18日(水)
1か月余ぶりに藤が丘病院へ。朝から秋めいて気温が低く、曇天。
8時半過ぎに病院に着く。9時の予約。せっかち。院内はもうたくさんの人が行き交っている。病院だから、活気があるという言い方はおかしいが、みなどこかしら行先があって、そこに向かっている。
ふだん、人の集まるところに足を向けないので、少し気圧される感じ。
5回目の胃カメラ。正式名称は「上部消化管内視鏡検査」。上部消化管とは食道、胃のこと。ちなみに「下部」は大腸など。
友人に「5回目」とメールを入れたら「抜かされました。私4回。上と下、あわせて」
ドクターは今回もY先生。ゆったりしたテンポで話すので、こちらも力がほどよく抜けて、good。
「お変わりありませんか?」「はい、順調です」。
そうでもないのに、ついよい子ぶって調子よく返事をしてしまう。
血圧計をつけ、薬剤を投入する注射器を固定、酸素飽和度を計測する簡単な装置(たぶん)を指先に付ける。胃の中を広げる薬と、のどの麻酔薬を渡される。
「のどに5秒ぐらい止めておいて呑み込んでください」
口の周りがしびれて来る頃に「鎮静剤、入れますね」とドクター。
看護師とドクターの間で、薬剤の分量を復唱しあう声を聞いているうちに、意識が遠のいていく。
目が覚めた時には検査は終了。30分ほど経っただろうか。半身を起こすも一人で立っては歩けない。看護師に支えられて麻酔を覚ます安静室?に連れられていく。ここで30分ほど眠ってしまう。
手術のときは、ぼんやり目が覚めてもまだ内視鏡や他の機器が外されておらず、激しく嘔吐したことをおぼえている。3時間半を超えたのはやや異例だったと、あとでドクターから聞いた。
今日はどういうかげんか、安静室を出てもふらつきが簡単におさまらない。会計を済ませても、まだ揺れが残っている。
Y先生「特に切除するものもありませんでしたし、きれいだったと思います。詳しくは次の診察のときに」。ほっとする。
外へ出ると雨。予報は終日曇り、だったのだが。けっこうな降り。傘はない。Mさんに迎えに来てもらう。
『夏の思い出』・・・手術3日後、”土用丑の日”のお昼ごはん