遠い沖縄も、もっと遠い香港も、構造は同じ。当たり前の民主主義が毀損されている。

7日、朝の気温20度。これが平年並みだろうか。少し肌寒いが、気持ちがいい。

南のほうではまた大型の台風が発生していて、今週末は荒天が予想されている。

 

香港が気にかかる。新聞、BSニュース、ネットで「香港の最新」ニュースを見る。

 

覆面禁止法という信じられない法律が、議会の議論なしに施行され、警察はこれをたてにして若者たちを逮捕している。

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銃の使用がエスカレートしてきている。

反対派のなかに警官が入り込み、謀略と仲間割れを企図する。

しかし、街の機能が麻痺しているにも拘らず、反対派を支持する声は小さくならない。

 

中国は今までにない規模の軍事パレードを行い、国威発揚に躍起だ。国際的な香港の位置がある限り、安易に介入することはないにしても、裏からの容赦ない弾圧支持は苛烈を極めているのだろう。国内的には徹底した情報統制が敷かれている。

 

 

しかし、反対派の徹底抗戦は変わらない。闘いを途中で放棄することがどんな結果を生むか、彼らは経験的に知っている。それが語り継がれているから、中学生さえも戦列に加わっているのだろう。

 

暴力に訴えるのはいけないよね、というレベルの話ではない。ごく当たり前の民主主義を守るための闘い。秩序回復が一番重要という中国や香港政府の主張は、問題の所在を隠し、民衆を暴力集団と規定する。

 

香港政府は、自ら招いた失政なのだから、話し合いのテーブルについてくれるようまず矛を収めるべきだ。

 

日本の政権は口を挟もうとしない。火中の栗を拾わない。あたりまえだ。うちに「香港」を抱えているのだから。

 

遠い沖縄も、もっと遠い香港も、構造は同じ。当たり前の民主主義が毀損されている。

 

切歯扼腕するしかないのだが。

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