大相撲九月場所13日目の寸評・読み飛ばし読書の備忘録⑫ 『ひそやかな花園』『月と雷』(角田光代)

大相撲九月場所、もう13日目。

 

白鵬もいなければ鶴竜もいない。

 

大関は高安が休場。豪栄道栃ノ心はカド番。それぞれ8度目と3度目。最近、毎場所誰かがカド番。ちょっと情けない。

 

話題は、優勝で大関返り咲きを目指す貴景勝と、それを阻止して大関への足掛かりを得たい御嶽海の争い。今日、御嶽海、物言いがついたが妙義龍に勝った。

 

嘉風の引退も寂しい。いいなあと思うのは、遠藤。相撲に粘りが出てきたような気がする。今日も琴奨菊に勝った。

f:id:keisuke42001:20190920173702j:plain遠藤

そんなわけで、今ひとつ盛り上がらないなあと思うのは私だけか。

 

毎朝、新聞の県内版の片隅の星取表を見る。気になるのは、相変わらず東序の口34枚目にいる服部桜。今日までに0勝6敗。勝てない。湘南乃海は幕内17枚目ながら5勝2敗。このままなら来場所は関取挑戦か。

f:id:keisuke42001:20190920173546j:plain服部桜

 

同じ幕下27枚目に、元大関照ノ富士がいる。46枚目には千代の国も。怪我が原因で低迷している二人、実力は折り紙付き、早く元気な姿を見せてほしい。

 

心待ちにしているのが宇良。現在、西序二段36枚目。休場中である。683人いる力士のうち、下から100人目ぐらいだろうか。まだ怪我が治っていない。早く元気な姿が見たい。

f:id:keisuke42001:20190920173837j:plain宇良

 

今日の取り組みの一番は、貴景勝豪栄道だろうか。豪栄道の意地を見てみたい。今から時間いっぱい。

 

豪栄道、意地を見せた。上手投げで3秒で勝ち!

 

北の富士豪栄道、大勝負に出ましたね」。

 

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少し面白くなってきた。

 

読み飛ばし読書の備忘録⑫

 

『ひそやかな花園』(角田光代・2014年・講談社文庫・単行本2010年)

 

『月と雷』(角田光代・2015年・中公文庫・単行本2012年)

 

 前者はやや深みに欠けた。つくりすぎかな。

 後者は、いい。エキセントリックな人間をじっくり描くのがいつも上手いなと思う。

 『愛が何だ』に通じる面白さ。タイトルもいい。映画は、このブログでも書いたが、小説に比べると面白味がやや減じてしまう。