『ねばぎば新世界』2020年製作/118分/G/日本/脚本・監督:上西雄大/出演:赤井英和 上西雄大 有森也実 小沢仁志 西岡徳馬/2021年7月10日公開)最初からコメディに徹底すべき。面白キャラクターが何人も出てくるのに、赤井が最もつまらないキャラになっている。設定も人物の名前もいいのに、もったいない。西岡徳馬や小沢仁志などをかっこよく撮ろうとしなければよかったのに、と思う。

映画備忘録

8月3日。

『ねばぎば新世界』2020年製作/118分/G/日本/脚本・監督:上西雄大/出演:赤井英和 上西雄大 有森也実 小沢仁志 西岡徳馬/2021年7月10日公開)

 7月に封切られて、大阪市内の3つの劇場一日合わせて3回しか上映されてない。舞台が「新世界」なのに。「浪速のロッキー」の主演なのに。なぜ?暴力が絡む映画だから?コロナ時代にふさわしくないから?

 

いやいや、つまらないからだと思う。

 

赤井英和、へたくそ。ボクシングがうまくても俳優はできない。

脚本・監督・そして俳優の上西雄大はキレがあってとにかくうまい。

上西が演じながら演出しているのに、赤井がこたえきれていないのは、赤井が悪いのでゃなく、上西のキャスティングが間違っているからだ。

 

上西の脚本もさらに輪をかけてひどい。新興宗教や虐待などありあわせのもののつぎはぎ。ストーリーに必然性や推進力のようなものがまったくない。

 

最初からコメディに徹底すべき。面白キャラクターが何人も出てくるのに、赤井が最もつまらないキャラになっている。設定も人物の名前もいいのに、もったいない。西岡徳馬や小沢仁志などをかっこよく撮ろうとしなければよかったのに、と思う。

 

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あらすじは以下。

大阪新世界。かつてヤクザの組を潰しまわっていた村上勝太郎(通称・勝吉)は、ボクシングジムを営んでいたが、ジムで練習生が覚醒剤取引をして逮捕されたことからジムを畳み、幼なじみの経営する串カツ店で働いていた。ある日、新世界を逃げる少年・徳永武に出会い、勝吉は声をかけるが武は逃げてしまう。また別の日、刑務所の慰問に誘われた勝吉は、かつてともにヤクザを潰してまわった弟分・神木雄司(通称・コオロギ)と再会。その後、釈放されたコオロギは勝吉とともに串カツ屋で働き始める。そして、武が悪徳宗教団体に捕まっていることを知った勝吉は、コオロギとともに悪徳宗教団体へ乗り込んでいくが、そこで2人の前に立ちはだかる女幹部のチャマリは、かつて勝吉をボクシングの道へ導いた元チャンプの娘・琴音だった。