『本気のしるし』232分かけて男女のどろどろの転落劇・・・というので楽しみに見たのだが、 終わってみれば、これって純愛映画?

22日、曇天。またもや気分が晴れない。映画に行くことにした。

若葉町のジャック&ベティ。

4時間近い映画、昼飯が食えないので、まだ11時前だが日ノ出町駅前の富士そばでてんぷらそば。朝食が5時過ぎだから特に早いわけではないが。

 

『本気のしるし』(2020年/232分/日本/監督:深田晃司/脚本:深田晃司・三谷伸太朗/出演:森崎ウイン 土村芳 宇野祥平 石橋ケイ 北村有起哉

 『淵に立つ』(2016)『よこがお』(2019)、どちらもけっこうおもしろかった。

これも232分かけて男女のどろどろの転落劇・・・というので楽しみに見たのだが、

終わってみれば、これって純愛映画?。

ぞくぞくしたシーンは冒頭のコンビニと踏切のシーン。

土村芳演じる浮世の人格的に壊れているのに男性を強く惹きつけるアンバランスぶり。

これがそのままどろどろの転落劇へといけばすごい映画になったのだろうけれど、

浮世はそれほど変な人でもなく、途中からどんどんまともでいい女になっていく。土村芳、そのままの清楚な雰囲気、こわれない。

やくざの脇田(北村有起哉)は悪役になりきれないし、浮世の亭主の葉山もなんだか中途半端。

森崎ウインは若い男の正義感と冷めた感覚がないまぜになった役をうまく演じている。

 

カンヌの審査員に好かれているふうの雰囲気がないわけではないが、232分かけてつくる映画かな。

 

途中に休憩が入った。

 

帰途、の下を通ってピおシティ。ホームベースで一人呑み。この地下一帯、昼間から飲める店が増殖中。3時過ぎだけどどこも客が入っている。新しい店がざっと5,6軒。