県立美術館別館「ふたたびの近代」

10日前、12月19日。藤沢のPクリニックの定期受診。天気がいいので早めに出かけて鎌倉へ。

私は一つ用を足して、横浜まわりの横須賀線。Mさんは、小田急線経由の横須賀線

大船から同じ電車に乗っていたらしい。早く着いたのに、それぞれに時間をつぶす。る。 

小町通りを歩いて、鶴岡八幡宮の北側を通って県立美術館別館。「ふたたびの近代」(リニューアル・オープン記念展)を見た。

 

松本俊介、岸田劉生藤田嗣治萬鉄五郎佐伯祐三など。これら以外で印象に残他tのは、横山潤之助《風景》、小杉武久ヘテロダインⅡ》、そして麻生三郎《人のいる風景》。

 

《人のいる風景》は、じっと見ていると、暗闇から椅子に坐っている人物がほの見えてくる。なんだか気にかかる。川村美術館でマーク・ロスコーを見た時のような不安な感じが似ていると思った。

 

ヘテロダインⅡ》は、4つの扇風機にスピーカーをつけて、首振りによって音のうねりが発生するもの。羽の動きが微妙にずれているせいか、繰り返し、がない。

 これもまた不安な感情を呼び覚ます。

 

《ふたたびの近代》という特別展だが、二つとも《近代》の枠組みからかなりはみ出していると感じられた。

 

小町通りは、歩くのも大変なほど混雑。平日の、それもかなり肌寒い日なのに。

 

外国人、とりわけ中国人観光客が多い。韓国語はほとんど聞こえてこない。みかけ、それと見て外国人とわかる人、全く分からない人。

 

団子のようなものを立ち食いする6~7人の集団が店の前で大きな声を出して群れている。

これは中国の人達だろう、と思って近づくと日本語が聴こえてくる。

 

中国人観光客に振る舞いに対して、どこかで忌避感、差別感のようなものがあるからだろう。

国籍に関係なく無礼な人たちは居るということは分かっているつもりなのに。

 

まめやで試食とおみやげ、鎌倉ハムの店でお歳暮用にハムを購入。

 

Pクリニックにはいつものように静かな時間が流れていた。診察を終わって穏やかな気持ちで帰途に就く。

いつものように鶴間の居酒屋で八海山。

 

数日後、店のブログで年内で閉店のお知らせ届く。