パソコンの修理は時間がかかる

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Mさん丹精の庭のブロッコリー


1月27日午後、パソコンが動かなくなった。突然のこと。

今までにもネットがつながらなかったり、メールが送れなかったりはあったが、どのアプリも開かないというのは初めて。困ったときの再起動も効果なし。

次の日、ケーズデンキの中のPCデポに持ち込む。

 

HDDが壊れてしまっているからメーカーに修理に出すという。どのくらいかかるの?

「2週間くらいですかね」

2月10日か。しかたないか。

 

買い求めたのが3年半前、5年保証をつけてあったのでHDDの取り換えはメーカーがやるとのこと。

 

「お客さん、データ、どうしますか?バックアップ、取ってありますか?」

バックアップを取ることを勧められたことは憶えている。しかし・・・。

「とってません」というと、あきれた顔をされる。

「できるだけデータを取り出してみますが、壊れているものもあると思います。ちょっと調べてみますね。結果は電話をします」

 

次の日、電話があった。「おおかた取り出せそうです。どうしますか?」

「どうするって?お願いしますよ」

「いや費用ですが、250ギガまでだと33000円、それ以上だと44000円かかりますが」

3万円は痛いが、データが残らないのではどうにもならない。

「で、どのくらい時間かかりますか?」

「2日ほどでなんとか」

 

ここからが大変だった。データ取り出しの要した時間は、2日どころか9日間。

その間、何度も電話をするが・・・。

どういう仕組みになっているかがIT音痴の私にはわからない。プロなんだから大体の見当はつくのではないか。2日と言いながら9日かかるというのは「いかがなものか」と思ってしまう。しかし初めてではない。この20年余り、不具合が起きると思いもかけないほど修理に時間がかかる。そのくらいパソコンは微妙な仕組みということなのか。

自宅に来てもらって修理をお願いして修理を見ていると、症状を見て「おかしいのはここだ!」というのでなく、あれもこれもといろいろと触っているうちに「ああ、ここだったのか」というふうに見える。それがパソコンというものなのだろうか。それとも私の見方が変なのか。

 

2月5日にデータ取り出し終わりましたの連絡があった。呼ばれて行って説明を聞き、データの確認をする。全部は救われなかったようだ。

「で、これからメーカーに出すんですけど、修理が上がってきたら初期設定はお客さんのほうでしますか?」

できるはずがない。やったことなど一度もない。IT音痴だ。

 

「そうですか。分かりました、こちらはええっと11000円かかります」

地獄の沙汰も・・・。

 

そして待つこと2週間、2月21日。

「必要な書類とCDを持ってきてください。設定は1,2時間で終わりますので」

どこかで信用していない自分がいる。パソコン修理は予定時間では終わらない。

 

悪い予感は的中する。自宅に戻っていると、電話が2回。

メールのプロバイダにサーバー情報を聞いてくれが1度。

パスワードを確認してくれが1度。

そんなものがいるなら初めに言えよ、と思う。

 

その後5時間以上なしのつぶて。こちらから電話をしても呼び出し音が鳴るばかり。

 

直接会って話すことに。よほど怖い顔をしていたんだろう。

若い店員は私の顔を見て固まっている。

「なぜ連絡してこないのか。なぜこちらからの電話に出ないのか。個人でやっているわけじゃないんだから。会社としてこういうトラブルの時にどうするのかマニュアルがあるはずだ。固まっている場合じゃないだろう」

悪い癖、つい交渉の時のように詰めてしまう。

結局うまくいかなかったのでほうっておいたようだ。逃げ場をつくることも大事。

「設定が…」とだけ言うので、じゃあ自分でプロバイダに電話をしてみればと電話番号を伝える。

 

原因がわかる。プロバイダが伝えてきたサーバー情報に間違いがあったことがわかる。

お店もお店ならプロバイダもプロバイダである。

待たされる身にもなってほしい。

で、ようやく解決!パソコンを持ち帰ったのが19時過ぎ。8時間かかったことになる。

 

というわけで、このブログ、ほぼ1か月間お休みした。パソコンが治ってからも先にやらざるを得ないことがあって、あっという間に1週間が経ってしまった。

この間、何人かの方から「ずっと更新されないけど何かあったのか?」という問い合わせをいただいた。

読んでいいただいている。ありがたいことである。

 

季節はいつの間にか春。

先日、次のようなお便りをいただいた。石垣島泡盛を注文すると(これが私がやっている日々の行為のなかで、一番スケールが大きい行為。泡盛は約2000キロ離れた石垣島から届く)、酒蔵の経営者の女性がひとこと書いてくださる。

 

「…今年は庭の桜がたくさん花を咲かせ、春のメジロの花を啄む姿に大変癒されましたが、今は新緑を楽しんでいます。コロナ騒動もワクチンの接種が始まった事で収束も間近ということになりそうですね!お体、ご自愛ください」

 

うちの庭の花のまばらな梅にもメジロがやってくる。石垣島はさくら、そして新緑。2か月ほども早い春。

 

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