大相撲9日目。
貴景勝は一昨日再出場して碧山に引かれて負け。昨日から再び休場。不戦勝となった栃ノ心、先場所貴景勝に敗れて大関陥落、貴景勝は優勝を決めて大関昇進。明暗のくっきり分かれた取り組みだった。
今場所栃ノ心は、10勝をあげれば大関に復帰。このままいけばほぼ復帰は確実。貴景勝が復帰のための後押しをしたことになる。
明け方、ダイジェスト版を見る事が多い。味わいはないが、それなりに楽しめる。
きのうおもしろかったのは千代丸と照強。からだの大きな千代丸の後ろに回った照強、牛から千代丸の左足に内側から足をかける。これがものの見事に決まり、千代丸は倒れる。
アナウンサーは間髪を入れずに「送り倒しで照強の勝ち」、場内発表も同様のアナウンス。しかしあとになって「送り掛け」に変更される。2000年12月に追加された決まり手だとか。幕内では初めての決まり手。幕下では、この照強の付け人の翠富士が2017年に決めているという。
もう一番、妙義龍と高安。高安の一方的な相撲にみえたが、妙義龍が簡単には落ちずに大相撲に。結果は高安の勝ちだったが、見応えのある一番だった。
気になる服部桜。今朝の朝刊の「県内の力士」欄を見ると、一番下に白星が見える。「勝ったのか?」と思ったが、よくよく見ると同じ「桜」の付く山本桜の間違い。1勝4敗。一段上に東序の口33枚目の服部桜、5敗。
山本桜は西序の口34枚目、正式の名前は山本桜友己守(やまもとざくら・ゆきもり)、初土俵がついこの間の3月場所。横須賀出身。序の口34枚目は番付の一番下。式秀部屋所属。師匠は北桜。
はてこの師匠、あまり印象にない。記録をみると最上位が前頭9枚目。幕内の戦績が70勝110敗。通算12場所2年間の幕内生活を送った力士のようだ。
服部桜もこの式秀部屋。この部屋の力士の多くがしこ名に『桜』が付く。まだ関取はいない。最上位の力士が三段目。新興の部屋のようである。
それにしても服部桜は勝てない。デビューから22場所。2勝143敗である。
5月20日、卒業生のAさんとお昼を食べる。5年ぶり。27歳になる。会った瞬間に、変わったなと思う。目に力があって、生き生きしている。
居酒屋のランチもいいですよ、ということで、『NIJYU-MARU』という居酒屋へ。
和定食中心だろうと思ったら、洋食・和食からアジアンテイストまでバラエティに富んだメニュー。これは客を飽きさせない。
Aさん、あちこちにぶつかりながら、ようやく拠って立つ場所を見つけたようだ。
前回会ったときに比べ、なにしろ表情が明るい。
具体的には書かないが、長い間生きづらさを抱えて、あちこちに頭をぶつけながら10代から20代を過ごしてきた。「いま、一番幸せだと思う」と云える表情が輝いてみえた。変われるというのはすごいことだなと思う。
話は多岐にわたったが、映画の話題でも盛り上がる。
夜、大学時代の友人K君とYさんと上大岡で呑む。二人は大学以来のカップル。近況に始まり、いつものことながら、話題は映画から詩や短歌、小説などに。
K君、朝日新聞の投稿歌壇に何度か選ばれているという。互いに国文科卒とはいえ、私などは文学とは遠いところで生活してきたが、40年以上を経て、短歌の実作に意欲的に取り組んでいるK君、尊敬に値する。
お土産に、復刊された桐山襲(きりやま・かさね)『パルチザン伝説』(2017年)をいただく。初版が1984年。読んだ記憶がある。今読めばどんな感興があるのか。帯は古川日出男に星野智幸。時代は変わっている。
私のお土産は、鈴木常吉のCD。Yさん「ああ、あの深夜食堂の…」。そう、テレビドラマと映画『深夜食堂』『続・深夜食堂』の音楽を担当し、佐藤泰志原作の映画『オーバーフェンス』に出ていた鈴木常吉さん。
雨もよい。夕方から雨との予報が出ていたのに、傘を持ってこなかった。地下鉄から湘南台で乗り換え、中央林間に着いたらざんざん降り。行列をつくるタクシー乗り場の屋根の切れ目。濡れる。寒くないから助かる。
15分ほど待って乗ったタクシー、珍しく会話になる。拙宅近くの民家レストランのシェフで経営者といとこ同士とのこと。このお店、何度か入ったことがある。シェフは元品川プリンスホテルのシェフとして長年働い方だそうだ。
https://youtu.be/lvp1jE4Ou1c?t=20
お店の前に無人の野菜販売所がある。この野菜をつくっている方もいとこのようだ。ここからも時々を買う。
タクシーの運転手さんとつながることもある。