きのう朝は冷え込んだ。明け方に雨が降り始めた時は8℃ぐらいだったが、夕方には2℃まで下がった。まさに寒の戻り。
決意とまで書いたのは、この映画6時間を超える大作だからだ。11月に封切られたが見る機会がなかった。ここにきての上映決定はあつぎのえいがかんkikiの大英断。この英断に応えなくてどうする?
直近で見た長い映画は『牯嶺街少年殺人事件』。調べてみたら236分。1本の映画としては、372分は今まで見た中で最長(高校生の頃に『人間の条件』全6本一挙上映9時間31分を見たが、6本はそれぞれ単独で公開されたもの)。
上映開始は9時10分。恒例の散歩は雨も降っていることだし中止、冬支度をして雨の中出かける。
瀬谷駅行きの7時50分のバスに乗る。
昨日の夜から、23日のゼレンスキー大統領の日本の国会での演説のことが気にかかっていた。
アメリカ上下院でのオンライン演説では、与野党の議員が総立ちになって拍手する姿が何度も報道されている。
日本も、立民の議員がウクライナ国旗の色のシャツとネクタイをして質問したり、一時は共産党が防弾チョッキの供与を認めるなどするくらいだから、同じような光景となるかもしれない。
これってもしかしたら日本の分水嶺になるんじゃないか?という気がかりがある。
ただの演説ではない。
ゼレンスキーは2月24日以来の強烈な露出によって人気を博し、オンラインという便利な手段を使ってEU,NATOの西側諸国を上手に使おうとしているように見える。
迷惑かもしれないが、せめて今考えていることを友人に送っておこうと、バスの中でLINEに書き込んだのが、下の文章。見直しも推敲しないひどいものだが、「気がかり」を伝えたかった。
ゼレンスキーの国会演説、心配です。れいわ以外、皆大拍手でウクライナ支持を表明するのでしょうか。古い話ですが、第二次世界大戦時、ソ連は日本が独、伊との三国同盟締結に大変敏感でした。前から独伊、背後から日本の脅威を感じていたからです。それを防ぐための日ソ不可侵条約でしたが、終戦直後、ソ連は平気で破りました。
国会が全面的にウクライナ支持を表明すれば、ロシアからすれば日本は完全な敵国となるわけで、平和条約どころか日ロ国境線での紛争を仕掛ける可能性もないではありません。すでに日ロ平和条約についてはロシア側から「中断」の通告がされています。
ロシア、ウクライナの非戦を主張する民衆との連帯がもっとも重要ですが、ウクライナ政権と同一化するような、NATOと一体化するような決議は無用だと思います。ゼレンスキーは、一緒に戦ってほしい、戦わないならば武器の供与を求めるでしょう。すでに防弾チョッキをアメリカ経由で渡しているのですから危ういですね。欧州のようにまとまって対応するわけでもなく、なんの危機感もなくのどかにウクライナ支持などすべきではなく、独自の和平、停戦路線を歩まないと、第三次世界大戦を招かないとも限りません。
国際政治の難しさはよくわかりませんが、外から見ると日本はどう見えるか、もっと敏感にならないとと思います。
鶴間公園のスイセン
ゼレンスキー大統領の演説は、今夜18時から行われる。
日本の国会議員はどうこれに対応するか。
しっかり見ておかなければならない。