見知らぬ人に褒められた。ちょっとうれしかった。
朝の散歩は、ほとんど境川河畔を歩く。最近は人も自転車も多い。コロナの前は閑散としていたのだが。
途中、テニスコートとサッカーグランドのわきに体力強化用の器具が設置されているところがある。
そこでMさんはぶら下がりを30秒×2、私は上の段にぶら下がって逆手で腕を曲げ、首をポールの上に出し足を前に出して静止、これを10秒×2をする。腕力と腹筋。
なんとなく始めただけで、他の人が使っているときはスルーして帰ってくる。
Mさんの生真面目さに比べ、私は日によって1回しかやらなかったり、10秒やらずに辞めてしまう日がよくある。
今朝は、短パン姿の中年の方が先にいて、上の段にぶら下がって懸垂を4回、さすがに若い。
そのあとに私がいつも通り10秒、首をポールの上に出して静止して降りたら、短パン姿の方がニコニコしながら
「ダンナさん、すごいですねえ」
この歳になって、ひとから褒められることなどない。まして体力のことで。
見た目の老けぶりからそう思われたのだろうか。
それはそれでいい。知らない人に褒められる、ちょっとうれしかった(笑)。