昨夜、2時間ほどのオンライン呑み会。
定年退職してちょうど7年が経つ。最後に勤めた職場の人たちとのオンライン。
福岡、徳島、香川(福井)。いったん横浜の学校に就職して、数年たって地元の教員採用試験に合格して戻った人たちが多い。
横浜にいた時は首都圏の話し方をしていた人たちが、地元の言葉で自然に話している。こんなに味のある言葉をもっていたのかとちょっと感動する。
呑み会と言っても飲んでいるのは私ともう一人だけ。あとの人はお茶やノンアルビール。
シルバーの夕方は夕食を食べるだけだが、若い人たちは小さな子どもたちがいていろいろと忙しい。
なかなかつながらないと言って電話で参加するシルバーも。
仕切りがいないからそれぞれ自由にしゃべる。6~7人だとミュートをかけなくてもハウリングは起きない。がやがや感はしっかりある。
互いの近況を話すうちに仕事の話に。
部活、どうなってる?マスクももうあんまりつけていないし、普通にやってるよ。いやいや、こっちは週4日間しかできないし、朝練も中止しているよ。こっちも4日間だけど
大会やってるし、今日も行ってきたよ。
地域によって大きな違い。通勤距離40㌔という話もあった。
話しているうちに唐突に訪れる一斉沈黙。画面の中の顔を見渡す。いきおい話そうとすると、すぐかぶる。リアルなら起きないこのアウン感のなさ。
各地の幼児たちがその隙間を埋めてくれる。5歳くらいまでの幼児が5人参加。2歳のみゆちゃんが竹内まりあを歌ってくれた。
コロナでなくても、これだけ広範囲に住んでいる人たちが集まるのは簡単ではない。
日曜日の夜を家庭に設定したのは私。無理に付き合わせてしまったかもしれないが、楽しい時間だった。
備忘録。今日は映画。
『カポネ』(2020年/104分/アメリカ・カナダ合作/原題:Capone/監督:ジョン・トランク/主演:トム・ハーディ/日本公開・2021年2月26日)
・・・カポネの知られざる最晩年を新たな視点で描き出す。1940年代。長い服役生活を終えたカポネは、フロリダの大邸宅で家族や友人に囲まれながらひっそりと暮らしていた。かつてのカリスマ性はすっかり失われ、梅毒の影響による認知症が彼をむしばんでいる。一方、FBIのクロフォード捜査官はカポネが仮病を装っていると疑い、1000万ドルとも言われる隠し財産の所在を探るべく執拗な監視を続けていた。カポネの病状は悪化の一途をたどり、現実と悪夢の狭間で奇行を繰り返すようになっていく。
(映画ドットコムから)
手帳を見てみたら3月16日に『この世界に残されて』と一緒に見ている。『この世界に…』がしみいるようないい映画だったせいか、『カポネ』は薄っぺらくて面白みがなかった。
1977年生まれの人気俳優トム・ハーディがカポネの晩年の狂気をよく演じていると思うが、奇行の不気味さだけでそれ以上の情感のようなものが感じられない。
とりあえず最後まで見たが、最後の殺戮シーンもなんだかなあという感じ。
11年になるテレビを1月に新しくした。二人とも目も悪くなってきているのでなるべく大きいのがいいとかなり無理をして65インチのものにした。今までは42 インチだった。
今どきのテレビはインターネットに接続する。今まではスマホからHDMIでつないでみていたAmazonプライムビデオがふつうにみられる。無料のyoutubeもabemaTVもすぐにそのまま。
音声検索もあって「ジャズピアノを聴かせて」というとyoutubeがジャズピアノの演奏をランダムに選んでずっと流してくれる。テレビを見ていてなんだこれは?と思ったことは声に出して聞いてみる。ある程度のことは教えてくれる。番組のクイズに答えたのは初めて。知らない間にテレビも進化していた。
ただ、困った点が二つ。お金を惜しんでBLレコーダーにせずに外付けHDにしたこと。一つの番組を録画すると同じ時間のものが録画できない。
今まで使っていたものはテレビと一緒にMさんの部屋に移ったので、そちらでは多重に録画できるのだが。
もう一つはこのテレビ、時々いうことを聞かなくなること。
別売のサウンドバーというのをつけたのだが、ある時、音が出なくなった。販売店に持ち込み、ソニーに見てもらったら「問題なし」。
結局、原因はわからなかったが、届けてく設定してくれた配送の若者が「こういうのもできますね」とHDMIを使って接続したら、スピーカーのリモコンを使わなくてよくなった。HDMIは別売りだから最初の配送の若者はただふつうにテレビとスピーカーをつないだだけだったということ。瓢箪から駒?
ある時、リモコンの電源は入るのだが、それ以外、全く応答しないということがあった。初期不良か?
いろいろ調べてみたら、ソニーのサポートで24時間、LINEで質問を受け付けるシステムがあるのに気がついた。
パソコンのサポートなどなかなか電話に出ないし、電話代がかかったりするが、これは症状を伝えると、文字ですぐに返ってくる。
機械ではないと思うのだが、とっても丁寧な対応。韓国か中国系の女性の名前で応答する。
「リモコンの電源以外、動かない」と入れたら、
「リモコンの電池を抜いて、電源ボタンを10秒押してください」
そんなんで直るのかと半信半疑でやってみたら、一発で復旧。
故障と言っても、これはテレビというよりパソコンのようなものかと納得。「再起動」とか「電源の抜き差し」などで解決する。部分的に壊れているというより、どこかで信号?が目詰まりを起こしていることのようだ。
昨年5月ごろから始めた夕方に映画を見るという習慣。「薄暮シネマ」と名付けたが、格段に見る楽しみが増えた。
ざっと挙げてみる・・・(勝手に五つ星)
『夢売るふたり』(2012年/137分/日本/出演:松たか子・阿部サダヲ)★★★</p>
*松、阿部二人の達者な役者がそろうとつい引き込まれてしまう。
『はじまりへの旅』(2016年/119分/アメリカ/日本公開2017年)★★★☆
*70年代っぽい?こういう映画がアメリカでも見られて、日本にも輸出される。
『グッドネイバー』(2016年/98分/アメリカ/日本での劇場公開はなし。2017年にDVD発売)★★★☆
*最後までしっかり見た。日本で公開されてもそこそこ見られたのではないかと思うのだが。悪くない。
『嫌がらせのお弁当』(2019年/106分/日本/主演:篠原涼子)★★★☆
*話題作、暇つぶしのつもりでみたが、丁寧につくられていると思った。よかった。
『ベテラン』(2015年/123分/韓国/主演:ファン・ジョンミン/日本公開2015年)
★★★★
>
*韓国映画によくパターンだが、これは完成度が高くて引き込まれた。
『ロープ 戦場の生命線』(2015年製作/106分/スペイン/日本公開2018年)★★★☆
*こびないところがいい。
『ヒトラーVSピカソ 奪われた名画のゆくえ』(2018年/97分/イタリア・フランス・ドイツ合作/日本公開2019年)★★★</p>
*すごい緊張感、徹底したリアリズム。ヒトラーものをつくり続ける欧州の映画界はすごいと思う。
『愚行録』(2017年/120分/日本/出演:妻夫木聡・満島ひかり)★★☆
*原作を先に読んでいたので、これはちょっといまいちで…。
『罪の余白』(2015年/120分/日本/出演:内野聖陽)★★
*これも広がりがないというか、先が見えてつまらない。
『ろくでなし』(2017年/106分/日本/出演:大西信満)★☆
*まあ失敗作だろうなあ。
『プラハのモーツアルト』(2016年/103分/チェコ・イギリス合作/原題:Interlude in Prague/日本公開2017年)★★★
*ストーリーのスケール感がない。音楽をもっと聞かせてほしい。
『ザ・ハント ナチスの狙われた男』(2017年/135分/ノルウェー)★★★☆
*迫力あり。最近のナチスを扱ったものでは出色だと思う。
『グランドファーザー悲しき復讐』(2016年/92分/韓国/出演:パク・クニョン)★★
*韓国のこれふうの映画そのもの。悪いとは思わないが・・・・。
『特捜部Qカルテ番号64』(2018年/100分/G/デンマーク・ドイツ合作/日本公開2019年)★★★☆
『特捜部Qキジ殺し』(2014年製作/119分/デンマーク・ドイツ・スウェーデン合作/出演:ニコライ・リー・カース/日本公開2016年)★★★☆
『特捜部QPからの伝言』(2016年製作/112分/デンマーク・ドイツ・スウェーデン・ノルウェー合作/日本公開2017年)★★★☆
*3作とも楽しめた。ニコライ・リー・カースの対人関係のダメさが映画を面白くしている。
『タロウのバカ』(2019年/119分/日本/出演:菅田将暉・仲野大賀・YOSHI)★★☆
*大森立嗣という監督は出来不出来の幅が大きい。これはええ加減な映画だが、YOSHIという俳優の面白さ、ちょっとびっくり。
『透明人間』(2020年製作/122分/PG12/アメリカ/エリザベス・モス・日本公開2020年)★★★☆</p>
*映像に深みは感じるが、そこまで。