久しぶりの遠出。 名古屋で大内裕和さん、内田良さん、岡崎勝さんと話す。

8月27日

退院して1か月。外出はごくわずか。通院とコンサートが二つほど。逼塞?蟄居?状態。

 

今日は珍しく遠出。名古屋まで。

 

岡崎勝さんとつくる予定の「教員の働き方本」の座談会のため。

 

名古屋駅の新幹線下りホームで行列を見かける。きしめんの立ち食いのお店。

 

そそられるが、行列は苦手なので断念。在来線のホームの、行列していないお店でかき揚げのせのきしめんを食べる。

ふつう。

 

何十年も前に在来線〇番ホームのお店がうまいというので、わざわざ食べに行ったことがあった。薄い鰹節が、きしめんの湯気に揺られて踊っていたのを憶えている。

 

 

地下鉄名城線左回りで名古屋大学駅で下車。最初の会場は名古屋学生青年センター。

目のまえが名古屋大学

 

会議室に入ると、すでに岡崎さんと編集の遠藤さんが来ている。

 

時間前に大内裕和さんがみえる。中京大学の先生。「ブラックバイト」という言葉を世に広めた方。

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お会いするのは、17~8年ぶりだろうか。相変わらず若々しい。

 

テーマは「給特法」。14時前から世間話を始めて、すぐに本チャンに。

大内さんは速射砲のように次々と言葉を繰り出す。小気味がよい。

岡崎さんはゆっくりと自説を話す。

 

お二人ともとにかく視野が広い。

 

自分はというと、家族以外とほとんど口を聴いていないせいか、アタマも口もまわらない。視野の狭さは相変わらず。たどたどしくついていくばかり。お二人のお話につい聴き入ってしまう。

 

 

 

終わってトイレに行くと窓の外、ひどい雨。

 

休憩をはさんで、続いて目の前の名古屋大学教育学部で先生をしている内田良さんと第二試合。少し時間を早めていただく。土砂降りの中、歩いて名古屋大学の構内へ。

 

大内さんとの会がデーゲームならば、こちらはさしづめ薄暮試合か。雨中ではあるが。

 

 

内田良さん、初めてお目にかかる。テレビや本の帯などの写真は拝見したことがあるが。

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こちらのテーマは「部活動」。内田さんは部活動や教員の残業についての本を出している。

「出たばかりですが・・・」と新著の『「ハッピーな部活」のつくり方』(岩波ジュニア新書・2019年8月刊)をいただく。中澤篤史さんとの共著。中澤さんは部活動について研究している早稲田大学の先生。今度の本では執筆をお願いしている。

中学生向けに現在の部活動を批判的に書いた本は、前代未聞。夏休み前に刊行されれば読書感想文の対象になったかもしれない。内田さんの本、職員室の机の上に置くと知らないうちになくなることがあるというはなしがある。この本も焚書の対象にならなければいいが。

 

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大内さんも「傍聴したい」と同席。岡崎さんがリードして議論がすすむ。内田さん、ゆっくりと静かな語り口で自説を話す方。

 

最後に、部活動って今後どうすればいいかねという話になり、それぞれ思いを語る。

岡崎さん、部活動何とかすれば少子化に歯止めがかかるよね、と。

 

やっぱり視野が広い。

 

打ち合わせを兼ねて名古屋駅で食事。21時前ののぞみに乗る。遠藤さんと呑みながらよもやま話。新横浜まではおよそ80分。すぐに着いてしまう。

 

Mさんに十日市場駅まで迎えに来てもらう。

 

帰宅したら、岡崎さんの新しい本が届いていた。

 

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