『SEOBOK  ソボク』韓国のSFサスペンス映画。ソボク(徐福)は紀元前に不老不死の薬を求めて3000人の子どもと技術者、財宝とともに日本に渡った伝説上の人物の名前。

映画備忘録。9月1日。あつぎのえいがかんkikiの2本目。

『SEOBOK  ソボク』(2021年製作/114分/G/韓国/原題:Seobok/監督・脚本:イ・ヨンジュ/出演:コン・ユ パク・ボゴム チョ・ウジン/日本公開:2020年7月16日)

 

永遠の命をもつクローンの青年と、彼を守ることになった余命わずかな元情報局員の運命を描いた韓国発のSFサスペンスドラマ。余命宣告を受けた元情報局員の男ギホンは、国家の極秘プロジェクトによって誕生した人類初のクローン、ソボクの護衛を命じられる。ところが任務開始早々、何者かの襲撃を受ける。からくも生き延びた2人だったが、人類に永遠の命をもたらす可能性を秘めたソボクの存在を狙い、その後もさまざまな勢力が襲ってくる。危機的な状況の中で逃避行を繰り広げるギホンとソボクは、衝突を繰り返しながらも徐々に心を通わせていくが……。「新感染 ファイナル・エクスプレス」のコン・ユが元情報局員ギホン、ドラマ「青春の記録」のパク・ボゴムがクローン青年ソボクを演じる。監督は「建築学概論」のイ・ヨンジュ。

                          (映画ドットコムから)

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クローンとかIPS細胞とかいった先端の生化学?の話題にはまったくアタマガついていかない。倍のスピードで細胞分裂を繰り返し急速に成長し、永遠に生き続ける。それらしい説明にも???だ。

永遠に死なない命を預かったクローンの青年ソボクが、自分は一度も眠ったことがない、眠るとはどういうことか?と尋ねるシーンがある。ソボクとは徐福の韓国語読み。タイトルは、徐福という人物が秦の始皇帝に、東方に不老不死の薬があるとして3000人の子どもと技術者、そして財宝をもって日本に渡ったという伝説からとったという。

 

眠ることが死ぬことに似ているのなら、人間はなぜ眠ることに恐怖をもたないのか。

それはいつか目覚めることを知っているからだとギホンが答える。

目覚めない眠り、永眠?こういうやり取りがいくつも。けっこう新鮮。

不老不死は人間の永遠のテーマ。

クローンの青年の念力による破壊の迫力、CGによるものだが迫力がある。

道路を使ってのカーチェイスも日本の映画とは比較にならない。

韓国映画の特撮技術はかなり高いようだ。ストーリーはかなり安直なものだが、映像と音響で最後まで見てしまった。

ふたりの演技のほかにチョ・ウジンという役者が印象に残った。

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