忘年会など、人付き合いが少ないせいか一度もない。
それでもぽつぽつと人と会う。
17日、今年最後の授業だったので、帰途の田園都市線溝の口でEさんと会う。特に用事はないのだが、数日前に「まだ空いていたら」という連絡があった。
知っているようで知らない溝の口。
どこかちょっと小体でつまみのうまい店はないかと事前にリサーチ。
頭文字「Z」という店に鼻がうごめく。ネットでは判断がつかない。行ってみる。
カウンター5~6席、小上がりテーブルふたつの小さな店。
作務衣姿の年配の男性がお運びをしている。調理場には白い帽子に白衣の料理人。
2人とも不愛想だが不親切ではない。
内容、予想以上。驚いた。詳しくは書かない。
23日、高校時代の同級生S君、11月には予定が合わなかった。12月初めに再度連絡があった。
「(わたしが)呑んでいるみたいだから」
ブログを見ているらしい。
アルテリオ映像館に行くときにしか下りない駅。
S君、行きつけの店へ。呑み放題だという。S君が
「ちょこちょこ頼むと面倒だから」
と云うと、お運びのロングドレスのお姉さんが赤ワインのボトルを置いていく。剛毅である。常連の強み。
2時間という枠なのに結局2時間半ほど。
話は映画の話題がほとんど。
なのに互いに見た映画が重なるものがほとんどない。S君は1950年だから60年代の邦画が好きだ。私は何でも見る。
2人とも見た映画があった。『きみの鳥はうたえる』。S君は、この佐藤泰志原作の映画、あまり気に入らなかったようだ。そのうえ、映画の中での石川静河が踊るダンスがよかったと書いた私のブログにも不満があるよう。
「そんなにいいと思わなかった」
『海炭市叙景』や『オーバーフェンス』など函館三部作、S君が気に入りそうな映画だと思ったのだが。
ダンスと言えば、最近の映画ではやはり『ジョーカー』のアーサーが踊るダンス。
それと、韓国映画『母なる証明』の最初に、母親が草原で踊るダンス。
今年みた3つのダンス。もう一つあった。アルゼンチンの映画『永遠に僕のもの』で主人公の少年が踊ったダンス。これで4つ。
ダンスなど踊ったことがないが、ダンスを見て「いいな」と思う。不思議なものだ。
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