横浜市新市庁舎、6月29日全面供用開始とか。『供用』とは「多くの人の使用のために提供すること」。370万人を超す横浜市民に、真に供用される施設となることを願いたい。

安倍晋三「恣意的な人事はないと断言」って、お前「拉致被害者は最後の1人まで取り戻す」と断言したのに1人も取り戻してないじゃん。「消えた年金問題は最後の1人まで解決する」と断言したのに丸投げしたじゃん。「妻や私が関与していたら私は総理も議員も辞める」と断言したのに辞めてないじゃん。』

 

相変わらず「ど真ん中」の「きっこの日記」のきっこさんのきっこ本日のTwitter。その通り。

 

こんななのに支持率があんまり下がらないのは、国の金を使って株価を下支え、実体経済はひどい状況なのに、おこぼれをしっかりもらっている人が多いからか。

 

東電を国庫で支え、国民からは復興税をとるやり方は、今度は”コロナ税”の創設や、医療体制充実!をバックに健康保険料に介護保険料などのアップ、そして取れるところからとる方式の”年金カット”か。

あんとき10万円もらったんだろ?なんて云われたりして。

 

その10万円、いまだわたしのところはなしのつぶて。マスクも影も形もない。まだ4%しか配布されていないのに検品で8億円かかるとか。

 

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小さな自治体では、国からお金が来る前に立て替え払いをしたり、独自の給付金を出したり、子どもたちには図書券を配ったり、弁当に補助金を出したりして、住民に寄り添おうとする姿勢が見えるけど、横浜市民には何にもない。それどころか、某アメリカ資本がカジノ進出をあきらめても林市長は頑として撤退しないと、移ったばかりの立派な新庁舎に居座っている。

 

370万人を超す人間が住む横浜。外から見る横浜と住む横浜では大きな違いがある。

住民サービスという点では、小さな自治体に比べてその質は決して高くない。大事にされている感がとにかく、ない。住むなら多摩川を越えない方がいい、と東京の子育ての手厚さを教えてくれた人がいたが、最近は鶴見川を越えない方がいいというくらい、横浜のサービスレベルはとなりの川崎市に比べても低いと感じる。払う税金に大差はないのだが(横浜独自のみどり税の分だけ他自治体より高い)。

 

で、最近出来上がった32階の新市庁舎。外見は都庁のセンスよりはまだましか?

実際に中で(教育委員会某部署)働いている人の話では、14階での仕事は息がつまるとか。一方、セキュリティだけはすさまじくしっかりしていると。

 

教育委員会は私が横浜に来てから40数年、ずっと関内駅前の貸しビルにあった。

 

(貸しビルは教育委員会だけではない。市役所全体で年間20億円の賃料を貸しビル業者に払ってきた。新市庁舎はそれを解消する目的で建てたのだが、途中で必要なフロアが足りないことが分かった。ちょっと恥ずかしい)

 

セキュリティは二つの入り口のところにある守衛詰め所におじさんが一人いるだけ。

40年間、一度も誰何されたことはない。

エレベータも二つあるだけ。目的の部署はドアは開けっぱなし。入口で「○○さんに会いたい」と云えば取り次いでくれた。

今度はそうはいかないらしい。目的階にってもドアはすべて閉ざされていて、入り口でインタフォンで呼び出すらしい。

廊下に座り込んだり、押しかけたりといった労働組合らしいやり方は、もう出来なくなっているようだ。

最近はそういうこともほとんどなかったから、組合側もさほどの落胆もないだろうけれど。

 

某部署の人が「一度遊びに来れば」と云ってくれた。庁舎の写真はとても人を迎えようと「顔」はしていないが。

 

ポスターには「6月29日全面供用開始」とある。

『供用』は見なれない言葉。

 

辞書には「多くの人の使用のために提供すること」とある。

公的施設などが開設するときに使われることが多い。

 

370万人を超す横浜市民に、真に供用される施設となることを願いたい。