いつかしっぺ返しがあるのではないか・・・10万円の「お得感」が一瞬のバブルに終わらなければいいのだが。

朝から曇天。時おり、弱い雨が降る。梅雨本番。

日曜日にはあまり行かないスーパーへ。ここ数日間は、孫の子守があって平日には行けないからだ。

込んでいる。800台以上収容可能の駐車場は満車状態。

 

入店規制が続いている。行列は7、80メートルに。10分ほど待つ。

 

「今日は入荷予告が出てるんじゃない?」とクルマの中で話していたのだが、入り口から横断幕が見える。

紀州みなべの南高梅入荷!」だったかな。

 

いつもなら2週間ほど前に「入荷予告」が出る。例年より入荷そのものが早いようだ。25㎏購入。午後、2人でへたをとる。計量と塩漬けはMさん。

録画したバリバラとサラメシをみながら、一個一個、焼き鳥の串でひたすらへたをとる。横で何もしないで寝ている動物が一頭。

 

先週はらっきょうを3㌔漬けた。

泥付きのものを買ってきて、アタマの細いところと尻の部分を包丁で切り取る。これは私が一人で。洗うのと漬けるのはMさん。例年通り。

らっきょうは切るより洗うのがめんどう。薄皮をしっかりとらないと、食べるときにうまくない。

 

らっきょうと梅、この時期の我が家の風物詩である。

 

長女のダンナの実家からオカワカメの苗をもらった。Mさんがプランタに植えたのだが、元気に育っている。おか惚れとかおか釣りという言葉は知っているし、オカヒジキもよく食べる。オカワカメは初めて。

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NHK趣味の園芸から

調べてみたら、こんな形で繁茂する植物。

南アメリカが原産のツルムラサキ科のつる性植物。和名は「アカザカズラ」。別名「雲南百薬(ウンナンヒャクヤク)」。日本には中国から伝わったらしい。栄養成分に富んだスーパー食材なのだそうだ。

写真のようにはなるべくもないが、プランタの中でそこそこ育ったので食べてみようということに。茹でておひたし。触感はツルムラサキに近い。元来「ヌルヌル系」が好きなたち。夏の間、どんどん育つらしい。

うちの小さな庭で食べられる植物は、みょうが、大葉、アロエにみつば。おかわかめが新しいメンバーになりそうだ。

 

巣ごもり中は食べ物がたのしみ。

今週は山梨からトウモロコシ、広島からアナゴをいただいた。ありがたい。

 

いただいたと言えば、ようやくアベノマスクが到着。

このサイズ。やはりよく分からない。国会審議を見ていても、首相のあごがまるきり出ているマスクはどこか間が抜けている。自分と同じサイズのマスクを全国民に配るという歴史的愚策。世帯にたった2枚。それもマスクのひっ迫が薄まったころの到着、どこまでも間抜けな感じが否めない。

給付金の申込用紙も届いた。

一人10万円は少なくない額だ。

だからこそ、気かがりなことがわたしには二つある。

ひとつは、世帯主に申請用紙が送られ、世帯主の口座に給付金が振り込まれること。

当然、お金は世帯主から家族に渡される。いや、渡さないかもしれない。渡す渡さないは世帯主が決めてしまう可能性がある。給付金が世帯主を経由するのは、単に便宜的な手続きに過ぎないのに、なんだかおかしい。

家長という言葉は死語なのに、亡霊のように生きのこっていたりしないか?

逆もある。

子どもたちはどうだろう。赤ん坊ならいいけれど、高校生や中学生ともなれば1人10万円は自分あてに来たものじゃないかと主張をするかもしれない。

いやいや、これはそうではなくて…というはっきりしない理由付けと、どうして自分にはくれないのかという怨嗟の声が、家庭内に充満することはないのだろうか。

 

気になる二つ目は、いつかしっぺ返しがあるのではないかということ。

コロナ税のような形での回収?新しい課税が行われるのではないか。

あわせて年金削減、医療費値上げ、各種保険料の値上げなど。消費税同様薄く広くとるのが税金。

お金の集め方と分配の割合こそが政治。今の政権は定見のない急場しのぎ。とりあえず取れるところからとっておこう、分配は好きなようにやらせてもらう、10兆円を国会審議の埒外に置くのなんかまさしくそれ。

 

世間では倒産や失業が急増しているさなか、10万円は一時的な慰撫策で、その分も含めていつか・・・と考えてしまう。

 

消費税は10%。ポイント還元は6月までだが、そもそも消費そのものが冷え込んでいる。

10万円の「お得感」が一瞬のバブルに終わらなければいいのだが。