ん中のポスターにはN国の立花某の写真。両側の写真は堀江貴文の写真。立花は立候補しているがホリエモンこと堀江は立候補はしていない。立候補しているのは別の人間。彼らの名前も写真も出ていない。
公職選挙法的には何の問題もないのだとか。
まともに都知事になろうとしているわけではなく、党のPRのための戦略。
違法ではないにしても、シニカルなあざとさ?に辟易してしまう。大金がかかっているからなおさらだ。
政治に対してそういう対し方もあるのだということは、アタマでは分かるが、コロナ禍によって日々の平凡な暮らしを奪われた人がたくさんいるという事実の前には、こういうやり方は首肯できない。
曇天の一日。
この時期になるとつい口ずさんでしまう歌がある。
私の声はか細いが、この演奏は豊かな声だ。
去年初めてコンサートに。お江戸コラリアーズ。曲は多田武彦作曲八木重吉詞「雨」