私的備忘録なのに、気がつけば前回から1週間が経っている。何をしていたのか、記憶も定かではなくなっている。
16日(土)、42年前の学級担任をした新横浜在住のA君と菊名の日本料理Hで3年ぶりに呑む。きっかけはご尊父が逝去されたという年賀欠礼のはがきを貰ったこと。何度かお会いしたことのあるユニークなお父さん、知らなかったでは済まされない。
「教員を否定するような考え方は、赤田さんから受け継いだものだ」とA君は言う。そうかもしれない。77年・・・自己否定という言葉がまだリアリティを持っていたころ。映画は『カッコーの巣の上で』。看護師も教員も、患者のために、子どものためによかれと思いながら、対象をスポイルする存在。教師権力者論・・・。
帰りに一人でRに寄る。
19日(火)授業日。H先生、G先生に本を届けに行くも研究室は照明が消えていて不在。学科の事務室に行って本を預ける。講師室と教室の往復しかしないため、事務職員はみな初めて会う人たち。だれこの人?という戸惑いの空気を感じる。
夜、岡崎勝さんが愛知からできてくださり、打ち上げと打ち合わせを横浜線小机の日本料理Mで。編集のEさんと3人。ふだん、引きこもり気味なので、聞く話みな新鮮である。愛知県の政治状況など。岡崎さんの広さ、深さに驚く。
この日、変形労働時間制導入の給特法改正案が衆議院を通過。ほぼ、これで成立は間違いない。教員の働き方改悪そのもの。
桜を見る会と沢尻エリカの報道は多いが、この問題はほとんど報道されない。べたの小さな記事だけ。気を吐いているのは「赤旗」。連日、詳細にこの問題を取り上げている。国会でも衆議院議員の畑野君江さんが熱心に取り組んでいる。参議院から鞍替えしたり、当落を繰り返しながらも、畑野さんは長い間教員の労働問題に真摯に取り組んできている。2000年だったかの教員の勤務時間把握に関する厚生労働省通知問題も大きく取り上げたのが畑野さんだった。
理路整然と持論を展開する畑野さんは尊敬に値する、共産党を支持はしないけれど、選挙では畑野さんに投票することが多い。しかし、どういうわけか38年間の在職中に共産党の活動家の方とお会いすることは、特に後半の20年間はほとんどなかった。他の職場ではまれにバリバリやっている人の話は聞いたが、ドンパチやるよりも地道にキャリアを積んで…という人が多かったのかもしれない。
上のyoutubeは、議論の外枠がよく分かる。予算委員会のものがあればもっとわかりやすいのかもしれないが。
今日21日(木)は、かかりつけのP医院の定期受診日。二人で出かける。
Pという頭文字の医院は全国でも珍しいと思う。診察の中身とI医院長の含蓄のある話もお気に入りなのだが、ここの庭のたたずまいも気に入っている。
いつもきれいに手入れがされているので、いつだったか受付の女性に「どなたが?」とたずねると、I先生がやっているとか。内科なのに診察は週4日、すべて予約制というシステムだからこその手入れ時間なのだろう。待合室は庭に面し全面がガラス張り。まんなかに池があり、松や紅葉などの花木。時々、メジロがミカンをついばんでいたりする。
夜は、旧知のIさん夫妻と鶴間駅で会うことに。4人で会うのはほぼ1年ぶり。
明日は、MさんのいとこのMiさんの一周忌の法要のため、二人で会津へ。明日の最低気温1度。10度近い開きがある。