まだ梅雨は明けない。れいわ新選組、2人当選。問われるのは国会だけだろうか。

あれよあれよという間に1週間が経ってしまった。歳月人を待たず、の実感。大げさか。

 

16日、「ドクターストップがかかっていないようでしたら」という元同僚Aさんお誘いにすぐに飛びついて出かける。Tさんと3人で長津田のS。いつものように談論風発。沈黙の時間は全くない。楽しい時間、夜の更けるまで。日本酒と焼酎を少し?呑む。

 

17日、Mさんに1週間早い誕生日を祝ってもらう。市ヶ尾の壱語屋。系列の店にはたまに行くが、ここは12年ぶり。こんなお店だったかと驚かされる独特の重厚感。エントランスが蔵づくり。天井の高い待合室。ダイニングに入る途中に中を覗ける大型のワインセラー。受付にはだれもいない。人声も聞こえない。鎧戸一枚あけると、さわさわと人の話し声が聞こえてくる。何屋さん?焼肉屋です。ビールとワインを少し呑む。

 

19日、広島のNさん上京のついでに声をかけてくださる。横浜西口ジョイナスのちゅら屋。参議院選挙が迫っているせいもあって選挙談義。ほぼ同年代のせいか、共通する経験がいくつもあって、いつもながら楽しい時間。お店はお運びの従業員は細かいところまで気が利いて居心地はよいのだが、いかんせん沖縄料理がやや貧弱。残念。

ビールと泡盛を少し呑む。

 

20日。Mさんが所属するマークコーラスの発表会。会場は拙宅の庭から数メートルのところのマークサロン。たった10名ほどの合唱団。指揮の先生のソロも含めて1時間の発表会。50ほどの座席は満員。私は一番後ろでビデオの撮影をしていたのだが、歌っている方も聴いている方もとっても楽しんでいる。特に歌っている方は、ほど良い緊張感があって高揚しているのがファインダーを通じて伝わってくる。いい時間を過ごしていると思う。

このコンサートを聴くために習志野から娘と孫二人がやってきた。6歳の長女は一番前の座席に一人坐って最後までじっくりと聴いている。おばあちゃんが挨拶をしたり歌ったり、ちょっとダンスをするのが、興味深かったようだ。

夜、久しぶりににぎやかな夕食。ビールと日本酒と焼酎を少し飲む。

 

21日、参議院選挙。8時ごろ、孫二人、らい、娘、私たち6人?で町内会館へ。投票をするのは私たち二人。娘は期日前投票をしてきたとか。

 

消去法で投票するのが習い性になっているため、選挙でライブ感を感じることが全くない。投票した人が当選することもまずない。権利というより義務で投票し続けてきた。

 

今回は少し違う。ALSのかた、重度障害者のかたが受かるようにと記入。夜、大方の当落が判明。投票率48・80%。戦後2番目の低さだとか。

 

政治を志す人はみな「有権者のために」と云うが、そのまえにたいていは名実ともに「おらがおらが」だ。

今回山本太郎が選んだ戦術は違った。もちろん、いずれ自分はどこかでかならず当選するとは思ってはいるのだろうが、それでも議員を降りることはかんたんなことではない。

彼は自分を差し置いて無名のお二人を優先させた。稀有なことだ。

そしてお二人が当選した。被選挙権の行使など考えもしなかった人たちが国会に入っていく。舩後さん、木村さんに励まされる人がどれほど多いことか。お二人の後ろには今まで投票所にさえいけなかった人たちがたくさんいる。

 

これもまた一つのパンドラの箱。箱の中から出てくるものに問われるのは国会だけではない、私たちもだ。

 

見逃していた『未来を花束にして』をみる。イギリスの女性参政権を求める運動体サフラジェットを扱った映画。かなりリアル。邦題ががどうしてこんなものに?原題は”Suffragette”。いいシーンがいくつもある。

その一つ、実力行使も辞さずに闘う女性に対し、

「男になれよ」と皮肉と嫌がらせを込めて軽口を叩く男。それに対し

「あんたもね」。

 

奥泉光『東京自叙伝』。山崎洋子『女たちのアンダーグラウンド』。岩竹美加子『フィンランドの教育はなぜ世界一なのか』.。今村夏子『むらさきのスカートの女』。

 

いろいろ書いておきたいが、明日から入院。ブログは一休み。