『ウエスト・サイド・ストーリー』長尺の157分、長さを感じさせない。堪能。

映画備忘録

3月4日、グランベリーパークシネマ。

『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021年製作/157分/G/アメリカ/原題:West Side Story/監督:スティーブン・スピルバーグ/出演:アンセル・エルゴート レイチェル・ゼグラー アリアナ・デボーズ リタ・モレノ/日本公開2022年2月11日)

スピルバーグがウエスト・サイド・ストーリーを撮るとどんなことになるのだろう。

チケットを予約したときに15時45分開映いうちょうどよい時間を見つけ、そのまま購入。決済が終わってよくよく見るとシニア料金なのに1800円。げぇ、特別料金?と思ったら、15時45分はIMAX版。通常版は早朝9時と夜の9時。

IMAXは久しぶり。始まる前のIMAXの宣伝がすごいが、本編を見ているうちに何も感じなくなってしまった。馴れたということか。

1961年版のリメイク。今回バレンティーナ役を演じたリタ・モレノは1961年版ではアニタ役を演じていいたそうだ。50年を経てリメイクの映画に出演とは驚く。素晴らしい演技だった。

1950年代の時代考証がすごい。再開発のために建物が取り壊され始めたマンハッタンのセット、走るアメリカ車、人々の服装、何より映像そのものが古い映画の色彩感を出している。

カメラワークは古そうに見えて新しいと感じた。

ダンスもすばらしい。歌はもっと素晴らしい。トニーとマリアだけでなく、完璧。

セリフから歌に入るタイミングで何度もゾクっとした。

バーンスタインの音楽はまったく古びていないと感じた。

むずかしいことはよくわからないが、長尺の157分、長さを感じさせない。堪能。画像2